ミッドポイント(ハーフサム)において、土星は「時間がかかる」という読み方をすることが多いです。
これが一般的なのかどうかは分からないのですが(そもそもミッドポイントをやってる人が少ない…)。
思い通りに行かない時とか、決めようとしたのに横やりが入るとか、スムーズに行かないとか、勢いに乗れないとか。
そういう時は大体、ネイタルの重要な軸にT土星が接触していることが多いのです。
私は最近は天王星/アセンダントにしか土星が接触していないので、特に影響はありません。
しかし、お気に入りの靴のパールが取れたり、お気に入りのサマーニットに猫が爪をひっかけたり、なんとなく微妙についてないというか。でも、それで行動を邪魔されるというほどのことでもないんですよね。
これは、ほかの軸に次々と火星が接触していて、しかもそれがかなり重要な軸だから。
一番大事(と私が思っている)な、太陽/月の軸にT火星が接触していた時は、めちゃくちゃ予定を詰め込んであちこち行きました。会社にも行くし講座はやるし、眼鏡を作りに日本橋まで行って一度家に帰って食事を済ませてからあるところへ見学へ行って。
その前の日は鑑定が3件続いていたり、結構あちこち動き回っていました。
これは自分のエネルギーの貯蔵量が増えるような、そして増えてすぐに使うような、そういうイメージです。
だから、土星が乗っていようともスピーディーに動けます。
逆に太陽/月の軸に土星が接触している時期なら、多分こうは行かないんですね。
どちらかというと義務感だったり、やることが山積しているので仕方なくこなす感じになったり、そもそもやる気があまり出ない、みたいなことになりやすいです。
ただ、どちらも良し悪しがあります。
土星が接触して一番いいのは、義務感というか責任感が出てくるので、その分職務を全うしようとすること。
気分に左右されないのです。低め安定。
だから、悪いことばかりでもありません。
ただ、その分胆力とか「行ったらんかーい！」という気力はなくなることが多いので、その点は分かっておいた方が良いでしょう。
そうでなければ「何でこんなにやる気が出ないんだろう」とか、「こんなに義務感で仕事をするなんて、好きでこの仕事を始めたはずなのに…」みたいなことになります。
しかも土星は接触の期間が長いので(大体1か月程度)、鬱々とした時間を1か月も過ごすとだんだん、時期的なものではなくて本当に向いてないのではないか、みたいな方向に気持ちが行ってしまいがちです。
そういう時、単純にネイタルチャートに対してT土星が何か、ということばかりではないということです。
当然どの軸にも土星が接触することはあるのですが、ミッドポイントの軸のそれぞれの重要性を分かっておけば、「ここで土星が来るけどこれはそうでもない」「この辺は多分やる気でない」みたいなことも分かります。
どの軸ももちろん見落としてはなりませんが、やはり強弱はあります。
それはネイタルチャートの、ライツとか社会天体とかトラサタの重要性の強弱と似ています。どれも大事。でも、性格に影響を及ぼすものとそうでないものの強弱はありますよね。
思い通りに行かないからといってすぐに「向いてないんだ…」と落ち込む私のようなタイプの人は、事前にどの天体がいつ頃どの軸に接触するのかを知っておくと、落ち込み予防に良いですね。
そういう理由で、年間の星読み手帳を作っているのです。
お勧めですよ。
作れる人は、自分で作ってみてください。
そしてどう影響が出ているか、自分で検証を取ってみると面白いと思います。
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