№6 牙が抜かれた狼達《カーティス・フラー(tb)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
       ジャズトロンボーン「カーティス・フラー」のレコード紹介です。ルンルン

 

腕級・ヘビー級メンバ集合

「牙」を抜かれた狼、こたれ・バンドに

超人気アルバム④『blues-ette』の二番煎じ??
⑥『スライディング・イージー』(59)
《Sliding Easy/Curtis Fuller》

カーティス・フラー(tb)、リー・モーガン(tp)、ハンク・モブレー(ts)、トミー・フラナガン(p)、
ポール・チェンバース(b)、エルビン・ジョーンズ(ds)。

《Curtis Fuller Blog紹介》

③『The Curtis Fuller Jazztet』(58) ④『Blues-ette』(59.5)

№3 「蒲鉾」の歯応え!タンキング        №4 ボッ!砲丸・鉄球を投飛ばす

⑤『"Imagination"』(59)
№5 アレンジは?一発本番勝負か

凄いメンバーだ、特にリズム陣が気に入った。
ビー級ハード・バップで聴かしてくれる

と、思ったら「」を抜かれた狼、へこたれ・バンド。


フラーのタンキングの効いた歯切れ良い音は無い。
エルビンのパワードラムは「の皮」を被ったまま。
マッコイのピアノは西海岸の白人ピアニストと間違えるような。

「狼の牙」を抜いたのは誰
アレンジャーは、ベニー・ルソン&ジジ・グライス。

④「Blues-ettte」を思い出すゴルソンの穏やかアレンジ。

当⑥は丸ごとやかアレンジに仕上がっている。


だが、流石「ヤンチャ坊主」リー・モーガンのラッパ。
全員トロトロ演ってる中で、この男はリリアント。
たった1人、我道まっしぐらで輝きまくってる。


アルバム全体がソフィスケイトされ、BGM用サウンド。
パワフルメンバが集合し、ラダラ音創りのアレンジが許せない。

A#4「Bongo Bop」、ハイテンポの乗れる曲。
しかし、メンバ各自のパワフル感は半分も出ていない。
エルビンのドラムがドロもどろに聴こえる。

500馬力、それが発揮出来ないスーパーカー。
 

その原因はアレンジャーのゴルソン。
全員の力量を極限まで発揮させるアレンジであって欲しい。

超人気アルバム④『blues-ette』の二番煎じ狙いか。

 

音譜 アルバム一番のハイテンポな曲、とても「ブルース・エット」にり切らない。

《Curtis Fuller Blog紹介》

①『Blue Trane/John Coltrane』(57) 〇カーティス・フラー(tb)

名演・名盤の裏に・・《ブルー・トレイン》        №0 引っ張り凧(たこ)!

①『New Trombone』(57.5)       ②『The Opener』(57.6)

№1 NY上京後の1発録音             №2 でかい朝顔&タンキング!秘訣の音