久々のお休み前の今日の1枚ですが、

今日はなんとなく、メルヘンワールドに迷い込みたいような気分だったので、クリームをチョイス。

作品は、彼らの一番有名な3作目、1968年発表の、

 

CREAM/Weels Of Fire

 

邦題「クリームの素晴らしき世界」です。

わたしは毎回、中世ヨーロッパに迷い込みたいような気分の時は、この作品をかけます。

 

 

ところで、メルヘンチックワールドでなんでクリーム??

クリームはかのクラプトンのギターを看板にした、ブルース、ライブでの楽器インプロバトルの、ギターロックバンドじゃない?

そう思われる方は多いかもしれません。

 

でも、少なくともわたしは、クリームが現役時代に発表したスタジオアルバムから、言われるほどクリームと言うバンドは、ブルースやギターロックバンドとは思っていません。

確かにライブ演奏だけを聴くと、ブルースをベースにした、初期ハードロック色は強いかもしれませんが、それ以外の彼らは、ブルースというよりは、サイケやジャズ、ブリティッシュトラッド色の方が強い曲が多いと思う。

 

そして、クリーム=クラプトンみたいな認識が、ここ日本では多そうですが(わたしだけ)、クリームは、ベースのジャック・ブルースがメインボーカルで、楽曲もこのブルースと、ドラムのジンジャー・ベイカー作品が多く、それほど、エリック・クラプトンの印象は濃くない。

 

中でも、ドラムのジンジャーの曲が、特にこのアルバムの作品は、非常にメルヘン色が強くて、独特の不思議な世界に迷い込んだ雰囲気になれるのでいいんです。

わたしは、ヨーロッパ中世とか、不思議の国のアリス的な世界観に浸りたいと思ったら、毎回、迷いなくこの作品をチョイスします。

 

Cream - Pressed Rat and Warthog ↓

 

 

 

 

このジンジャー・ベイカーや、ジャック・ブルースの才能は、もっと知られてもいいと思うのですが…。

 

というわけで、明日も頑張りましょう。