(続)№2 よれよれペッパー蹴散らす《ジョー・ファレル(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
ジャズサックス「ジョー・ファレル」のレコード紹介です。ルンルン

 

A.ペッパー3ヶ月前の演奏

吹けない・吹かない、れよれペッパー

ソコ除け・散らし、ファレルが吹飛ばす

 

②『ダーン・ザット・ドリーム』(82)
《Darn That Dream/Art Pepper(Joe Farrell)》
アート・ペッパー(as)、ジョー・ファレル(ts)

ジョージ・ケイブルス(p)、トニー・ヂュマス(b)、ジョン・デンツ(ds)。

《Joe Farrell Blog紹介》
 ①『Vim N Vigor』(83) №1 ハレンチ・ジャケットが売り

ジャケットにリーダ名が無い。

思議なアルバムではある。
A.ペッパーのリーダ名で売りたいんだろう。
だが、演奏は僅かしかないので記載を省略か。


ペッパー死亡、3カ月前の録音。
既にペッパーは、もうレヨレ状態。
テーマだけ、或いは全く吹かない・・とは。


アドリブを聴けば、ロングトーンが続かない。

ブチ切れフレーズはよれよれで、々し過ぎ。

耳を塞ぎたくなるほどで。
 

当②はジョーファレル狙いで買った。
ペッパー加入ならフュージョンは有り得ない。
モーダルジャズが聴けるはず・・・という

 

当②は①『Vim N Vigor』の翌年録音。
下手クソ・サイドメンの①と異なり、バリバリ吹きまくる。

 

単に流れるようなフレーズでは無い。
奇怪なフレーズはちょっと他には無い。

サイドメンが上出来で、表現力はントツ。

マイルスで有名な『サムデイ・マイ・プリンス~』。

ちょっと、この演奏はダサイ。

「いつか、王子様が・・・」

淡い期待と優しさを表現する曲だが。

ファレルには似合わない。


優しさを現したいんだろう。

だが、ヌケ・軟弱フレーズにがっかり。
スピリッツ系があなたにはピッタリなんだが。

 

音譜 怪な動きを見せるファレルのアドリヴをお楽しみ下さい。