ディア・エヴァン・ハンセン | Let's watch a movie, shall we?

Let's watch a movie, shall we?

外国映画専門
映画は娯楽のみにあらず

感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:Dear Evan Hansen(2021年)

評価:★★★★☆

【STORY】
家でも学校でも居場所のない高校生エヴァン・ハンセン(ベン・プラット)は、ある日自分宛てに書いた手紙を同級生のコナーに持ち去られる。その後コナーは自殺し、手紙を見つけた彼の両親は、文面から息子とエヴァンが友人だったと勘違いする。彼の家族をこれ以上悲しませたくない一心で、思わずエヴァンはコナーと親友だったとうそをつく。彼らに聞かれるままに語ったありもしないコナーとの思い出は、人々を感動させSNSを通じて世界中に広がっていく。(シネマトゥデイ)

【CAST】

ベン・プラット

ケイトリン・デヴァー

ジュリアン・ムーア

エイミー・アダムス

アマンドラ・ステンバーグ

ニック・ドダーニ

 

etc,,,

 

トニー賞でミュージカル作品賞を含む6冠を獲得したブロードウェイミュージカルを映画化。

 

どこにも居場所のない孤独な少年の人生が、とっさについたうそをきっかけに一変する。

 

 

ワンダー 君は太陽』などのスティーヴン・チョボスキーが監督を担当。主人公を舞台版に続きベン・プラットが演じ、『メッセージ』などのエイミー・アダムス、オスカー女優ジュリアン・ムーア、『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』などのケイトリン・デヴァーらが共演する。

 

ミュージカル映画大好きマンなのでこの映画ももちろん気になっていて、早くもAmazonプライムで配信していたのでもちろんすぐさま鑑賞。久しぶりに映画を観て泣いた気がする。

 

みんな歌声がとにかく素敵でそれだけで観る価値あると思う。ジュリアン・ムーアが歌うイメージがなかったので、劇中でも最後しか歌ってないけどなんか感動した。

 

 

観る人によっては結構評価が分かれそうな本作、エヴァンのしたことは結果的には最悪で許されるものではないかもしれないけど全体的にみんな愚かだとも思った。

 

その場しのぎの嘘、その嘘で救われる人、いろんな状況で嘘って生まれると思うのだけど、ここまでことが大きくなってしまうとはそりゃ誰も思ってないわけで、最後きちんと本当のことを打ち明けたのは偉いと思う。

 

みんないろんなことを抱えながら生きてるけど、どんなことを抱えてるかなんてわからないから、取り返しがつかなくなる前にきちんと吐き出すことができればいいし、向き合えたらいいなって思いました。それにあなたのこと気にかけてるよっていうことは積極的に伝えるべき。

 

 

この映画はネットの良いところ悪いところも描かれてて気を付けないといけないよなぁとも思いました。スピーチを聞いて一人じゃないよっていうメッセージで多くの人が勇気をもらったのは事実だし、一度投稿したものは削除しても拡散されていればもう取り戻せないし、誹謗中傷の投稿もあったり、考えさせられる。

 

でもどんなことがあっても親の愛は包み込んでくれるんだと思うし、全てをなかったことにはできなくても確かに時間が解決ってこともある。

 

コナーはずっと扱いづらい子のように思われてたけど最後歌ってる動画を見て知らなかった表情を見て救われたと思う。エヴァンの立場がもっと軽くなるような感じで終わってほしかったようにも思うけど。果樹園のところもなんか切なくてね、うん、なかなか良かったです。

 


にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ