原題:Wonder(2017年)
評価:★★★★★
【STORY】
生まれつき顔立ちが人と違う少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼いころから自宅で母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と勉強してきた。10歳になり学校に通い始めた彼は同級生と仲良くしたいと願うが、じろじろ眺められたり避けられたりする。しかし彼の行動が、周囲の態度を少しずつ変えていき……。(シネマトゥデイ)
【CAST】
ジェイコブ・トレンブレイ
オーウェン・ウィルソン
ジュリア・ロバーツ
マンディ・パティンキン
ダヴィード・ディグス
イザベラ・ヴィドヴィッチ
etc,,,
R・J・パラシオの児童小説を、『ウォールフラワー』などのスティーヴン・チョボスキーが映画化。
外見からわかる先天性の障害がある少年が、困難に立ち向かう姿を描く。主人公に『ルーム』などのジェイコブ・トレンブレイ、彼を愛情深く支える両親を『エリン・ブロコビッチ』などのジュリア・ロバーツと『ミッドナイト・イン・パリ』などのオーウェン・ウィルソンが演じる。
子供にはあまりにも過酷な現状で、でも徐々に周りが彼の見た目ではなく中身を見てくれて打ち解けていく様は涙なしには観れない。
子供は自分の身を守るために思ってもいないことを言うこともあるから、それでウィルとの関係がちょっと悪くなっちゃったときは悲しかったし、周りの目を恐れずに友達になろうと言ったサマーは素敵な子だし。優しさって素晴らしい。それぞれに焦点を当ててるのも良かった。ヴィアとミランダもまた仲良しに戻れてよかったし。
いじめをする子ってだいたいその親に問題があったりして子供も被害者感があるなぁと改めて思ったけどどうしようもないことでもあるんだよなぁ。
素敵だなって思うセリフが多くて、「オギーは見た目を変えられません、我々の見る目を変えなくては」って校長先生が言うのだけど本当にその通りで。人と違うって生きづらいけど、ひどいことをしていい理由になんかならない。
「偉大さは強さの中にはない。強さを正しく使うことの中にある。最も偉大である人とは、自分自身の魅力で多くの人の心を動かす力を持っている。」
「人をいたわれ、みんなも闘っている。相手を知りたかったら、やることは1つ。よく見ること。」
子供は未熟が故に平気で傷つくようなことをするけど、過ちに気付くのも早い。大事なのは心だよね。感動しました!