【私が遭遇した、すごい接客 ~前編~】平山枝美のアパレルブログ | 疑問解消で売り上げも3倍!?平山枝美の販売ブログ

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お声がけすらできなかった問題児が、なんと担当店の売り上げをみるみる改善するマネージャーに大変身!現在では販売コンサルタントとして活躍する筆者がこっそり(?)お伝えするブログ。皆さんが楽しく接客・販売の仕事ができるヒントをぎゅっと詰め込みました。

【単価が安いものは売りやすいけど、高いものって苦手。だけど、この間、一番高い商品をバンバン売ってる人を見かけました】

ふしぎだなあ

接客アドバイザーの平山枝美です。

大片付けをしました。
いらないものはすぐ捨てるほうだし、
無駄と思うものはそこまで買う方でもないのですが
毎年なんでこんなにゴミがでるのかなーと
不思議です。

あと、なぜ日本酒の蓋をこんなに残してあったのか不思議です。
酔っ払って捨て忘れたのかな。

さてはて。

今日のテーマはこれ。




セール前になると
「セール待ちかな?」と言うお客様が増えます。
そうなると、ますます高いものって売りにくく感じますよね。

しかし、先日、とある売り場で高いものをバンバン売ってる販売員さんを見かけ
びっくりしてしまったのでご報告します。

実家にウイスキーでも買って贈ろう、と百貨店のお酒コーナーに行ったときのことです。

陳列棚を見ながら、すぐ横でお客様が接客を受けていました。
しばらくすると、箱を持ってレジへ案内されていきました。

そしてまた、別のお客様がやってきて、しばらく接客を受けていたと思ったら
先程と同じ箱を持って、レジへ。

あれ、ずいぶん売ってるなあ
そう思って興味を持った私は、そのスタッフに声をかけてみました。

私「父に、ウイスキーをプレゼントしようと思っているんです」
スタッフ「お父様にですか? きっとお喜びになると思いますよ。ご自身では召し上がりますか?」
私「好きなんですけど、詳しくなくて」


そう言うと、スタッフのかたは

それなら、任せてください。お父様にいいウイスキーを贈りましょう!」
と力強く頷いてくださいました。

私は、どれを選んでいいかピンとこなかったので、

すごく頼もしく思ったものです。

その後、スタッフのかたからこんな質問を受けました。

「このウィスキーの中で、今までどれを飲んでいたか、見たことがあるパッケージはありますか?」
「普段のお食事で、好きなものはなんですか? 
例えば、ハンバーグとか、カレーとかわかりやすい味がお好きか、

それともタイ料理など日本人には馴染みの少ない味もお好きとか」

それに対して、私は父の好みの味にを思い出して伝えたり、
パッケージを指差したりして答えました。

すると、スタッフのかたは

「それなら、ぜひ!おすすめのものが、あります!

と力強くいい、手元のウィスキーを差し出してくれました。

「こちらは、お父様にまさしくおすすめしたいウィスキーです。癖がなくて、でも深みがあって、何度でも口に運びたくなってしまうような
ウィスキーなんですよ」

と目を輝かせて言いました。
お酒に詳しいこの人が、私に合わせて勧めてくれている

しかもこんなに自信があるなら間違いないだろう

 

と思った私は

頭の中で

あ、これにしよう

と決めかけていました。

しかし、気になるのは価格です。
どんなにいいものでも、お財布にある程度優しいものだといいな
だって、おつまみも一緒に送ってあげたいから・・・

そんなふうに考えていたので
素直に

「おいくらですか?」

と伺いました。
すると、まあ、そこそこのお値段。
はっきりいって、軽く予算オーバーです。

しかし、スタッフは目の輝きを失うことなく、続けました。

「このウィスキー、箱もすごく素敵なんです。もらったときに、箱が立派だと、すごくいいものをもらえたんだなって喜び倍増ですよね」

たしかに、うちの父は、見栄えがするものが好きです。
どんなに高くても、地味なものの価値がそんなにわかるわけじゃない。

この箱の豪華さは、たしかにわかりやすいかもしれない。
せっかく喜んでもらえるなら、まあいっか。

予算オーバーだけど、今年あんまり会えなかったし。

 

そして

「それ、ください」

と、いつの間にか言っていました。

さて、
この方の接客は、なにがすごいか。

 

まとめてみましょう。

 

アパレルや雑貨の接客でも活かせる
3つの理由があります。

1つ目は

絶対的な自信があることを伝えられている、という点です。

・「それなら、任せてください」と言う
・「ぜひ、おすすめしたいものがあります」と言う
・輝いて、自信がみなぎった目


このような接客が購入を力強く後押ししてくれました。

私の話を聞いて、

だったら、これが絶対にいい!

と言ってもらえると、間違いなく購入できそう
と安心できたのです。

2つ目はお客様の話からニーズを汲み取るのがうまい、ということ。

こういうお父様なら、箱が立派な方がいいですよね?

と、まるで父のことを知っているかのように、私の話から父のタイプを把握してくれていたので信頼できました。

そして3つ目はこの後編に書いています。

大切なことなので、ぜひ読んでください。

 

 


というわけで、きょうもお疲れ様でした。

それでは、また明日!

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