これは何度も書いているので何を今更って感じがしないでもないですが。

 

 

4ハウスは家庭。8ハウスは夫婦、結婚生活。みたいなイメージがありませんか?

これだけでももちろん合ってるんですけど、4ハウスの家庭=最小のコミュニティです。

安全な、自分が安らげる場所。殻と言ってもいいかもしれない。もうこれ以上の内側には入れないぐらいのところ。一番柔らかいところ。なので物理的な家も示します。普通は他人が許可なく入ってこない場所です。

4ハウスは自分が作るんではありません。誰かが作ってくれていて、そこに自分が何の疑いもなく暮らすんですね。

 

それを踏まえて自分なりの家庭を作ろうとするのが8ハウスだし、このハウスを夫婦関係とするなら、4ハウスの「家庭」「家族」より人数が減って、まったくの1対1になります。これが一つ目の抽出。

 

4ハウスでは愛情をもらうことを前提としていますが、8ハウスではそれに付随するもの、例えばお金や遺伝子をもらえるようになります。4ハウスの結果の8ハウスと考えれば、これは当然のことですね。

愛情だけあってもどうにもなりません。そのためには先立つものがないと。

動物でもそうでしょう。鳥などは分かりやすいですが、住処を用意してからメスを招き入れる。それは夫婦生活、これから家庭を運営していくことを前提としていて、そして自分が素晴らしいと思える住処を作っておくわけです。その人…あ、人じゃない、鳥(オス)の家庭の価値観、住処の価値観が分かるわけです。そこに合えばメスはOKするし、そうでなければ成立しません。そういう意味では、7ハウスだけが結婚ではないというのは理解できるのではないでしょうか。生活を見据えて、要は4ハウスの発展形で、8ハウスが存在します。

 

ただし、4ハウスは特に何もしないで乗っかるだけで良かったものが、8ハウスでは自分も何かしらの義務を全うする必要があります。それが、8ハウスに入るためのカギなのです。家のカギをもらうためには、義務を果たすことを約束しなければならない。

ある意味では、パスワードですね。

10ハウスもカギがかかっている部屋だと話しますが、10ハウスは公的なものなので不動産屋さんでもらうカギと似ている面があります。基準さえ満たせば入れる。でも、8ハウスはそうではなくて、ごくごく個人的な好みや、習慣や、その他もろもろの約束事があって初めて入れる。

だから、4ハウスでは可愛い可愛いとちやほやしてくれていても、8ハウスでは条件つきになるんですね。

結婚相手を探すときに相手のことを「物件」とか「スペック」と比喩することがありますが、どこから出てきた言葉か知らないのですが、うまい言い方だと思います。品はないかもしれないですが、的を射ている言葉です。

家を探すときに、ただ好きかどうかだけでは決めないですよね。駅徒歩何分、床暖ありなし、ペット可、オートロック、家賃…こうしたことを、相手に求めませんか?大体の人は無意識にでも、頭の中でそろばんはじいていると思います。

そしてその価値観は4ハウスで培ったものの中から抽出しています。言い出したらキリがないけど、でもこれだけは譲れない、みたいなものは抽出ですよね。

4ハウスは安全であることが第一条件でしたが、8ハウスはもっといろいろ条件が付く分、縛る力も強くなります。

 

 

マンデンで考えても分かりやすいかもしれません。

4ハウスは土地です。国土。あるいは気象。

8ハウスは税金ですから、結局はカネの話が出てくるんですよね。もちろんそれ以外にも意味はありますが、生活に密着しているところでは税金が一番インパクトが強いのではないでしょうか。

その国のインフラを使う以上、ある程度からは(つまり大人になってからは)税金が必要です。元手がなければ安心は買えないのです。スピ系とか自己啓発系の人たちは「愛情=エネルギー=お金」というところから「愛情=お金」として、そういうわけだから教祖様を敬っているなら献金しろとばかりに金を巻き上げます。これに近いものがあるかもしれません。理論として破綻していますが、エネルギーというよりは、愛情を保つためには一定のお金は必要なのです。愛情は見えないので、何かしら見える形にしなければ相手の安心は得られません。例に出した鳥も同じです。動物の場合はほかにダンスとか、強さとか、狩猟とか、いろいろな求愛の方法がありますが、でもいずれにしても安心して子育てができるかどうかと、強い子供ができそうかどうかを見ているわけなので、生物として「愛情があるならカネをくれ」というのは正しいのかもしれません。

そしてもう一つ、ほかの国はどうか知りませんが、日本ではいくら土地を持っていても相続する人がいなければ、やがては国庫に戻ります。この辺りも、4ハウス→8ハウスの流れです。

 

そして逆で考えてみると、この流れは不可逆であることがよく分かります。

お金に目がくらんで付き合うことはできても、愛情をお金に換えることはできません。それっぽいことはできるかもしれないけど、本来愛情は湧き出てくるもので、何にも換えられないんですよね。その昔ホリエモンが「金で買えないものはない」と豪語して炎上しましたがw、まぁ言いたいことは分からんではない。大体の人はお金に目がくらむので(私が一番くらみます笑い泣き)、多少好みじゃなくても、そのために我慢ができたりするものです。でも、それだけに我慢はしないといけない。ここが8ハウス的縛りです。紀州のドンファンと言われた男性が薬物中毒死した事件で、後妻に入っていた女性があまりにも若くて「絶対に金目当てだ」と言われていましたが、彼女はその男性と一緒に暮らすことに耐えかねて一人暮らしをしていたようですし、男性は亡くなったわけですが、もしかしたらこの経緯の中で彼女からするといろいろとアテが外れた部分があったかもしれません。

もし彼が望むとおりにしていれば、彼の資産は丸ごと彼女に相続されていたかもしれません。そうするとやはり8ハウスというのは意外にも義務を果たさなければ何も得られないところなんですよね。

 

 

遺伝で考えてみても分かると思います。

私は母に似た団子鼻で、これが本当に嫌なのですが、もらったもんは仕方ないしじゃあ鼻だけなしにするってそんなわけにもいかないし、鏡で見るたびに団子鼻を見ることになって憂鬱なのですが、先にもらっているものに関しては好みのものが来るとは限らないので、どうしようもないんですよね。

何だってそうです。

土地をもらいました、家をもらいました、相続しました。こうした話はよく聞きますが、もらったらもらいっぱなしではないし、自分の好みに合わないところは手を入れてお金をかけないといけない部分もあるし、そのために固定資産税をキャッシュで…要は、物でもらってるのにキャッシュが出ていくっていうので一時的に貯金が底をつくなんていう話もよく聞きます。必ず何かと引き換えなのです。

でも、引き換えるために今まで土台を作ってあげたよね、猶予をあげたよね?というのが4ハウスです。

 

4ハウス=愛情

8ハウス=お金

としてしまうと愛情の行く末がお金になるようで変な感じですが、愛情がお金になるのではなくて、愛情を保つためのお金を得るのが8ハウスです。生きていくにはお金がかかります。逆にお金があれば愛情はなくてもどうにかなります。それまでに必要な愛情は、すでにもらって本人の中に蓄積されているはずだからです。

4ハウスや蟹座を管轄する月が「繰り返し」「習慣」と言われるのは、この蓄積のことでもあります。

そして潜在意識の中にはかつて自分が愛された記憶があるのです。

 

 

 

 

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