【おもしろい販売員は、接客とは関係ない知識や経験をいずれ役に立つだろう、と蓄積する癖があります】

 

銭湯。

 

こんばんは、販売コンサルタントの平山枝美です。

 

銭湯を見かけたら、入る。

ちょっとハマってます。

 

はてさて。

 

今日のテーマはこちら。

 

小説「君のクイズ」に学ぶ接客術

 

 

 

 

先日、このような本を読みました。

 

 

 

この小説は、接客とはまったく関係ありません。

けれど、接客に通じるものがあるんだよなあ、と思ったのでご紹介します。

 

 

  接客とはクイズのようなものかもしれない

 

さて、冒頭でご紹介した

 

『君のクイズ』という本。

 

主人公はクイズ番組に回答する出演者です。

 

いよいよ最後の1問、どちらかが正解すれば優勝、1000万円を手にすることができます。

 

そのとき、クイズの出題がされる前に相手が正解を答えてしまいます。

出題される前に答えられるなんて、おかしい。

最初から、どんな出題がされるか、裏で不正が行われていたかもしれない。

 

そんな真実を、クイズ番組を振り返りながら謎を解き明かして行く話です。

 

クイズが出題され、そしてどうして自分が回答できたのか。

それを、主人公が自分の経験や体験を振り返りながら、謎に迫っていきます。

で、

この過程をみていると、普段からのどうでもいい付き合いとか、

なんにも考えていないけど、人から教えてもらったこととか

全く興味がなかったけどパートナーがやってたこととか

 

一見なんでもないようなことが

いつか役に立っているということがよくわかるんですよね。

 

接客も、お客様とのコミュニケーションや提案をする中で

「そういえば、あの時あんなこと聞いたことあったな」

なネタが、会話の盛り上げに一役かってくれて

かつ、そんなとき長い顧客につながることがあるのです。

 

そう考えると、自分の経験がいつどこで役に立つかわからないものですよね。

 

 

  いつか、何かの役に立つだろう、という気持ちを大事にする

 

接客が上手になりたいな、と思うと

 

ファーストアプローチ、何話したらいいのか

とか

クロージングのときのキラーワードなんですか

とか

ノウハウの話に注目が集まります。

 

もちろん、売上をとるには、そういう

すぐ使える技ってすごく気になるし、大事です。

 

一方、遊びに行ったときに見て感じたことや

友達からなんとなく聞いた知らない雑学

美術館で、たまたまやっていた展示物など

 

それ、いつ誰と話すかよくわからないようなものが

偶然お客様がつけているキーホルダーと一致するとか

お客様が答えてくれたことに反応できるとか

役に立つことがあります。

 

ちょっと話がそれるのですが

YouTubeでちょっと面白いことをやっている人とか

ある時知り合った素敵な人とか

それ、いつどこで使うんですか?

っていう買い物をしています。

 

例えば妙な置物とか、歯切れとか

昔のはがきとか。

 

どうでもいいし、どこで使うの?っていうようなものを

面白いって思える人って、人としてなんか印象的っていうか、ずっと覚えているんですよね。

 

そして、なぜそれを手に入れようと思ったのかを深堀りしていくと

いろんな人がいるものだな、と面白い。

 

どうでもいいことを面白がられることも販売員の才能の一つだと思うのです。

 

 

  関係ないことを結びつける、アナロジー思考

 

さて、この話の流れでもう一つ

お話しておきましょう。

 

関係ないから、聞き流しておこう

 

ではなく

 

いつか、役に立つこともあるだろう

 

と考えておくことが大事な理由がもう一つあります。

 

それは、一見関係ないことを

自分の仕事に結びつけて考えるチャンスが増える、ということです。

 

私はかれこれ15年間ブログを書いていますが(そういえば、ついこの間15周年を迎えていたことをうっかり忘れていました。読んでくださっている皆さんのおかげです。ありがとうございます)

 

そんな時間、毎日ブログを書かないといけないので

いつもネタを探しています。

 

冒頭で紹介した小説『君のクイズ』も、普通だと接客とは全く関係ない内容なのですが

こういうシチュエーションは似ているのではないか?

と、こじつける(?)ことによって、ブログのネタにしています。

 

また、ネタを探す癖をつけているうちに

違う業界の人と話をしているときでも

「このネタは使えるのではないか」

「うちの業界に置き換えると、どんなことがあるか」と

ヒントがどこかに潜んでいるのではないかと、考えるようになりました。

 

この、こじつけ力があることをアナロジー思考、といいます。

 

ユニクロは今や国内で一番のアパレル企業と言えますが

ユニクロが成長したのは、アパレルの中だけでなく

他の企業の良いところを取り入れたからこそ伸びました。

 

まさにアナロジー思考だったわけですね。

 

研修ではたまにアンケートで

「うちは服を扱っていないが、服の事例だけで参考にならなかった」と書かれてしまい、事例をもっと幅広くお伝えすればよかったと反省する一方

どうしたら参考にすることができるか、考えてほしかったなというのが正直な気持ちです。

それいらい、こじつけ方をお伝えするようになりました。

 

 

  まとめ

ベストセラー小説『君のクイズ』を例に、自分の人生経験が接客に生きることについてお話しました。

 

クイズの回答者が多くの経験から答えを導き出したように、

接客も一見無関係な知識や経験が思わぬところでお客様との会話に役立ちます。

 

この、思わぬところ、をいかにふやせるか、なのです。

 

また、このような異なる事柄を結びつける「アナロジー思考」は、停滞していた自分の接客や仕事に新しいアイデアを生み出すことに繋がります。

 

ブログのまとめ:意外な知識も役立つ

 

 

 

というわけで

今日もありがとうございました。

それではまた今度!

 

 

 

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