№1 言いだしかねて、秘める恋《キーリー・スミス(女性Vo)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

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 女性ジャズヴォーカル「キーリー・スミス」のレコード紹介です。キスマーク

 

ナチュラルに、楚にスウィング。

艶ある高い声、丁な抑揚&優しい説得力。

創込みの嫌らしさ?この気りがいいんです。

 

一句

 “あの時に 言いだしかねて める恋”

①『ポライトリ!』(58)
《Politely!/Keely Smith》
キーリー・スミス(vo)、ビリー・メイ(orch.)。

 

《女性ジャズヴォーカル Blog紹介》

①『Caterina Valente』№1 ちゃきちゃき、ビートのり

②『Della Reese』(59)№2 シャウトで奪う、恋心
 

写真を使わないジャケット。
ちょっとをしたような・・・気がして。

シンガーのイメージが掴めないから。


歌声を聴いてもリアルな姿がのいてしまう。

ヴァーチャルな彼女、歌声から妄想するだけ。
よっぽど、自信のない容姿?

と、勝手に想像してしまうんだが。

それはさておき、

歌声は、私好みのストシンガーの一枚。
自然体でナチュラルな歌声が、嬉しくてしょうがない。

爽やかに・清楚にスウィングしてくれる。
のある高い声、丁寧に抑揚をつける。

そして、優しい説得力が何ともいい。

バラードでは、「ぐっ」と抑え・しく盛り上る。
ナチュラルなテクの使いこなしは立派。


創り込みの歌唱、そんな嫌らしさとも思えるが。
でも、この気配りがキーリーの歌への想入れ。
と思うと、余計に感度はアップしてくる。

優しく穏やかにナチュラルな巧さ。

そんな演出をしてくれるキーリーです。
どの曲をとってもスト・キーリーです。

 

そんな中、推しは曲「I Can't Get Started」。

(言いだしかねて)

歌詞の内容は、
 多くの成功を収めた人が居るんだが、

 愛する人との関係をめることが出来ない。


ビジネスで成功する傍らで、愛のもどかしさ。
こんなジレンマの曲をキーリーが唄います。

 

 一句

 “あの時に 言いだしかねて める恋”

 

キスマーク 艶のある高い声、爽やかに・楚にスウィングしてくれます。