いよいよ平成も終わります。
わたくしにとって、平成の音楽人としての記憶は、まず、屋根裏などのレギュラーを持って、当時のサブカル系音楽雑誌にも第一線アマチュアバンドと取り上げられた、自分の中ではなかなか活躍したバンドが解散したことです。
雑誌などに取り上げられたのが確か平成元年で、解散が平成2年の夏くらいだった。
夢破れる?ところからスタートし、その後彼女に逃げられ?新結成したバンドは全く振るわず、やがて平成6年頃にはバンド活動そのものから撤退しました。
アマチュアミュージシャンとしてだけでなく、人間としてまったく冴えないスタートでした。
この辺は、「80年代バンド活動青春日記」というカテゴリーに詳しく、小説調に書いてあるので、ぜひぜひお読みいただければと思います。
平成5年頃、バンド活動時代最後の方のわたくし。
それと、音楽リスナーとしてのわたしの平成史ですが、昭和時代は完全ブリティッシュビート、ニューウェーヴ、パンク好きだったのが、アメリカンロック、カントリーロック、ブルースロック好きにシフトしたことでした。以前は考えられなかった、ドゥビーブラザーズや、スティリー・ダンあたりや、ドクター・ジョン、レオン・ラッセル、オールマン・ブラザーズバンド、レイナード・スキナードあたりが大好きになりました。
この趣味は今でも続いていて、今ではセックス・ピストルズや初期のダムドなんてまず聴きません。UKでもザ・スミスとか、エコー・アンド・ザ・バニーメンあたりは未だに大好きなんですけれどね。
あと洋楽ファンとしてリアルタイムで付いて行けなくなり、すっかり洋楽オンチになってしまったのも、わたしの平成音楽史でした。
平成初期・・・、まあ洋楽を平成とか書いちゃうと違和感ありありですが、パール・ジャムとかブラック・クロウズ、マニック・ストリート・プリーチャーズ、オアシスあたりを大好きになった反面、平成10年までにほとんどリアルタイムで洋楽を聞かなくなってしまいました。
それ以降、たまに買う洋楽CDも、ほぼ例外なく、60年代、70年代アーティストの発掘盤や、リイシュー、リマスターばっかりです。
コールドプレイだとか、アークティック・モンキーズなんて、ほとんど1曲も聴いたことがありません。
ちょっと聞いてみるかなという気力や好奇心さえ持てない、おじさんになってしまいました。
その代わり、日本の音楽に関しては、かつてないほど聴きまくったのも、平成中盤以降のわたしの特徴でした。
好みが日本のロックにシフトしたというわけではなく、当時就職した仕事の関係から、いわゆるJ-POPを仕事の都合上、聴く機会が多くなったんです。
そこでなかなか、今の日本のバンドや、アーティストが素晴らしい事を知りました。
自分が仕事上で音楽に関わってから、いいなと思った印象に残っている曲、わたしの平成ベストソングをここで。
一番最初に聴いて、今の日本の音楽はこんなになっているのか!!スゲーや!とノックアウトされたのがこの人。
これは、俺みたいな時代遅れはもう二度と音楽活動で何かを提供できまいと思いました。
そして次に個人的に、ファンになってしまったのがこの人たち。
もろズバリ、わたしの好みです。
そして、売れ線ですが、これらの曲も、ああ、いい曲だなって印象に残っています。
飽きるほど売れまくった「粉雪」は聴きすぎて、もうお腹一杯、10年は聴きたくない状態になりましたが、この曲の方が今でもいいと思う。
そして、同じく売れ線でしたが、この曲も好きだったなぁ~。
ほかにも、ザ・ブリリアント・グリーンの「冷たい花」とか、「元ちとせ」の「ワダツミの木」とか、あれ、レピッシュのキーボードの人が作っていると知った時は驚きましたね。平原綾香の「ジュピター」も歌のうまさに感動しましたね。
わたしは平成20年代初頭、音楽に関わる仕事を辞めてしまいましたので、東日本大震災以降の歌については詳しくありません。
でも、たまたま何かで耳にして、一番最近いいなと思った曲はこちらです。
なんか女性シンガーばかり好きになっている気もしますが、今の時代こう言うと問題発言になってしまうかもしれませんが、昭和の時代はアイドルとか一部のシンガーソングライター以外、女性のやる音楽活動は、男の作るものにボーカルで色を添える程度とか、どこか色物的な目線で見られがちだった気がします。
でも今やすっかり、男女逆転してしまった感もあり、ロックでも男の立ち位置というのは、平成30年間で、大きく変化したのかな、なんて思ったり・・・。
さてもう数日後の新たな令和の時代、果たしてロックは生き延びることができるのでしょうか?