バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) | Let's watch a movie, shall we?

Let's watch a movie, shall we?

外国映画専門
映画は娯楽のみにあらず

感じることは人それぞれ、それって素晴らしい

2009.02.16~ Blog開始

原題:Birdman or The Unexpected Virtue of Ignorance(2014年)

評価:★★☆☆☆

【STORY】
かつてヒーロー映画『バードマン』で一世を風靡(ふうび)した俳優リーガン・トムソン(マイケル・キートン)は、落ちぶれた今、自分が脚色を手掛けた舞台「愛について語るときに我々の語ること」に再起を懸けていた。しかし、降板した俳優の代役としてやって来たマイク・シャイナー(エドワード・ノートン)の才能がリーガンを追い込む。さらに娘サム(エマ・ストーン)との不仲に苦しみ、リーガンは舞台の役柄に自分自身を投影し始め……。(シネマトゥデイ)

【CAST】

マイケル・キートン

ザック・ガリフィナーキス

エドワード・ノートン

アンドレア・ライズブロー

エイミー・ライアン

エマ・ストーン

ナオミ・ワッツ

 

etc,,,

 

バベル』などのアレハンドロ・G・イニャリトゥが監督を務め、落ち目の俳優が現実と幻想のはざまで追い込まれるさまを描いたブラックコメディー。

 

人気の落ちた俳優が、ブロードウェイの舞台で復活しようとする中で、不運と精神的なダメージを重ねていく姿を映す。

 

 

ヒーロー映画の元主演俳優役に『バットマン』シリーズなどのマイケル・キートンがふんするほか、エドワード・ノートンやエマ・ストーン、ナオミ・ワッツらが共演。

 

ゴールデングローブ賞には最多7部門にノミネートされ、主演男優賞、脚本賞の2部門を受賞。アカデミー賞には、最多9部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞の4部門を受賞。

 

不条理なストーリーと独特の世界観、まるでワンカットで撮影されたかのようなカメラワークにも注目。本作の撮影を担当したエマニュエル・ルベツキによると、本作が1回の長回しで撮影されたものだと観客に思わせるために、本作のカメラワークと編集には非常に高度な技術を要したという。

 

 

今年のアカデミー賞授賞式はコロナの影響もあり4月に延期(ノミネート発表は3月)されたという発表があり、劇場公開作の延期も相次いだことでNetflixなどの配信映画がノミネートが有力視されてますね。ということでこの時期は過去の受賞作観たくなる。

 

でもアカデミー賞受賞作品って実際観てみると首をかしげるような内容が多い印象なのですが、この映画も結構不思議だった。ほぼワンカットしてる技法は観てて確かにすごいとは思ったけど、解説や考察が必要。

 

過去の栄光と現在という現実と幻覚と。妻と娘との関係と。とにかくいろんなテーマが盛り込まれてて、ラストの意味深な感じも結局何だったのかわからず。私解釈だと、舞台で自殺図って華々しく終わらすつもりが死にきれず、批評家から予期せず高評価を受けてまた名声を得たけどもうこれ以上はないからまた落ちぶれちゃう前に“飛んで”終わらせたんかなぁなんて。解釈いろいろでいい映画なんでしょうが、難解映画でした。

 


にほんブログ村 映画ブログ 外国映画(洋画)へ