№4 モード!ピアノレスの限界《エルビン・ジョーンズ(ds)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズドラム「エルヴィン・ジョーンズ」のレコード紹介です。音符

 

ジョー・ファレルのード奏法でピアノレス。

怪力サウンドではカマシイだけ。

ジョー変が演れば世界観が変わる??

 

④『ジ・アルチメイト』(68)

《The Ultimate/Elvin Jones》
ジョー・ファレル(ts,ss,fl)、

ジミー・ギャリソン(b)、エルビン・ジョーンズ(ds)。
 

《Elvin Jones Blog紹介》

②『Heavy Sounds』(68)№2 単調8ビート!たこ足8本打法は

③『Puttin' It Together』№3 音階を得たドラム!サックスに絡む

 

③『Puttin' It Together』から5ケ月後。

同一メンバによる録音。
②、③、④は68年の録音。


このアルバムのエルビンは大暴れが小ぎみ。
シンバルレガートを多用しながらの叩きっぷり。

B#1 ギャリソンが主人公でアドリブ展開。

これが1番楽しめる。

3人揃って強さだけで貫き通すと。

全ての曲が同じ演奏に聴こえる。

このB#1だけは違う。

③と当④、超パワートリオを聴く。

すると、ピアノレスの界がみえる。
それは、ード奏法で演ってるから。

 

H.バップのピアノレスなら、メロディーが活きる。

緊張感が倍増するニー・ロリンズが良い例だ。
 

当④で、ファレルのモードでのピアノレスは、
迫力だけのうるさい音の塊りになっている。
2枚連続で聴いてると、音楽が本来もっている

「音の楽しさ」を忘れてしまいそうだ。
 

ファレルを切り、ジョーダーソンを起用すれば、

緊張感連続の楽しさが味わえるだろうに。
ッカー・アービンもイイかな。

 

音譜 B#1の曲、ベースラインをお楽しみ下さい。