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ジャズトロンボーン「カーティス・フラー」のレコード紹介です。
まさしく、コシのある「蒲鉾」を噛み切った歯応え!
太く・重い音を「タンキング」で切りまくる!
3管のブ厚い音、軽やかに・走り飛ばす!
《The Curtis Fuller Jazztet With Benny Golson》
カーティス・フラー(tb)、ベニー・ゴルソン(ts)、リー・モーガン(tp)、ウイントン・ケリー(p)、
ポール・チェンバース(b)、チャーリー・パーシップ(ds)。
《Curtis Fuller Blog紹介》
①『Blue Trane/John Coltrane』(57) 〇カーティス・フラー(tb)
名演・名盤の裏に・・《ブルー・トレイン》 №0 引っ張り凧(たこ)!
①『New Trombone』(57.5) ②『The Opener』(57.6)
№1 NY上京後の1発録音 №2 でかい朝顔&タンキング!秘訣の音
A#1「It's All Right With Me」アップテンポの曲。
ドラムソロが「今から始る」感を盛り上げ、軽快にスタート。
テーマの3管はブ厚い音だが、軽やかに・リズミカルに。
フラーが切れ&乗りの良さで、一発目のアドリヴを粋に飛ばす。
この「タンキング」が切れの良さ、フットワークの軽快さを活かす。
まさしく、コシのある「蒲鉾」を噛み切った感じか。
テーマを聴いてるだけで、ドンドンと身体が引っ張られる。
小刻みなリズムが身体を前のめりに突っ込ませる。
このアルバム、聴き応えの1曲。
NY上京後約1年、フラーも余裕が出てきたか。
ウオームトーンの中に、割れた音をたまに1発かます。
メリハリあるフレーズはボントロ特有のダラ~と感を与えない。
タイトルにフラーの名が入ってる。
リーダでもないのにフラーが勝手に自分の名を入れた。
そんな「いわくつき」で、フラーが仲間外れだった。と言われる。
この頃から3管編成のジャズテットが流行り始める。
1人がアドリブをとり、バック2管でコーラスを付ける。
フラーはゴルソンと組み、ゴルソンがアレンジを担当。
ただ、ここではアドリヴのバックを2管が行ってない。
2管バックで演奏するのは少し先になる。
ドラムソロから始るテーマ、3管の重厚な音が軽快に・リズミカルに弾ける。