今日は仕事で、非常に理不尽でやり切れないことがあったので、帰って来てから気晴らしにネットで、音楽映像をサーフィンして忘れることにしました。
いろいろ見ているうちにYMOが出てきて、なつかしいな、小学校の頃好きだったな~と、彼らをいろいろ聞いているうちに、なぜかお勧め関連動画に「オフコース」が出てきました。
ああ、オフコースか~、とこれも気が付けば何気に見てしまっている自分がいました。
以前も、ザ・キンクスやボブ・ディラン、レッド・ツェッペリンを見ていたはずなのに、いつの間にかアルフィー、安全地帯にたどり着いていたことがあって・・・、まあ、自分の中、高校生時代に流行っていたものではあるから、世代的には間違っていない。
でも、安全地帯なんか、テレビで何気に見ていたヒット曲くらいしか知らないし、夢中になって聴いた記憶もない。
今でも好きでもないと自分では思っていますが、でもワインレッドの心を聴いて、これは結構凄い曲かもしれないなんて今更思ったな。
と、それよりオフコースだよ!
安全地帯と違って、自分小学生から中学生に上がった頃、私の中で一瞬のフォークブームがきて、吉田拓郎や海援隊などとともに、オフコースとチューリップが結構好きで聴いていたことがある。
レコードは持っていなかったけれど、レンタルで借りてきてカセットにダビングした、オフコースのアルバムを結構持っていました。
デビュー当初のオフコースは、小田和正と鈴木康博さんのデュオで、なんだか難解でしみったれたフォークソングをやっていて、つまらない上に絶対売れないぞこんなのみたいな、デビューできたのが不思議だと思えるサウンドだった。
それが眠れぬ夜くらいからいきなり聴きやすいPOPな歌になり、そしてメンバーが増えてバンドスタイルになる。
バンドになった途端、さよなら、とか、愛を止めないで、とか、売れ線なPOPソングなんだけれど、意外とギターがドライブしたロック的なアレンジの演奏になった。
自分はこのロックバンドっぽい演奏は、後から入った、元々ロックンロールバンドをやっていたという、ドラマーやギタリスト、ベーシストの影響だと思っていました。
初期からの2人はフォーク出身だし、小田和正がキーボードをやりながら歌っているのは知っていたけれど、鈴木さんはどうせ歌やコーラスのついでに、ギターを軽くコード弾きしている程度だろうと思っていた。
しかし今回、愛を止めないでのライブ映像を見てぶっとんだ!
なんと、さよならや、愛を止めないでの、あのロックなギターソロを、鈴木のヤッさんが、ギュイ~ンと、チョーキングを駆使しながら弾いてるではないか!
それも、ロックのセンス的に結構かっこよく!
オフコースのライブ、ショートバージョン。
MV最後らへんで、鈴木さんのギターソロ姿が見える。
この鈴木さん、オフコースを脱退したあと、ソロ活動をするのですが、当時その試聴版をうちの父が持って帰ってきたことがありました。
父が鈴木さんのファン・・・だったわけではなく、80年代当時うちの父は某大手マスコミ系会社の幹部で、それで「宣伝よろしくおねがいします!」みたいな感じで、メッセージ付きで渡されたらしく、ソロアルバムを持ち帰ってきたのだ。
その頃わたしは思春期で、父とは一切会話をしませんでしたが、母を通して「音楽やっているあいつならおれよりわかるだろう・・・」みたいな感じで、そのアルバムをわたしに渡してきました。
でも当時のわたしは、ピストルズだ、ラモーンズだ、クラッシュだ!!の時期で、オフコースの鈴木康博?そんなタルいの聴くかボケ!と、一度もトレイに載せた記憶もなく、そのアルバムがどこへ行ったかも定かではありません。
今思えば、悪いことをしたな、聴いてみとけばよかったなって少し思います。
鈴木さんごめんね。
ちなみに、小田和正とはまったく縁もなければ、あまりソロとか知らないんですけれど、でもあの人の作る曲と歌声は、基本好きです。
以前これをブログに書いたら、驚かれたことがありましたけれど。