前回のブログでは、大量にODを(オーバードーズ)すると記憶が抜け落ちるので人との会話が成立しなくなること、厳しい意見を言ってくれる人は大切だということを書きました。
テレビではクリスマスソングがたくさん流れます。通役の作業にもだいぶ慣れてきました。
信田さよ子さんの依存症という本を読んだと以前ブログに書きました。
その時のブログはこちらです↓
https://ameblo.jp/izonshouko/entry-12607622433.html
特別官本には信田さんの本が多くありました。新たに二冊借ります。タイトルは
「共依存 苦しいけれど、離れられない」と「DVと虐待 家族の暴力に援助者ができること」です。
私の母がいわゆる毒親であったこと、自分がアダルトチルドレンであること、
依存症者を責めてもその行動は変わらないということ、
援助者の介入が必要だということ、イネーブリングについて学びます。
なんで薬をやめられないの?
意志が弱いからでしょ?
なんで我慢できないの?
こう言われ続けてきた私は、自分が超ダメ人間だと思い込んでいました。
意志が弱い人が依存症になると思っている人が多いと思いますが、それは違います。
依存症者の私自身も、この三冊を読むまでそう思っていました。
だから自分のことを「意志の弱いダメ人間」だと思い込んでいたのです。
どうせ私は我慢が出来ない意志が弱い人間だ。
だからこんな底辺の刑務所まで来ちゃった。
そうやって自分を貶めていたのです。
私が依存症という病気を知ったのは警察の簡易精神鑑定です。
一生完治しないと医師に言われたとき、目の前が真っ暗になり涙が止まりませんでした。
その時のブログはこちらです↓
https://ameblo.jp/izonshouko/entry-12598122541.html?frm=theme
だって完治しないんです。治らないんです。治らない病気を治療したって意味がないじゃん…と投げやりになっていました。
薬物関係、クレプトマニア(窃盗症)、アルコール依存症(飲酒運転等)、で刑務所に来てしまう人は、以下の二つに分かれると思っています。
「依存症は病気なんだからシャブ中になるのは(物を盗むのは・飲酒運転しちゃうのは)自分じゃどうにもできない、だから刑務所に来るのは仕方がないよね」と開き直る受刑者
「依存症は病気で一生完治しないけど、回復する手段を探して刑務所に戻らないようにこれからどうやって生きていこう」と考える受刑者
実際に私が話をした薬物、クレプト、飲酒運転の累犯は多くが開き直っていました。
それと、自分なんて…と自分を貶めたり、出所してから誰にどうやって助けを求めればいいか知らなかったり。
依存症をどこで治療すればいいかは受刑中に官本でいくらでも調べることが可能です。今後については篤志委員の面接を希望し、質問することも出来ます。
結局は自分が更生したいと思う強い気持ちがあるか、考え方次第だと私は思います。
初犯の時にあれだけ「こんな所に二度と来たくない!戻るもんか!」と思ったはずなのに、
悲しいことに刑務所という場所に戻ることが苦じゃなくなっていくのです。
前回のブログ 記憶がないことの恐怖 はこちら
↓
https://ameblo.jp/izonshouko/entry-12609458927.html







