ビジネス書コンシェルジュ -30ページ目

パチンコ業界 ホール業界 2/3

パチンコの経済学/佐藤 仁
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■パチンコと技術介入

この世界に類をみたいルール



●アメリカ人の指摘は二点


1、工場から出荷された遊技機の性能に

ホールが手を加えるのは半在行為だ。

2、行きすぎたリーチ演出とその繰り返しは

ギャンブル依存症のおんしょうとなる。



●技術介入は三点



1、技術型→釘読み、目押し
2、記憶型
3、犯罪型→ドツキ、台ゆすり

●パチンコ改革の鍵は大衆化

海外では技術介入はない。

日本が技術介入を容認する

民族性なのは儒教精神




■メーカーは上場できて

なぜホールはできないのか?


ホールが始めて上場申請したのは

ピーアークホールディングス

→換金行為の違法性


遊技機購入は粗利益の20~40%で

人件費を上回る。→入れ換え費用は急増。

10年前消費者金融商品先物取引

パチンコ不要不急業界として株式批判。

その後、ホール以外は上場している。


テレビ、パソコンは毎年価格下がるが、

パチンコ機は10年前の1,5倍

→競争原理がないから。

製造がわは適合を得れば、

なにか不都合があれば全ては

設置したホール側の責任になる。

独禁法で日特連は解散したが、

同じ仕組みで【日工組】



新規参入できない理由は二点。


●1、パチンコ台生産には日工組に

加盟しなければならいが、

日工組に加盟するにはパチンコ台を

生産してなければならない。


●2、パチンコ台は、検定を受け、

認可されないと販売できない。

が、保通協の検定を受けるには

日工組を通さなければならない。









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パチンコ業界 ホール業界 1/3

パチンコの経済学/佐藤 仁
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~パチンコの経済学~

■パチンコの面白さと危うさ

全国には約1万5000のパチンコ店があり、
約30万人が働く。30兆円ビジネスの業界。
日本人の年間レジャー支出は80兆で
そのうち約36%を占める。
人間は気候や自然の法則を学び
生きてきたので、法則性にひかれる。

パチンコの交換率は貸し玉4円で
換金は2,5円。パチスロは20円で等価交換。




【正村竹一氏】
→玉の運動の意外性をおこす、天釘、
はかま、おとしを発明し、滞留時間を長くした。

しかもみんなが使えるように特許を出願しなかった。




【完全確率による抽選】
→100回転目に台を離れたAに変わり
Bが101回転目で当たっても、
Aがそのまま射ってた101回転で
当たるとは限らない。時間差も関係するからだ。

カジノとパチンコの一線は営業時間。
パチンコは24時までに閉店が必要だが
カジノは24時間営業。



■パチンコ人口半減なのに、30兆円維持のカラクリ

パチンコ低迷の要因は射幸性が著しく高くなったから。

【射幸性】
運や偶然をあてにして利益を得ること。

射幸性を高めたのは戻り玉を減らして
単位時間辺りの使用金額が上がったこと。
ちなみにパチンコバブルの要因は二つだった。
1、フィーバー機(大量に出玉を獲得)
2、CR機(カードでないと使用できず脱税防止になった)。
業界は国民医療費すら越えた。




売上高はかわらないが
パチンコ人口は半数。

つまり、一人あたりの消費金額増加。
射幸性を高め、単位時間辺りの消費金額
を増やし、粗利益を維持した。これが秘密。

一方で小売りや外食は不況時に
客単価を下げ、来客数を増やした。

国民がギャンブルで年間支払う
ギャンブル純損失は投資から回収を
引いたもので2005年に約5兆。
うち3分の2はパチンコ。

ギャンブル純損失がGDPの1%を
越えるのは日本くらい。

生き残りをかけたホールは賃玉料金を下げ、
一円パチンコを始めたが売り上げが4分の1になる。

しかしゲームセンタープレイ者を取り込む戦略。






【7号営業】→パチンコ、バーなど。
【8号営業】→ゲーセン。大きな違いは換金できないこと。
上場申請ホールもあったが風営法で
曖昧すぎで営業停止のリスク高くできず。

【パチスロ5号機問題】
→規制により射幸性を抑えられファンの離散。
パチスロが名古屋発祥と言われるのは、
正村竹一氏由来。




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なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?

なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?誰も教えてくれなかった!裏会計学/小堺 桂悦郎
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~なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?~

■第一章
4ドアのベンツは社用車として
【減価償却】できるから。

かつ、中古であれば耐用年数が
短いので直近の節税に有用。

※会社で使用する備品で一年以上利用でき、
かつ十万円以上のものは分割経費扱い。
減価償却は販売費及び管理費に含まれる。
減価償却には毎年均等に償却する定額法、
毎年同じ率で償却する定率法がある。
決算書では売り上げや利益の他に
借入金が重視。
→ローンは借入金ではなく未払い金と処理される。
リースなら、減価償却いらずで賃借料。



■第二章
輸血(銀行)で足りなければ、
献血(個人借入)が中小企業。
【手形】は期日までにお金を払うが、
できなければ不渡りで倒産。

支払い期日を伸ばすことをジャンプという。
売り上げから入金までの間の売り上げを
【売り掛け金】という。

売り上げが多くても売り掛け金が多いと苦しい。
【債務超過】とは負債の合計が
資産の合計を越えた状態。
資金がショートしない限り倒産はしない。
社長の家族は見なし役員
【繰越欠損】
→例えば社長の給料減らして
未払給料として赤字になるが、
これは七年まで繰り越して利益がでた時に引ける
→経費でベンツ買って赤字でも繰越欠損できる(?)


■第五章
脱税するとペナルティー
→延滞税が申告期限から二ヶ月は
4,2%でそれ以降は追加納税を
払い終わるまで14,6%。




■第六章
会社が契約者となり社長が
被保険社の生命保険は経費
→解約金が税金より上回れば節税。

解約した処理はかけきんを経費で落とすので、
解約返戻金は雑収入として法人税の対象になります。
逓増定期は解約利回りを上げるため
保険額が後に増えていくタイプ。




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