今や世界最古の会社となった法師旅館ー法師善五郎さんのお話
日本最古(=世界最古)の会社といえば、大阪の金剛組だった。四天王寺の改修をしていた会社で聖徳太子の時代から連綿と続いていた。これがバブル崩壊のあおりを受け、実質的に破綻したのはニュースにもなった。その次に古い日本の会社は、石川県粟津温泉の法師旅館だ。創業は奈良時代の718年となっている。
そこの当主である法師善五郎さんに先日お話を伺った。自分とは何の接点もないと思いきや、世の中狭いもので、石川のある温泉旅館の再生に、当協会の監事をお願いしている斉藤栄太郎さん(監査法人「五大」代表)と一緒に取組まれたそうだ。ちょっと驚いた。
1300年続いた旅館なので、特に問題なく来たのかなと想像していたが、実際はどんな仕事も大変なもので、いろいろな問題があることが分かった。特に温泉旅館という業種は、廃業が相次いでいる。どこの温泉街に行っても目立つのは廃墟となった旅館の建物だ。昔は夜はそぞろ歩きする人がいたものだが、今はこんな光景は草津とか伊香保などでしか見られなくなった。
法師旅館も高度成長時代はかなり経営は楽だったようだが、バブル崩壊後は他と同様楽ではなくなったそうだ。その中で建物の改修やきめ細かいサービスなどに力を入れて、維持している。いわゆる「家族の問題」も他の老舗同様にある。やはり名前がある旅館なので、他の旅館の支援のような業界活動もしなくてはならない。当主のご苦労は並大抵のものではないと感じた。
アメリカ式のホテルが全盛だが、日本人はやはりタタミの旅館がいいものだ。こういう古い旅館に是非がんばって頂いて、日本の伝統や「クールジャパン」を外国にも見せてほしい。もちろん法師旅館はギネスにも載っている。
官僚は既に「安倍政権」を想定ー新政権の柱も考慮中
最近、何人かの中央官庁の知り合いと懇談したが、彼らは既に安倍政権を想定し(これは誰でも考えつくものの)、新政権の成長戦略まで準備を始めているという。当然とはいえ、まだ選挙がいつになるかわからないこの時期から「準備」しているとは、日本の官僚の用意周到さを改めて認識させられた。
有力官庁では総理秘書官を出すが、その人選も既に始まっているという。いや、安倍総理を前提にほぼ決まっているはずだ。もちろん、維新の躍進や石原新党の思わぬ健闘などあって、安倍総理が誕生しない場合の用意もしている。大変な順列組み合わせの数だと思うが、これができるのが日本の官僚の「優秀」さだ。
田中真紀子大臣が、やはり問題を起こしたが、これを沈静化して「大臣はおかしい」という方向に世論を動かしたのも官僚の手腕だ。田中氏の「言ってる方向性」は正しいと思う。この少子化時代に大学新設はおかしいし、経営不安の種をつくる。設置基準を強化するのは当然だ。しかし、今回の事件では、こういう筋論はほとんど出ずに、大臣の手続きや説明不足、唐突性などが非難の的になり、問題の本質は議論されなかった。
板東局長が「私が悪かった」といったのも結果的に田中大臣批判につながった。さすがは板東さんだ。この方には15年ほど前に著作権でお世話になった。当時は文化庁著作権課長で、よく著作権審議会でお目にかかったが、そのころから腰が低く、何かの件で謝られた記憶がある。今回の件でも「仕事師」ぶりを発揮した。
政治家の頼りなさが目立ってくると、今度は官僚の優秀さが目立ってくる。民主党政権誕生の時には官僚は皆、下を向いて仕事をしていたが、こういう情勢になると皆生き生きしてきた。安倍さんは野田さんと違って官僚に簡単に洗脳されることはないだろうが、官僚の力を生かすように、うまく使ってほしいものだ。
経団連のOB会で異口同音に出たことー日本社会の「三極構造の変化」
昨日は経団連のOB会があった。会長は当協会の理事でもある三好正也で、昨日は元経団連専務でハンガリー大使も勤めた糠沢和夫さんが久々に参加。糠沢さんは病気をされたのだが、大部戻ってきた感じだ。三好の次の事務総長で開成高の理事もつとめた内田公三さんとも開成の話で盛り上がった。
内田さんは、開成のことを常に心配しているようで、開成は進学実績はかなり上がったが東大に入ってから伸びている人が少ない、という指摘をしていた。ノーベル賞を取るような人材がでないかな、ということだが、今後は開成からハーバードの学部に入るような人材が出てくるはずなので、そういう人材に期待したら、と言ったら「それも一つの方法かな」という感触だった。
昨日のOB会で気づいたのは、三好も以前から言っているが、日本のいわゆる「三極構造」である政官財の鉄のトライアングルは崩れているのでは、という話を数名がしていたことだった。経団連を退職した人は外郭団体や大学の先生になる人が多いが、彼らが経団連と離れると「日本は必ずしも経団連と政治家と官僚で決めたことだけで動いているのではない」ことが分かるという。
経団連で働いているときには、重要法案や予算などは経団連が自民党や官僚に圧力をかけて、修正されて決まっていくことが多かった。私もそうだが、それで日本は動いていると感じていた。しかし、問題は社会はそれだけではないということだ。社会に影響を与える力として、マスコミもあれば労働組合などもある。世の中は多様化しているのだ。
私も独立した当初からそういうことは感じていたが、他の人もやはり感じるところは同じである。霞ヶ関官僚も同じだろうが、経団連官僚も「自分が世の中を動かしている」と思っている傾向がある。もちろんそういう自負を持って仕事をすることは大事なことではあるが、実際の世の中は多様化、多極化しているのも事実だ。
となると、これからは政治家や官僚や財界の相対的力は落ちることになる。こういうものになりたがる人も少なくなるのもうなずけるし、時代の流れでもあるかと感じた。
外資系社長でハーバード学部入試面接官と懇談ー日本でベンチャーが尊敬されない理由
今日はハーバードの学部面接の実態を知るべく、面接官をしているある外資系企業社長と懇談をした。ハーバードの学部には日本から毎年約50人が受験しているそうだ。意外に多い。今年はさらに増えるはずだ。学部入試の面接は各国のハーバードクラブが担当だが、日本では数人が手分けしてやっているそうだ。皆、仕事を持っているので大変な作業だ。
もっとも、どの国のOB会も自国の若者を合格させたいので、「報告」は悪いことは書かないだろう。しかし、ウソを書くとこれは信用をなくす。日本人の合格者が近年減ったのも、日本人は推薦状にいいことしか書かないので信用されなくなったのも一因らしい。毎年、面接官募集の依頼はくるが、「大変」なのでいつも断っていた。今年くらいから関与してみようかなと考えている。
その外資系社長は全くの帰国子女で、英語の方がいいのだが、日本語でいつも話をしている。ハーバードクラブでは10年以上前から顔なじみだが、長時間話したのは今日が始めてだ。アメリカ生活が長かったので日本社会に対する違和感がいろいろある。日本で若者が丸の内、大手町の大手企業のサラリーマンを目指すことにも大いに違和感があるという。
日本では大企業のサラリーマンが偉くて、大企業に就職できない人が中小企業に行く傾向はある。大企業からベンチャーを起こす人は大企業にいられなくなったからと多くの人が考える。そういう人がいるのも確かだが、今では多くの起業家はそうではないだろう。でも、人々の心に巣食う先入観、思い込みはなかなか消えるものではない。
他方、アメリカ人は中小企業やベンチャー企業が「好き」だ。就職のときにも大企業を狙う人はむしろ少ない。だからベンチャーを支援するエンジェルが現れやすい。日本でもベンチャー支援の自称エンジェルはいるが、金儲けの一つの手段でありボランティアではない。
経団連が未だに力を持っていることもベンチャーの発展を阻害していると誤解している人も多い。経団連でもベンチャー育成、支援はしているのだ。でも三木谷氏がベンチャー企業中心に「新経団連」をつくったりすると、やはり経団連はベンチャーを育成しない組織だと思われてしまう。しかし経団連にとってもベンチャーが発展して経団連の会員になってくれれば、これほど嬉しいことはない。
「ファミリービジネス」の印象が悪い以上にベンチャーの印象は悪い。堀江、村上の事件も記憶に新しい。ベンチャーは「ファミリービジネス」でもあり、この二つが正当に評価されることが日本の将来にとって大きな意味を持つと個人的には考えている。
経済評論家の山崎元さんから浜田宏一教授の話を聞くー世の中狭い
一昨日は講談社で徳川家広さんの講演会に参加した。徳川さんの話は資本主義を批判する過激なものだったが(これは想像通り)、驚いたのは山崎元さんが参加され、質問されていたことだ。山崎さんは「日本人でノーべル経済学賞候補がいる」と発言されたので、私はその言葉に触発され、山崎さんに声をかけた。
「それはもしかしてエールの浜田宏一教授ではないですか」と私は冗談交じりに言ったら、何と山崎さんは「僕は東大で浜田ゼミだった」と言われた。これには驚き、浜田教授を悪く言えなくなり、浜田教授の近況を聞いた。私自身もここ2年ほど浜田教授には会っていない。
浜田教授は自身を「学会のハマコー」と呼んでいる。よく分からないが、本人は誰に対してもズケズケ物を言うところをハマコーと重ね合わしていると個人的には推察している。しかし、山崎さんの証言によると昨年浜田教授と食事をしたときに浜田教授は「ハマコーとテレビの企画で碁を打ちたかった」とのたまわったそうだ。それはまさに、私自身が企画したスカパーの話だ。なぜか政治家のハマコーがビビッテ実現しなかったが。
日銀の白川総裁も浜田教授のゼミなのは有名な話だが、浜田教授は日銀批判を繰り返している。評論家の池田信夫氏も浜田教授のゼミだが、ハマコー批判をしている。浜田教授は野口教授を批判して変なことになっていたし、全く大忙しだ。しかし、これも「学会のハマコー」の面目躍如ではある。
早速、浜田教授にメールを出したが、返事はいつも遅い。
開成・柳沢校長のいう「フェアネス」とはー今日の日経一面
今日は、日経一面の「大学開国」で開成の柳沢校長の発言が引用されていた。日米の大学入試の比較で、日本は入試の「点数」だけで判断することをフェアと考えているが、アメリカではマイノリティの優遇も目的が正しければフェアとなる、旨の話だ。これはアメリカに留学した人だったら、誰でも考えたテーマだろう。私もアメリカにいるときには、よく柳沢さんと議論したテーマだ。
向こうにいくと、女性の割合や黒人の割合が決まっている大学もある。それについて「逆差別」という人も確かにいるが、それは多数派ではない。ハーバードの寮で隣のアメリカ人から、「あなたはアファーマティブ・アクションというものを知っているか」と聞かれた。知らないですよというと、アメリカの大学は黒人比率が決まっていて、白人より入りやすいという話だった。
ジョンという彼は、アメリカの田舎町から苦労してハーバードに入ったという話をした。州でトップの成績だったこともあるそうだ。自分はこんなに苦労して入ったのに、黒人はそんなに勉強をしなくても入っているという不満だ。しかし、これも歴史的な経緯があり、仕方がないというのが彼の結論だった。
私からは、日本では入試の一発テストの点数だけで合否が決まるよ、というとジョンは逆に驚いていた。それでは、タマタマその時にできた人でも受かるじゃないか、とか、本当に優秀な学生をとれないのでは、とか、運に相当左右されるとか、いろいろと言っていた。日本の入試方法が国際的にはむしろ異常なのだ。
まあ、これもその国の人の考えや文化、風俗習慣に左右されるので言い悪いは言えないだろう。しかし、国際交流の観点からいうと、やはり国際的なスタンダードに合わせないと優秀な学生はこないだろう。秋学期への移行はまさにその点を重視したものであり、入試制度にも一石を投じることになればいい。
吉野洋太郎・元ハーバード大学教授の「ファミリービジネス」論ー世界的に研究が遅れている
昨日のハーバードクラブで堤清二さんを招いたのは吉野洋太郎先生だ。この方はアメリカではマイケル吉野と呼ばれ、ハーバードビジネススクールで日本人として初めて教授になった方として有名だ。たまたま娘さんが私とハーバード大学院東アジア科の同期だったが、吉野先生と長時間話したのは昨日が初めてだった。
早速、先生に「ファミリービジネス」のことを伺った。ハーバードビジネススクールではかなり前からファミリービジネスの講座があったからだ。先生は意外にもアメリカでもまだまだ研究が進んでいないという感触だった。そもそも、経営学者は大企業かベンチャー企業の研究に集中しすぎで、「ファミリービジネス」といった別の軸からの切り口で捉えていないという。
先生の説でも、ファミリービジネスが一般企業に比べて強いのは、「長期的視点で考えられるから」ということだった。日本の一般企業の社長の任期は4年ぐらいだが、社長は「その間だけ」よければいいという人が非常に多い。先生に言わせると、それは就職したときからそういう生活が身についているからだという。
つまり、自分がその部署にいる3年くらいの間に「問題を起こさなければ」昇進ができる。しかし減点主義の日本社会では「問題を起こせば」その時点で罰点がついてしまう。どうしても短期的な「事なかれ主義」になってしまうというのだ。もちろん例外はいくらでもあろうが、概ねそうであろう。
だから、日本経済の復活のためには「ファミリービジネスのいい点」を大いに研究し、一般企業もそれを取り入れることが必要だというのだ。これは全く私の主張に合致する。ただし、先生も言われるように「日本のファミリービジネスは何か悪いことでもしているような」雰囲気もあり、胸を張っていない。この点は「ファミリービジネス」に関連する周囲の人がイメージ向上の活動をしていくしかない。
もちろん「ファミリービジネスオーナー」はなぜ同族経営が強いのかよく知っている。しかし、大王製紙問題であれだけマスコミが叩いた後では、オーナー自身が「ファミリービジネスは強い」とか言っても「大丈夫か」ということになる。既に国際的に客観的なデータもあるので、どんどん強い「事実」を紹介していくべきだと考える。
吉野先生のような世界的な経営学者も「ファミリービジネスは強いしその研究を進めるべき」と言ってくれたことで、自分のやっていることに対し意を強くした。日本では「老舗、長寿企業」の研究者はいるが「ファミリービジネス」に特化して研究している人は本当に少ない。しかも本からの勉強で、実際の日本のファミリービジネスに根ざした研究ではない。ここは当協会の果たすべき役割は大きい。
堤清二さんが経団連副会長を断った話ー今日のハーバード日本同窓会
今日はハーバードクラブの講演会があり、講師は堤清二さん(辻井喬)だった。堤さんには経団連の仕事で一度お目にかかったことはあったが、もう20年近く前だ。そのころ、堤さんには経団連副会長の話があり、これを断ったそうだ。
その理由は、自分の身の丈に合わない役職は受けないという信念からだったという。特に堤さんが経団連副会長の器ではないとは全然思えないし、むしろ流通業界の代表に相応しいように思える。その後、清二さんが作られたセゾングループはどんどん大きくなり、他方、弟の義明さんの西武電鉄は上場廃止になってしまった。
当協会の理事でもある経団連二代目事務総長の三好正也は堤兄弟とは昵懇のようだ。今日は清二さんから、三好さんから副会長就任の打診を受けたという話を伺った。三好は写真週刊誌に、竹下さん、森喜朗さん、堤義明さんと一緒にゴルフをしているところを撮られたことがある。
清二さんは本当の文化人という感じで、アメリカ西海岸にいたときに随分退屈したそうだ。西海岸には美術館などの文化的施設が少ないからだ。東海岸に移ったときには、オペラも見れるし大きな美術館もあるし、生き返ったそうだ。
西武グループも言うまでもなくファミリービジネスであり、セゾンはうまくいっている方だろう。堤家のルーツは近江商人であり、「三方よし」の精神が西武グループの根源にはあるという。今日は堤清二ではなく、辻井喬さんとしての話だったので、あまり経営上の話はなかったが、作家としての知識も良識もあるすごい人だ。
森口某のハーバード学歴詐称ー卒業したかどうかはホームページで確認できる
空想癖の森口某が連日ワイドショーを騒がせているが、この人はハーバード大客員講師と詐称していた。こういう特殊な詐称はなかなか分からないが、卒業したかどうかはハーバードのホームページで確認できる。アメリカでもそれだけ学歴詐称が多いということか。
私も実際にやってみたのだが、自分の名前を入れて卒業年を入れてみる。私の場合はAM(修士)という学位が出てきた。ホットした瞬間だ。やはり卒業はしていたのだ。卒業証書があるのであたり前だが、第3者も確認できるようにしている。
森口某の実際は、マサチューセッツ総合病院の「客員研究員」を1か月やっていたそうだ。これは異常に短いのではないか。1か月で何を「研究」していた、あるいはできたのだろうか。「客員研究員」とはまさに人それぞれ千差万別で、下はお金を払えば一月くらいなれるものから、上は相当な有名人まである。
日本語ではVISITINGを「客員」と訳すことが多いが、正しくは「非常勤」か「訪問」だろう。「客員」とは非常に誤解を生む表現のように思える。非常に偉そうに聞こえるのだ。実態はそんなものではなく、やはりアメリカの大学は「学位」を持たないと当然卒業生にもならないし、その他はまさに「その他大勢」なのだ。
日本人が勘違いをしているので、森口某のように1か月ハーバードの関連病院で研究員をしていただけで、ハーバードの関係者のような肩書きを詐称する人が現れる。大学のホームページがいみじくも示しているように、「学位」を持っている人のみがハーバードの「関係者」なのだ。日本のハーバード同窓会も基本的には学位を持っている人のみがメンバーである。
アメリカの大学には入学式はなく卒業式のみがあるのは有名な話だが、日本は入学式が相当大きな行事だ。入学=卒業だからだ。日本では入学式で「泣く」人がいるが、アメリカでは卒業式のときに初めて「泣く」人がいる。国際的にはアメリカの方がスタンダードで、その方が理にかなっていると思われる。
「金持ち父さん」のロバート・キヨサキが倒産ーこれはブラックジョークか
キヨサキさんの会社が実質倒産したというニュースが流れた。個人的には、ある意味「やはり」と思った。「金持ち父さんシリーズ」の2003年ころの著作で、レバレッジをかけて(借金をして)不動産を買うことを推奨していたからだ。これをやると、ちょっとした価格の下落で大変な損失を蒙ることはリーマンショック後の多くの不動産会社の倒産を見ればわかる。
加えて、著作が売れなくなったのも一つの原因だろう。講演に来る人も減っていたという。日本ではまだ人が集まるかも知れないが、金持ち父さんが最初に出た時ほどの魅力はもうなくなっており、今の日本で自分が「金持ち父さん」になれると考える人も少ないので難しいかも。株も不動産も日本で儲けるのは難易度が相当高いことは国民自身が知っている。
本人自身の「お金の使い方」にも問題があったことも指摘されている。やはりこの人も所詮は成金だった。貧乏父さんの子供として生まれ、急にお金が入ってきたり、ちやほやされて勘違いもしただろう。やはり、代々のお金持ちのように「質素」で「目立たず」生活しないとお金というものはすぐになくなる(去っていく)ものだ。
これからはキヨサキ氏には、自分がいかに一時的だが「金持ち父さん」になり、またなぜ「貧乏父さん」に戻ったか分析した本を書いて欲しいものだ。そういう実体験こそが我々の本当に役にたつものだ。キヨサキさんの本は「人から聞いたこと」が多かったので、今ひとつ迫力に欠けたが、こういう本だったら迫力も説得力もあり、再びベストセラーになるだろう。それで借金も返せるかもしれない。