評価:★★★☆☆
【STORY】
1991年、シャイで物静かな高校生チャーリー(ローガン・ラーマン)は、クラスメートたちに“壁の花”とあだ名を付けられ甘く見られていた。だが、彼の平凡な日常は、パトリック(エズラ・ミラー)とサム(エマ・ワトソン)兄妹との出会いによってすっかり様変わりする。チャーリーは初めて知る友情の素晴らしさや、初恋の胸のときめきに有頂天になっていたが……。 (シネマトゥデイ)
【CAST】
ローガン・ラーマン
エマ・ワトソン
エズラ・ミラー
メイ・ホイットマン
ジョニー・シモンズ
ケイト・ウォルシュ
ポール・ラッド
etc,,,
スティーブン・
エズラ・ミラーという俳優をこのたび初めて知ったのだけど、妖艶な魅力がある方ですね。ファンタビにも出ていたそうで、初めはそんなにって思ってたけど映画を観ていくにつれてかっこよく見えてきて、個人的に松潤と水嶋ヒロを足して二で割ったみたいな顔をしていると思うの。
で、この映画恋愛映画かと思いきや結構ディープな内容の青春映画でした。
悩みがあるのは自分だけじゃなくて、みんなそれぞれ抱えながらも“今”というその瞬間を生きているんだなって。
題名にもある“ウォールフラワー”とは“壁の花”、ダンスパーティーで踊りに参加できず傍観者になっているはみ出し者の事を指します。
チャーリーが兄妹に出会って恋をして、ダンスパーティのときに自ら慣れないそぶりを見せつつも、サムとパトリックのところへ歩み寄るところはとっても良かった。
でもチャーリーが抱える心の傷が想像以上に大きなもので、それがわかったときはあまりにもそれは重くかわいそうなんじゃないかって思ってしまったよ。
友人が自殺してしまった過去だけではなく、叔母さんに性的虐待を受けていたなんて辛すぎる。その頃はあまりにも幼くて、時折見る幻覚ではそれがどんなものだったか本人もよく思い出せなくて。サムとキスをしてる時の“膝に触れる”動作で思い出すというのも悲しい。
そんなチャーリーを周りで支える人たちがみんな優しい人たちだったのが本当に良かった。
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個人的に印象的だった場面はチャーリーが先生と話してる場面。
「Why do nice people choose the wrong people to date?」
「We accept the love we think we deserve.」
「Can we make them know they deserve more?」
「We can try.」
付き合ったときは相手が悪い人なんて思わないし、後になって違うなって気づくわけで。自分に見合った人がどんなかなんてわからないけど自分が思う以上に自分の価値は大きいものなんだよって気づかせてくれる存在に出会えたら幸せよね。
相手の幸せを願うことはやさしいけれど、自分を二の次にしてたら負のスパイラルだし、最後のチャーリーの“現在進行形、この瞬間は無限だ”って感じるくらいに生きたいね。
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