Almsgiving of Venus 【第30弾】 | じゃすとどぅーいっと!

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もなかさん!ありがとうございまっす!



引き続き誕生日のイタダキモノでございますw


小説をいただいたんですが・・・もなかさんは書き上がるまでが早いですね!

ビックリしちゃいましたw


乃亜と辰馬のお話。

皆さんもどうぞご覧くださいまし!


++++++++


行ってらっしゃい、とおかえり、』




「乃亜、わしは宇宙に行く。」



そう言ってあなたは私を独り、地球に残して行く。



「大丈夫じゃ、心配するな。」



そう言って出て行ったんだよね?



「すぐ戻ってくるき、そんな顔せんでくれ。」



そう言って私の頭にポン、と手を乗せた。

その手は大きくて優しい手だった。


私は何も言葉が出なくなって・・泣いてしまった。



「泣いちょったらおんしのその綺麗な顔が台無しじゃ。」



そう言って涙をぬぐってくれた。


そして見つめ合う。



「・・・行ってくるきに、待っててくれるかのう?」



まだ止まらない涙をぬぐいながら小さな声で言った。



「当たり前よ・・・・。」



辰馬の顔が少しだったが笑ってくれた。


そして唇を重ねた。



「・・ほんじゃあ、乃亜、行ってくる・・・。」


「・・・行ってらっしゃい、辰馬。」





あんなやりとり・・と、考えた。

顔が熱くなってベランダの手すりに腕をのっけて顔を隠した。


どこかおかしくて笑ってしまう。


でもやっぱり淋しかった。

ずっと会ってないのだから恋しくて思い出しもするだろう。



「乃亜」


呼ばれた気がして振り向いた。

でもやっぱりいつもの部屋に辰馬はいない。


ふふ、私、変わってないなぁ・・・・。


そしてまた空を見上げる。



この空に辰馬はいる。


隣にはいないかもしれないけどきっとこの空でつながってる。


そんな事を考えると少し元気になるんだ。


でも、ね・・・


「会いたいよ・・・・・・・・」



誰にも聞こえないように呟いた。

そしてまた涙を流す。


この涙、またぬぐってよ・・・。



「乃亜、」



今度は久しく聞いてなかった声がした。

懐かしい、この声の主は、



「辰馬・・・・・」


「ただいま、乃亜。」


「おかえり、」



++++++++

くっ・・・泣けるぅぅぅぅぅ(ノДT)


「行かないで」と言ったところで、それを辞めてくれる訳じゃない事をわかってるだけに、それを口に出来ない。

「一緒に連れて行って」なんて言って困らせる事もしたくない。

第一、連れて行く気があるなら辰馬の方から申し出てくれるだろうし。


・・・と、乃亜に感情移入して冒頭から泣きましたwww


きっと「行ってらっしゃい」の前後に色々と言いたい事はあったんだろうけど・・・それを我慢する乃亜の健気さ!

くはぁぁぁぁぁ((>д<))


・・・あ、別に自分だとか言ってる訳じゃないですからね?

あくまで名前が自分モデルなだけです。

自分、こんなに可愛げある人間じゃないですからあはははは・・・はぁ・・・orz←


辰馬には常に「行ってらっしゃい」と「お帰り」と言ってあげたいなぁと思いましたw

辰馬の帰る場所はここなんだZE!←黙


感動的なお話、ほんとにありがとうございました!






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