№0 引っ張り凧(たこ)!《カーティス・フラー(tb)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
       ジャズトロンボーン「カーティス・フラー」のレコード紹介です。ルンルン

 

「ポワ~ン・ボワ~ン」何て、嫌いな音

ところが、トロンボーンってしい?!

だから、引っり蛸になったフラー
〇カーティス・フラー(tb)


「名演・名盤の裏に《ブルー・トレイン》」でカーティス・フラーを紹介。

NYに上京後「ルー・トレイン」の録音時のこと。

コルトレーン、リー・モーガンの大巨頭に挟まれ、

演奏が出来ず「事場の馬鹿力」で吹きまくった。

《Curtis Fuller Blog紹介》

①『Blue Trane/John Coltrane』(57) 名演・名盤の裏に・・《ブルー・トレイン》


ところが、このトロンボーンは少々しい楽器のようだ。
「トロンボーンは吹こうとするな」。
「息の量」「口の形」「舌の動き」「スライド管の位置」の4つに集中。

その結果音が出る。とてつもなく難しいようだ。
だから、ジャズ業界にトロンボーン吹きはない。

「ポワ~ン・ワ~ン」間延びしたトロンボーンが嫌いだ。

切れが悪くけじめが無い、リズムにのれない。

フラーの有名盤「ブルース・エット」。
切れ良く、リズムにのっている。

JJジョンソンは、スムースにスライドさせ、流れるように聴かす。

だから、JJジョンソンは嫌い。

吹き手が少ないから、NY上京のフラーにレコード会社がオファー。

各社からっ張り凧。

日本各地のJR無人駅、何処にでもあるような。
出身地デトロイトから「いざ旅立ちNYへ」のジャケット。
フラーはこの時若干22歳・1957年。

 

音譜 当時、引っ張り凧のトロンボーン。フラーの切れ良い音をお楽しみ下さい