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ジャズサックス「ジョー・ファレル」のレコード紹介です。
『Moon Germs』の再演、インタープレイを期待?
粗い演奏・単独プレイが目立つだけ!
ファレルの異常気質プレイは貴重!
一句
“もう一度 それが出来ぬや アドリヴは”
⑥『ファレルズ・インフェルノ』(80)
《Farrell's Inferno/Joe Farrell》
ジョー・ファレル(ts,ss,fl)、ヴィクター・フェルドマン(p)、ジョン・グェリン(ds)、
ボブ・モグヌッソン(b)。
《Joe Farrell Blog紹介》
④『Sonic Text』(79)№4 70年代、何でもアリアリ
⑤『Moon Germs』(72)№5 AIロボット・サウンドか?
ファレルの4ビートを探すには苦労する。
大まかな目安は70年代物はフュージョン。
③『Out Back』⑤『Moon Germs』のように。
80年代は4ビート、
①『Vim"N"Vigor』②『Dawn That Dreams』のように。
やっと発掘、当⑥は80年録音で4ビート。
聴き応えがあるのはB#3「Moon Germs」。
この曲は⑤『Moon Germs』にも収録・
比較すると、⑤の演奏は凄いの一言。
「クェ・クェクェ・ヒヘエェ~」、
ソプラノの音は月に向かって吠えるファレル。
ピアノ・ベース・ドラムがファレルに絡み、
インタープレイはド肝を抜く。
当⑥との大きな違いはドラム。
⑤のディジョネットのインタープレイが凄まじい。
グループを牽引し、3人束になる。
ファレルに襲い掛かり爆発しまくる。
当⑥はライヴの弱みか演奏が粗い。
インタープレイに欠け、単独プレイが目立つだけ。
一句
“もう一度 それが出来ぬや アドリヴは”
B#1,#3を聴けばファレルの特徴的なフレーズが良く分る。
奇声を発し、叫びまくるフレーズが目立つ。
4ビートのファレルで、異常気質が楽しめる貴重なレコードの1枚。
⑤『Moon Germs』と同曲、比べると物足りなさがあります。