日本で初めて人間ドックを導入した松木康夫さんー歴代首相の主治医も
今週は年1回の人間ドックに行った。毎年必ず人間ドックに行っているのは、医師の松木康夫さん(新赤坂クリニック名誉院長)にすすめられたからだ。松木さんには10年以上前に私のゼミの石川忠雄先生のご紹介でお会いした。それ以降、いろいろとお世話になっている。
何と言っても思い出深いのは、この方の古希のパーティだ。東京プリンスの一番大きい部屋に2500人集めてパーティを行ったのだ。この場に歴代首相が5人いたというから驚きだ。挨拶したのは橋龍だけだったが、皆、松木さんの患者だ。芸能人も数多くいて高橋英樹さんとお話した。その後、六本木ヒルズで何度か高橋さんにお目にかかったが、いつも松木さんの話をしている。
私の結婚式にも来て頂いた。総勢30名のこじんまりした会で私は親族以外は6人しかお呼びしなかったが、皆が松木さんのことをご存知で世の中狭いと感じたものだ。政財界にも顔が広く、それなりの人に松木さんの話をすると皆知っている。こういう医師も珍しい。
若い頃ボストンに留学され、そこで人間ドックというものを知ったのではなかろうか。日本で初めて人間ドックを行ったことで知られているパイオニアでもある。元々実家が料亭だったようで、下町の人情をモットーにしている。科学と人間味を両方兼ね備えた稀有な医師と言って間違いない。
個人的にもお世話になっている。人脈が広い方なので、その分野の名医をご紹介頂いたりしている。医者の世界のことも伺ったり、今後も私自身の仕事上も欠かせない方だ。健康に気をつけて、まだまだご指導をお願いしたい。
松木謙公さんが反菅運動へー小沢直系の行動派
民主党の松木議員がいよいよ行動を始めた。この方とは事務所が隣なので以前よくお会いしていた。そのまた隣が山岡賢次民主党副代表の事務所であり、この方も小沢直系で先の代表選では選対委員長をされていた。山岡さんは有名な小説家である山岡壮八の娘婿であり、事務所にも山岡壮八の書が掛けられている。
山岡さんは温厚な方だが、松木さんは過激だ。北海道の北見を中心とする選挙区で、自民党の武部元幹事長と同じ選挙区だ。何と、前は同じフロアに武部さんの事務所もあり、私はよく喧嘩しないでくださいよとご両名に言っていたものだ。先の衆院選では民主党躍進のため選挙区では松木さんが勝ち、武部さんは比例で復活した。
今回の小沢処分は素人目にもどうかなと思われた。誰かが行動を起こすと思ったが、やはり第一の小沢シンパを自認する松木さんがやってくれた。ただし、この行動が無責任と取られると逆効果だ。このあたりは松木さんも注意しているだろう。
菅さんの支持率の低下とか、いろいろな状況を見ての決起だったに違いない。菅さんのマニフェストの簡単な見直しは、これは単純に国民との契約違反だろう。子供手当などの財源は役所の無駄を省くことで出てくるはずだったが、結局は役人にうまくいなされ、逆に焼け太りを許すありさまだ。仕分けもパフォーマンスで終わった。
小沢さんもいろいろとグレーなところはあるが、「国民生活が第一」ということを本気で考えているのはこの人くらいではないか。国民が明るくなるような施策を本当に実現してもらい、小さな政府で財源をつくってくれるのは小沢以外にはないかもしれない。国民はそこに最後の期待をしたはずだ。
松木さんも、単なる政争ではなく、国民生活を守るという点から菅さんはおかしいと筋を通して明確に主張してほしいものだ。
投資で結果的に儲ける人が少ないのはなぜかー「勝ち逃げ」できないことが原因
混迷する中東情勢から原油価格は上昇し、他の資源や穀物など物の値段全般に上がってきている。株も上昇基調だし「今」投資している人は「一時的」に含み益があるだろう。こういう状況は今まで何度もあったが、結果的に投資で儲けた人は本当に少ない。なぜか?
個人的な経験、見解からすると、それは「勝ち逃げ」ができないからだと考える。人々はリーマンショックの痛手から回復しつつあり、こういう時に証券会社などは営業をかけてくる。そろそろ周囲に「株で儲けた」などという人もチラホラ出てくる。簡単に証券マンの誘いに乗り株を買ってみる人が多いだろう。
しばらくは儲かりそうだ。しかし、株価も一直線には上昇しないし、景気も循環するものだ。そのうちに下がりだすと証券マンから「ここが買い時」とか言われ、どんどん財産をつぎ込む。証券マンは現金が残っていれば営業をかける。彼らもノルマに追われる身だ。その結果、塩づけ株だけが増える。証券会社に文句を言っても営業マンはとっくに他の支店に異動している。
これは典型的なパターンだが、証券マンと付き合うと「勝ち逃げ」などは絶対無理だ。彼らは株のプロではないが、「株を売るプロ」だ。あれこれ心理戦で株を買わせる技術は一流なので素人は必ず買わされてしまう。
では、ネットで株の売買をしている人はどうか。これも勝ち逃げは本当に難しい。人間には欲があるからだ。よく株の本には「頭と尻尾は人にくれてやれ」と書いてある。確かにその通りなのだが、人間の心理としては底で買って天井で売りたいものだ。
しかも最大の「勝ち逃げ」をはばむ要素は誰にも天井が分からないことだ。特に天井圏では常に「これからどれだけ上がるか分からない」雰囲気なのだ。この状態で「売って勝ち逃げ」などは投資をする人(つまり金儲けをしたい人)には絶対無理な話だ。
投資の心理学ではないが、投資で勝つためには人間心理と逆のことをしなければならない。ある程度うまくいったら「売って投資をやめる=勝ち逃げする」ことだ。これが唯一の勝ち方で、ほとんどの人はこれができないので暴落にはまってしまう。その後は証券マンの得意な言葉=「長期投資(実は塩づけ)」になってしまう。塩づけと長期投資は全く違うものだ。
だから、一生暮らしていけそうな(200歳まで生きても大丈夫な)資産がある人には、私は投資は薦めない。いやこういう人はそもそも投資など考えない。そんなことに人生の貴重な時間を使うよりも、自分の仕事や家族との時間、趣味に時間を割いた方がいいとよく言われる。
でもそんな人は日本人の何万人に一人なので、ほとんどの人にとって「投資」は考えざるを得ない。そこで私は、投資をする人には「勝ち逃げですよ」とアドバイスさせて頂いている。証券マンなど「売る側の人」には絶対にできないアドバイスだからだ。でもこのアドバイス通りに動けた人を私はまだ知らない。一時的に儲けても投資を続け全財産失った人はたくさんいる。皆様の周囲にもたくさんいるのでは。。。
日本の優秀な高校生は海外に「吹きこぼれる」-本日の日経朝刊一面
昨日、ベネッセの「ルートH」の一期生のことを書いたが、たまたま今日の日経朝刊一面で他のルートHの一期生のことが紹介されている。この学生は小成貴臣さんという人で昨年エールと東大に合格して、7月までは東大に行って9月からはエールに入学したそうだ。東大の授業はつまらなかったが、エールの授業は「毎日活気にあふれている」という。
これはおそらく誰もが感じることだろう。また今はそういう情報がインターネットでも取得できる。その結果、有名進学校で特別できる高校生は直接海外の大学に行ってしまう。これを「吹きこぼれ」というのだそうだ。
ただ、従来はこういう「吹きこぼれ」の学生を日本の企業、組織は嫌う傾向にあった。確かに右肩上がりで経営方針も決まっていれば、組織の方針に疑問を持たないで従う体育会系的な若者の方がよかったのだろう。しかし、混迷の時代になって状況は一変しつつあり、企業も創造的な人材、人とは違うことを言う人材が必要となった。
そうなると、留学組に脚光があたる。アメリカで世界中から集まった人々と議論し、厳しい授業の中で常に「人と違う意見」を求められる経験をした人材は、今後の企業が欲しがる人物像だろう。もちろん日本的な価値観からいうと「変人」だろうが、今の日本の組織ではそういう人物も受け入れられるようになっているだろう。
問題は日本の大学だ。このまま指をくわえて、いい学生を海外の大学に取られていては話にもならない。さすがに東大は何年も前からこの対策をしていて、3年前にはエール大と人事交流し提携しているが、まだまだ毎年一人くらいでは不十分なのは言うまでもない。
「教育」は特に資源もない日本には決定的に重要だ。本当に国家レベルで真剣に考えて欲しい事柄だ。橋本政権では政策の一つの柱になっていたが、最近は社会保障や税の問題ばかりで教育が後回しになっているのが残念だ。私としてもできることからやってみよう。
富裕層が子弟を入れたい大学はーハーバード、東大、慶応の順
最近のアンケート調査で、富裕層が子供をどこの大学に入れたいかという質問に対して、ハーバードが一位になった。従来は一位が慶応であることが多かったが、これも一つの時代の変化だろう。慶応に行かせて家業を継がせたい、といった考えではもう生き残れないのだろう。慶応出身の林原さんの失敗例が出てきた後では、ますますその傾向が強まろう。
でも簡単にハーバードと行っても、まず入ることが困難だ。東大だったら毎年必ず学部に3000人は入れるが、ハーバードの学部は昨年日本人の合格者は近年最高だったとはいえ、わずか4人だ。そのうち二人はインターナショナルスクールなので、日本の高校で教育を受けたのは二人だけだ。一人が灘高の天才で(エールに進学)、もう一人は栄光学園の天才だ。栄光の高校生は東大も合格していたので、昨年7月まで東大に通って、9月からハーバードに進学したそうだ。アメリカの大学と日本の大学のあまりの違いに驚き、戸惑っているに違いない。
こういう事実をほとんどの日本人は知らない。事実を知れば、やはり現実路線としては、東大に入ってから「大学院」でハーバードなりエールなりを狙うことになろう。大学院になると学部よりは大部ハードルは低くなるが、それでも東大の一学年3000人中、ハーバードの正規の大学院生になれるのは5人くらいだ。今ではもっと少ないかもしれない。
今年の調査ではトップ10にハーバード、エール、オックスフォードといった外国の有名大学が入ってきた。この傾向は今後もますます強まるだろう。さらに、これからは英語だけでなく、「中国語」が大事になるので、両方を学べる香港大学などが人気がでるのではなかろうか。
大学は学問ももちろん大事だが、それ以上に「人脈」を築くうえで重要だ。私も独立してから特に、ハーバードやエールの先輩に非常にお世話になっている。これはそういう大学に行って卒業しなければ得られないものだ。まだまだどこの大学に行くかは、仕事をしていく上で大きな意味を持つようだ。
大相撲ガバナンス委員会の奥島孝康座長ー早稲田のOB会会長
大相撲でガバナンス委員会というものがあることを初めて知ったが、その座長を奥島さんが務めている。最近、大相撲改革の答申を出したので注目された。奥島さんは早稲田のOB会である永楽倶楽部の会長もされており、以前、私もここの会員だったのでよくお話させて頂いた。
慶応の交詢社とちがって、早稲田の永楽倶楽部というのはあまり知名度もなく会員も減る傾向にある。たまたま私が経団連時代にお世話になったある大企業の専務が早稲田出身でこの永楽倶楽部の理事をされていた。早稲田以外は慶応出身者が一番多いということでお誘い頂いたのだ。
私は慶応の石川忠雄元塾長のゼミ出身で、先生は交詢社の理事長もされていたので、一応、永楽倶楽部に入る前に先生に相談した。そうしたら、奥島さんがやっているならどんどん協力しろ、ということだった。かなり親しい間柄だと言っていた。確かに奥島さんは石川先生の叙勲のパーティなどには必ず参加されていた。
永楽倶楽部に入って奥島会長と実際に話をしてみると、早稲田の総長になったときに私立大学経営のことで石川先生にいろいろと教わったとのことだった。個人的には非常に人柄のいい人という印象を持った。ヨレヨレのスーツをいつも着ているのが一つのトレードマークだと感じた。
しかし、最後は早実小学校入試の「350万寄付事件」で引責という形になった。当時、新たにつくった早実の小学校の入試面接で、子供のいる前で面接官が「350万円寄付できますか」と聞いてしまったのだ。これが社会問題化して、奥島さんはもちろん全く関与していないものの、トップとしては責任を取らざるを得なかったのだろう。
その後は、ご自身の好きな野球やラクビーの役職をされているとは知っていたが、まさか相撲のことまでやっているとは知らなかった。相撲再生には大事なポジションにいるので、相撲をまともな世界にするまで頑張ってほしいものだ。
若田光一さんが日本人初の快挙ー国際宇宙ステーションの船長に
若田さんが並み居る宇宙飛行士の中で、宇宙ステーションの船長に選ばれた。ある意味大変なことだ。日本人の宇宙飛行士は数人しかいないが、NASAには100人以上いるからだ。ロシアも同様だ。その中から選ばれるのは相当なものだ。
若田さんに最初に会ったのは1992年。ちょうど私が経団連で宇宙開発の担当になった年だ。その年に毛利、向井、土井に続く宇宙飛行士候補を募集していた。国際宇宙年の年であり、毛利さんが初めて宇宙に行った年だ。そのころは若田さんも若くて、世間的には無名だったが、当時の宇宙開発事業団の人に言わせると、既に相当な「大物」だったようだ。
とにかく運動神経がいいらしい。NASAのヒューストンで訓練していて、アメリカ人を驚かせていたようだ。本来なら土井さんが先のはずだったが、若田さんが先に1996年にスペースシャトルに乗った。たまたま同乗したシャトルにダン・バリーという囲碁の好きなアメリカ人がいて、若田さんは「宇宙囲碁」に付き合わされた。
東京で行われた帰朝報告会には、このダ ン・バリーも来ていて私も話をしたが、「ヒューストン囲碁クラブ」というものがあり、100人以上の会員がいるそうだ。若田さんは囲碁が下手(いやルールを知らない)と言っていたが、日本語も勉強しているというから、かなりの人物だ。
そういう能力のある宇宙飛行士の中から「船長」に選ばれたというのは、日本での報道以上に、実は相当大変なことだ。若田さんの今後の活躍を祈る。
相続税は資産課税から「大衆課税」にー東京では課税対象者が3倍に
今年度の税制改正大綱の大きな特徴は相続税強化だ。今の国会の状況ではこれが通るかどうかは微妙だが、ともかく今年か来年か、相続税が強化されることは既定路線だ。今日の日経に、税理士の本郷尚さんの話が出ていたが、基礎控除の引き下げにより、東京では課税対象者が3倍になるといわれている。山の手線内に不動産を持っていれば、半数以上が相続税の対象になる。これはもはや資産税ではなく、大衆税だ。
さらに、最高税率も引き上げられる。対照的に贈与税は緩和される。これは言うまでもなく、若年層に資産を移行させ、消費を増やそうという国策である。日本人の資産の6割以上が60歳以上が持っている現状では、消費は盛り上がらないだろう。
どんどん子や孫に贈与することも有効だが、金額的には限界もある。本郷さんはよく土地の有効活用としてアパートを建てることを薦めているが、何かやらないと国に相続税として持っていかれるのも「有効活用」にはならないだろう。お金が税金として無駄使いされるのだったら、まさに土地も有効活用しなくてはいけない。
都心の資産家といっても、意外にキャッシュは持っていないケースも多い。しかも人口が減少する日本で、不動産の価格が上がるとは考えにくい。消費税も値上がりで社会保険料も上がってくると、都心の超富裕層といっても安心はできない時代だ。
成長が終わった国に住み者にとっては避けがたい現実がいろいろあるが、私はお客様には、国が滅びても個人は生き残るつもりで備えることを常に薦めている。
自民党も「脱世襲」にー人材発掘を活発化
日本の政治家は先進国の中では異常に世襲が多いのだが、これはまさに途上国型だ。経済システムは戦後先進国型になったものの、政治システムは相変わらずだ。それが今になって機能しなくなってきている。愛知でも脱既成政党派が勝利をおさめた。今国政選挙があったら、まさに1993年のような新党ブームになるだろう。
さすがに、こんな動きは自民党の上層部も分かっていて、先週お話を伺った石破政調会長はあるおもしろい話をしていた。石破さんは大学卒業後、三井銀行に就職したが、そこで自分より優秀な人間もいたが、彼らは政治家などは目指さず、三井銀行の役員を目指していたようだ。大企業はどこも同じだろう。
要は、優秀な人が政治家を目指さないことが問題だという。それは、旧来型の「地盤、看板、カバン」がないと代議士になるのが難しいからだ。このシステムが変わらない限り、優秀な人が政界には来ないだろう。これが現在の政治家不信を招くひとつの要因だ。菅さんだって、財政のことや外交、防衛のことなど何も分かっていないようだ。
自民党は独自に研究会を発足させ、人材の発掘につとめるという。まあこんなものでは、どうにもならないだろうが、いずれにせよ、危機感だけは持ってるようだ。民主党も従来の公募だけでなく、いろいろと考えているようだが、小手先の改革よりも政治、政党不信の波が大きすぎて統一地方選は持ちそうもない。
政治家が当面だめなら官僚にしっかりしてもらわねば困るが、キャリア官僚は概ね学校の成績が良かった人が多いので、要領がいい人ばかりだ。天下国家のことを考えねばいけない立場だが、そんな人は組織では全く出世せず、省益や自分の利益を考えて行動する人が出世する現実がある。日本は誰に任せればいいのか、任せられる人が本当にいるのか、暗澹たる気持ちになる。
こういうことを突き詰めて考え、弁護士の石角莞爾さん(元は通産官僚)は「ユダヤ人になるしかない」という結論にいたり、現在はユダヤ人になった。こういう人がでてきておかしくないのが今の日本の現状だ。ユダヤ人になるのがいいのか、これは難しい問題だが、今後、日本の政治が変わらない限り石角さんのような人はどんどん出てくるだろう。
よくある質問「超富裕層のいい投資先を教えて」-おいしい話はない
最近もあったが、メールでの質問で「超富裕層は何かいい投資先を知っていて、儲けているのではないか」というのがよくある。確かに、一般の人は超富裕層に会ったこともなく、ましてや投資の話などはできるはずもない。そこで想像だけ膨らんで、超富裕層になった人は何かいい投資で儲けたのではないか、などと妄想してしまうものらしい。
しかし、これだけ情報がオープンになり相撲の八百長も明らかになった今日、「特定の人だけが知りえるいい投資先」などあろうはずもない。そういって勧誘するのはまさに詐欺師だけだ。さすがに詐欺師も研究していて、一般の人に「超富裕層だけが知りえる投資先をあなただけに教える」というとコロッと騙されることをしっているのだ。
投資は常に、ハイリスク・ハイリターンかローリスク・ローリターンしかあり得ない。これに反するのは経済原則に反する=詐欺商品だ。この世にない商品だからこそ、ローリスク・ハイリターンとでも、何でも言えるのだ。そこがわかってくると、詐欺事件に会うこともないし、いい投資先を見つけようとして無駄な時間をすごすこともなくなる。
しかし、このことは投資だけでなく日常生活でも我々は身をもって感じているのではないか。何をするにもリスクが低ければリターンも少ない。リスクが高ければリターンも大きくなる可能性が出てくるのだ。サラリーマンはリスクが低い代わりにリターンも小さい。自営業になると潰れるリスクも大きいが、成功したときのリターンも大きい。こういう話だ。
「超富裕層ならいい投資先を知っている」という話は何となく夢がある。しかしあくまでも夢でしかない。実際にはそんな夢はこの世に存在しないというと、夢もなくなるが、そこから現実を見る目も出てくるのだ。