Poisonってバンドあったよね。今もあるのかな??
今日は仕事で疲れて帰宅し、たまたまPCをつけてボーッとYoutubeを見ていました。最近また、大好きな懐かしの80年代や90年代の、洋楽PVを見ることが多くなって来たのですが、何故か見ているうちにLAメタル??ボン・ジョヴィとかシンデレラとかポイズンとかウォレントと言ったバンドが出て来て,思わず見てしまいました。わたし、彼らがピークだった80年代後半とか、その当時は、ああいうLAサンセットストリップな、パーティー系アメリカンハードロックが正直嫌いで、モトリー・クルーとか嫌悪していました。どちらかと言えば当時はUK好きで、ストーン・ローゼズとかにイカレテいた時期です。ボンジョヴィなんて、もう口にするのも許せない、みたいな・・・。でも、わたしはもともとジャンルで音楽を選ばないタイプというか、なんでも聴いて、好きなものは好きなタイプです。彼らも内心では全部すべて嫌いではなく、実はいいなと思う曲もあったんです。例えば有名なところでは、ボンジョヴィのデビュー曲「Runnaway」は好きな曲だし、「Its My Life」もいい曲だと思う。そして、それらと比べると非常にマイナーですが、今回聴いてみて「いいな、この曲やはりオレ好きだ!」と思えたのが、ポイズンのこの曲です。この曲を知ったのは、当時バイトしていたビデオ屋の先輩をよく家までクルマで送ったのですが、彼がいろんな音楽をごった煮で好きな人で、「ポイズンの今回の新作は出来がいい!」とか言いながらおもむろにかけたんです。当時はガンズ・アンド・ローゼスがピークで、そろそろニルヴァーナとかが勃興しそうかという時期で、シンデレラとかポイズンは、「化粧してパーティー??」みたいな、時代遅れの恥ずかしいバンドになりつつある時期でした。そうした、重く真面目なサウンドが台頭してきて、自分たちが陳腐化してきているのを本人たちも意識していたのか、シンデレラはカントリーを取り入れたシブいアルバムを発表し、ジョン・ボンジョヴィーもカントリーテイストの聴かせるアルバムを出したりしていました。そして、ケバケバ女酒ロックンロールパーティーのポイズンも、ベトナム帰還兵を歌ったり、シビアーな今にコミットし始めました。この曲の入ったサードアルバム「 フレッシュ・アンド・ブラッド 」は、確かにその先輩が言うように出来のいい、チャラチャラした雰囲気を抑えた作品ですが、やはり彼らこの時代の人たちが持つ、不思議なほど濃厚なPOPさというか、ボンジョヴィに代表されるような、日本ウケする要素は十分にある内容だった。残念ながら、その後はグランジの波に消えて行った感じのポイズンでしたが、この作品はもっと評価されてもいいんじゃないかと思う。彼らをわたし、最後に見たのは、MTVアンプラグドのライブ・パフォーマンスでしたが、あまりの演奏の下手さに卒倒しそうになりました。その前か後に出たのが確かエアロスミスで、その演奏が息を飲むほど素晴らしすぎたので、出番が悪かったとしか言いようがありませんが、それにしても、C.C.デヴィルのギターとか酷かったなぁ~。最後に余談ですが、彼らいかにもLAサンセットストリップ代表みたいに思っていたんですが、アメリカ東海岸のペンシルベニア出身なんですね。