ルーム | Let's watch a movie, shall we?

Let's watch a movie, shall we?

外国映画専門
映画は娯楽のみにあらず

感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:Room(2015年)

評価:★★★★★
【STORY】
施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と、母親ジョイ(ブリー・ラーソン)。彼女はオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)によって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。(シネマトゥデイ)

【CAST】
ブリー・ラーソン
ジェイコブ・トレンブレイ
ジョーン・アレン
ショーン・ブリジャース
ウィリアム・H・メイシー
トム・マッカムス

etc,,,

フリッツル事件を基に書かれたエマ・ドナヒューの小説「部屋」を、『FRANK -フランク-』などのレニー・アブラハムソン監督がカナダとアイルランドとイギリスと米国合同で製作、映画化。

ゴールデングローブ賞授賞式も終わり、アカデミー賞が近づいてきたので過去の関連作品が観たくなるこの時期。今年のアカデミー賞は司会者不在でいろんな人で回してやるそうですね。今から楽しみ!!


7年間も密室に監禁された女性が、そこで生まれ育った5歳の息子のため命懸けで脱出に挑み、長い間世間から隔絶されていた彼らが社会に適応していく過程を描く。

主演は、『ショート・ターム』などのブリー・ラーソン。生まれて初めて外の世界に触れた息子の戸惑いを、子役のジェイコブ・トレンブレイがみずみずしく演じる。

第88回アカデミー賞では、ブリー・ラーソンが主演女優賞を受賞。その他、作品賞、監督賞、脚色賞にノミネート。第40回トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーションでも上映され、最高賞である観客賞を受賞した。


この映画、終始泣きっぱなしで鑑賞しました。外の世界を知らない子供に教えることの大変さ、世界はこんなにも広いんだと知ったときの喜びや不安が繊細に描かれていました。カメラワークがジャックの目線になることがしばしばあって、それがまた良くて。

ジャックの父親が今まで監禁してた男であるという現実がそこにはあって、おじいちゃんがジャックを見つめられなかった理由はそこにあるんだと思うと子供に罪はないからこそ辛くて。ジョイもこれまでの7年に順応していくのが大変でね。今後のことも想像してしまって観ててしばし心が痛む。

でも最後まで互いを支え合っているジョイとジャックに涙が出ました。それを支えるおばあちゃんとレオも、たくさんの愛が溢れてる映画でとても感動しました!!


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