ご訪問ありがとうございます。
女性ジャズヴォーカル「キーリー・スミス」のレコード紹介です。
ナチュラルに、清楚にスウィング。
艶ある高い声、丁寧な抑揚&優しい説得力。
創込みの嫌らしさ?この気配りがいいんです。
一句
①『ポライトリ!』(58)
《Politely!/Keely Smith》
キーリー・スミス(vo)、ビリー・メイ(orch.)。
《女性ジャズヴォーカル Blog紹介》
①『Caterina Valente』№1 ちゃきちゃき、ビートのり
②『Della Reese』(59)№2 シャウトで奪う、恋心
写真を使わないジャケット。
ちょっと損をしたような・・・気がして。
シンガーのイメージが掴めないから。
歌声を聴いてもリアルな姿が遠のいてしまう。
ヴァーチャルな彼女、歌声から妄想するだけ。
よっぽど、自信のない容姿?
と、勝手に想像してしまうんだが。
それはさておき、
歌声は、私好みのベストシンガーの一枚。
自然体でナチュラルな歌声が、嬉しくてしょうがない。
爽やかに・清楚にスウィングしてくれる。
艶のある高い声、丁寧に抑揚をつける。
そして、優しい説得力が何ともいい。
バラードでは、「ぐっ」と抑え・優しく盛り上る。
ナチュラルなテクの使いこなしは立派。
創り込みの歌唱、そんな嫌らしさとも思えるが。
でも、この気配りがキーリーの歌への想入れ。
と思うと、余計に好感度はアップしてくる。
優しく穏やかにナチュラルな巧さ。
そんな演出をしてくれるキーリーです。
どの曲をとってもベスト・キーリーです。
そんな中、推しは名曲「I Can't Get Started」。
(言いだしかねて)
歌詞の内容は、
多くの成功を収めた人が居るんだが、
愛する人との関係を始めることが出来ない。
ビジネスで成功する傍らで、恋愛のもどかしさ。
こんなジレンマの曲をキーリーが唄います。
一句
“あの時に 言いだしかねて 秘める恋”
艶のある高い声、爽やかに・清楚にスウィングしてくれます。