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ジャズサックス「ジョー・ファレル」のレコード紹介です。
70年代、混沌・行場失う泥沼ジャズ!
新次元を切り拓く、ド根性&情熱が!
スピリッチャル「上質」なジャズが!
③『アウト・バック』(71)
《Outback/Joe Farrell》
ジョー・ファレル(ts,ss,fl)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)、チック・コリア(p)、
バスター・ウイリアムス(b)、アイアート・モレイラ(perc)。
《Joe Farrell Blog紹介》
①『Vim N Vigor』(83)№1 ハレンチ・ジャケットが売り
②『Darn That Dream』(82)№2 よれよれペッパー蹴散らす
何と、インパクトのあるジャケット。
(Wジャケットの裏・表)
『Out Buck』同名のジャズ喫茶が吉祥寺にあった。
70年代はマイルスの電気楽器ど真ん中。
それ以降行き場の無い泥沼化。
これが新たなジャズと思い、どっぷりハマッタ。
当③は、この頃を想い起こすサウンドが満載。
改めて聴くと、Fusion Beatは大嫌いだが、
新次元を切り拓いていく情熱を感じる。
ファレルは①・②で80年代を紹介した。
今回は70年代、何でもアリアリ混沌時代。
新次元への開拓ド根性と情熱をブチ噛ます。
そんなサウンドは、80年代にはちょっと無かった。
ファレルの奇怪なテーマ&アドリブ。
「カク・カク」の上り下りフレーズ。
魂乗り移りの迫力は70年代限定の優れもの。
スピリッチャルな「上質」なジャズが存在する。
だが、当③には嫌いなところがある。
①CTIレーベル②フルート③エレピ④フュージョン。
そんな中、大嫌悪感を緩和するエルヴィン(ds)。
複雑なリズム&インタープレイはせめてもの救いだ。
奇怪なファレルだが、70年代のジャズを切り拓いた演奏をお楽しみ下さい。