４ハウスは本来条件付きではない

家族が空洞化している、という意見があります。

これはYouTubeのショート動画で見かけたのですが。

家族は４ハウスで示します。

ここが空洞になっているとMCが花開かないし、10ハウスで世間に見せるものもまた空洞になるということです。

自尊心や自己肯定感の値は日本人は異常に低いというデータもあるようですが、これもやはり4ハウスの欠乏によるものでしょう。空洞になっているということは形骸化してしまって、書類上の家族の形は保っていたとしても、実際的な家族ではないということです。つまり家族が家族として機能していないし、それはやがてその家庭で育った子供の自尊心を著しく低下させるということです。ここで、愛情の問題が出てきます。

赤ちゃんから幼児になるまでの間に、歩いただけで拍手をされ、しゃべっただけで喜ばれ・・・という過程を経ているはずですが、このことからだんだん離れていくと、勉強ができないと褒められないとか、何をしても親が笑顔になってくれないということになっていって、どこで自尊心をはぐくむんですか？という状況になるんですよね。

生きてくれてるだけでいいと思っていたはずなのに、相手にどんどん条件を求めるようになるのはあるあるだとは思うのですが、それにしても極端すぎるというか。何かができていないと、つまり命からプラスアルファした状態でしかもそれがかなり良いものでないと褒められないみたいなことがそこかしこで起きているのではないかと思います。

これは親が毒親だからとかそういう問題じゃありません。

そういう風土にいつの間にか、なってしまってるんですよね。

4ハウス＝家庭というのはもちろん個人のホロスコープで言っていることですが、マンデンでは4ハウスはその国の土地でしょう。だから風土でもあります。

そしてこうした複雑なことを求められ、必要な愛情をもらうことができなかった子たちは幸せをあまり知らないまま大人になるので、そういう人たちがどうやって「もっと良いもの」を作り出すことができるのでしょうか？という話なんですよね。

ある程度潤沢で、遊び(余裕)を知っていて、それでも不満があることとか、逆にもっと楽しいこととか、そういうことを解消したり開発したりするから文化や経済は発展していくのに、退化していくんじゃあねぇ…

これって、まったく日本だけのことでもないので(中国もそういう傾向にある)、やはり経済的に先進国と言いづらい国にあっては自尊心は低く育ちやすいのかもしれません。

人の根底的な部分に愛情は必要ですが、その場が愛情で満たされるにはお金が必要なんですよね…難しいですね。

でも、そういうわけで少なくとも自分のお子さんには、条件付きでない愛情を、本人に分かる形であげてほしいなと…未婚子なしが言うなやって話ではあるのですが…

私は子供嫌いだけど、動物園とかで話しかけられたら一応興味を持ってるフリはするんです

相手に対して興味を持つことは、何よりも愛情を示すのに一番分かりやすいので。それは相手を認めるということだし、もっと仲良くなりたいという意思の表明です。

逆に自分は愛されないで育ったなぁという人は、もう親でなくても誰でもいいので、愛されていたことを思い出してほしいですね。そうすることで4ハウスが活性化します。結局は意識の問題かよ、と思われるかもしれませんが、本来4ハウスは本人の土台で、大人になったからこそわかることもあるはずなので…親がやったことに対して今更あれこれ言っても仕方ないので、それでも彼らなりのベストだったんだと割り切らなければどうしようもありません。

我が家もまぁよく叩かれましたけどでもとっさにしてしまった行動を責めても仕方ないんですよ。完璧ではいられないので。

そういう人たちを許しましょうとは言いませんが、割り切ることは必要かもしれません。

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