№3 「蒲鉾」の歯応え!タンキング《カーティス・フラー(tb)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
       ジャズトロンボーン「カーティス・フラー」のレコード紹介です。ルンルン

 

まさしく、コシのある「鉾」を噛み切った歯応え

太く・重い音を「ンキング」で切りまくる

3管のブ厚い音、軽やかに・走りばす


③『ザ・カーティス・フラー・ジャズ・テット』(58)

《The Curtis Fuller Jazztet With Benny Golson》
カーティス・フラー(tb)、ベニー・ゴルソン(ts)、リー・モーガン(tp)、ウイントン・ケリー(p)、

ポール・チェンバース(b)、チャーリー・パーシップ(ds)。

《Curtis Fuller Blog紹介》

①『Blue Trane/John Coltrane』(57) 〇カーティス・フラー(tb)

名演・名盤の裏に・・《ブルー・トレイン》        №0 引っ張り凧(たこ)!

①『New Trombone』(57.5)      ②『The Opener』(57.6)

№1 NY上京後の1発録音             №2 でかい朝顔&タンキング!秘訣の音


A#1「It's All Right With Me」アップテンポの曲。

ドラムソロが「から始る」感を盛り上げ、軽快にスタート。

テーマの3管はブ厚い音だが、軽やかに・リズミカルに。

 

フラーが切れ&乗りの良さで、一発目のアドリヴを粋に飛ばす。
この「ンキング」が切れの良さ、フットワークの軽快さを活かす。

まさしく、コシのある「鉾」を噛み切った感じか。


テーマを聴いてるだけで、ドンドンと身体が引っ張られる。

小刻みなリズムが身体を前のめりにっ込ませる。
このアルバム、聴き応えの1曲。

NY上京後約1年、フラーも余裕が出てきたか。
ウオームトーンの中に、れた音をたまに1発かます。
メリハリあるフレーズはボントロ特有のダラ~と感を与えない。

 

タイトルにフラーの名が入ってる。

リーダでもないのにフラーが手に自分の名を入れた。

そんな「いわくつき」で、フラーが仲間外れだった。と言われる。

 

この頃から3管編成のジャズテットが流行り始める。
1人がアドリブをとり、バック2管でコーラスを付ける。

フラーはゴルソンと組み、ゴルソンがアレンジを担当。

 

ただ、ここではアドリヴのバックを2管が行ってない。

2管バックで演奏するのは少しになる。

 

音譜 ドラムソロから始るテーマ、3管の厚な音が軽快に・リズミカルに弾ける。