固まった「はちみつ」を溶かす方法
自然のままの「純粋はちみつ」は、気温の低下とともに、結晶化して固まる物が多い。
これは、ブドウ糖の比率の高いはちみつに顕著に表れる。
例えば、菜の花のはちみつは、その代表格である。
アカシアは、その比率が低いため固まりにくいといわれている。
その固化したはちみつは、電子レンジで溶解できることが分かった。
それも、風味を損なわず、色調も褐変せずに行える。
多くの場合、はちみつの表示には、次のような記載がある。
「はちみつは、白く固まることがあります。
固まった場合、40~50℃の湯煎で溶かしてご使用ください。」
実は、「純粋坂戸はちみつ」のPR文にもこのようなことを書いてある。
この文言自体には間違いはないが、かねてより違和感を覚えていた。
顧客に、固まってもクレームはつけないでください。
また、当社のはちみつは本物ですよ。
と、言ってるよなもので、溶解方法としては、現実的ではないと思っていた。
実際に固まったものを溶解する場合、この温度域では、すこぶる時間を要する。
また、その後、それほど日数を経ずとも再固化してしまう。
結晶が一部残り、これが核になって再結晶化する速度が速くなるそうだ。
多くの時間をかけて溶解しても、すぐに固まっては、再挑戦する熱意は消え失せてしまう。
多くの方が、こんなことを経験しているのではないだろうか。
最近、電子レンジで溶解する方法を見出した。
量にもよるが、少量なら200wの熱量、2~3分の加熱で、簡単に溶解することが分かった。
ただし、600wや800wの高熱量で急に加熱しないことがポイントである。
はちみつは、加熱すると褐変する物であるが、その変化は見られない。
また、特有の香りも変化せず、失っていない。
もう少し研究を重ねて、適切なワット数と時間を見出し、商品の説明文を変更したいと思っている。
はちみつの卓上容器
我が家では、朝食に、はちみつは欠かせない。
手作りのケフィアヨーグルトに、はちみつは相性が良い。
そこで、卓上型の使いやすい容器に移して使用している。
我が家で使用している卓上容器
容器は瀬戸物。
上部の蓋部分は合成樹脂。(見た目は瀬戸物と一体化している)
そして、注ぎ口はステンレス製の弁。
右上のレバーを押すと弁が手前に引き寄せられて中身が出る状態になる。
レバーを戻すと金具が戻り、出かかっているはちみつを切るような感じで閉まる。
なかなか、オシャレで考えられた構造になっている。
ZEROJAPANという日本の陶器メーカー製である。
雑誌にも紹介されて、知る人ぞ知る人気商品のようである。
私は、購入後にそのことを知った。
難を言えば、出口の口径が小さいので、粘度の高いはちみつは、出るまでに時間を要する。
しかし、ピッツと、切れがいいのが気持ちが良い。
この爽快さは、価値がある。
また、指をかける部分が鋭角で指へのあたりが優しくない。
角を取ってくれると違和感がないのだが。
売価は1500円(税抜き)
「純粋坂戸はちみつ」の容器は、
ポリ容器に詰めることも選択肢にあったが、迷わずガラス瓶にした。
ガラス瓶の場合、お気に入りのラベルを貼付することで、見栄え良く高級感が出ること。
また、ガラス瓶はポリ容器に比べて外部からの臭気が移行しにくく、百花蜜の香りが長持ちすること。
ただ、これは販売者側の思いである。
購入された顧客から使いにくいと苦言をいただいたことがあり、顧客の要望に応じた商品設計も必要かと思った。
ポリ容器は、手で握りしめることで容易に中身が出てくる。
この便利さは、ガラス瓶にはない。
小さな容量であれば、外部から臭気が移る前に使い切ってしまう。
また、デザインよりも中身を重視する顧客もいる。
こんなことを最近は考えるようになった。
ひまわりの絵
「ねーおじさん。
畑にひまわりが咲いていたでしょう。
夏休みの宿題でひまわりを絵にかいたら、賞をもらったの。」
小学生の少女が、畑で作業をしていた私に、こんな話をしてくれた。
その絵が市役所のロビーに展示されている情報を得たので見に行った。
素敵な絵だね。
構図も良いし、ひまわりが楽しそうで、生き生きとしている。
孫が賞をもらったくらい感動したよ。
我が菜園は、住宅地の中にある。
したがって、地域に溶け込み、住民に喜んでもらえる菜園、「家庭菜園」を超越した「地域菜園」を模索していた私にとって、最高の贈り物となった。
ひまわりを畑に植えたのは、美観とミツバチのためであった。
ミツバチは人を引き付け、人をつなげると言われる。
まさに、ここでもミツバチが活躍してくれたことになる。
3個セット商品(ふるさと納税返礼品)
ふるさと納税が、大いに盛り上がっている。
今年は、4~9月の半年間で、過去最高だった2014年度の年額を上回った。
寄付をすることで自己満足、お礼品をゲットすることで喜び、一粒で二度美味しいことが受けているのだろうか。
毎年12月に納税が集中するようなので、今年の額は相当なものになりそうである。
坂戸市もこの納税に積極的に取り組み始めた。
当農園の「坂戸はちみつ」を、返礼品にしたいとの申し出は、その姿勢の表れである。
当園としては、商品が地元の特産品に推奨される訳だから誠に光栄なことである。
そこで、1万円の納税に見合う商品作成に取り組んだ。
価格面から見て、170g壜詰め商品を3個セットにする。
それも見栄え良く。
お礼品なので、見栄えは大切。
段ボール業者を探す。
インターネットは、実に便利。
ネットのない時代、小さな事業者はどのようにして探したのだろうか。
運よく、イメージした通りの化粧箱が見つかる。
サンプルをメールで依頼したところ、丁寧に対応してくれて、無料で数個を送付してくれた。
折長段ボール㈱に感謝。
ありがたいことである。
これも「縁」としか言いようのない出会いである。
一度でこの業者、この箱にたどりついたのだから。
そして完成した作品が以下の物。
私のお気に入り。
ただし、単価が少し高いのが悩み。
はちみつの採取
ミツバチの巣からはちみつを頂く方法は、二つある。
ひとつは、蜜の詰まった巣枠から、はちみつをかきとる方法である。
このかき取り法の場合、かきとった後の処置は、圧力をかけて蜜を絞り出すか、自然に垂れてくるのを待つことになる。
この方法は、ミツバチがせっかく作った巣を壊すことになり、ミツバチにとって、つまり人間にとっても大きなロスがある。
飼育数がⅠ群程度で、自家消費が中心の場合、最低でも6万円程度の設備投資がない分、採用しやすい方法である。
もうひとつの方法は、遠心分離機を使用する方法である。
良くできた方法であるのに驚く。
巣枠の破壊も蜜蓋をそぎ取る程度なので、かき取り法に比べ、ミツバチは巣の修復にエネルギーを割かなくても済む。
現代養蜂は、遠心分離機の誕生によって、巣箱のサイズ等に標準化が図られ、その世界が大きく変わったものと思う。
画期的な方法と言える。
私は当初から2群の飼育数でスタートして、上手くいけばはちみつの販売も行いたいと考えていたので遠心分離機による方法を採用することにした。
ただ、当初は先輩の分離機を借用することを考えていたが、必要な時にすぐに使用できる等、時間的な制約がない分、自己所有の方が勝ると判断し購入することにした。
ここで、どのような遠心分離機を手に入れるか悩んだ。
結局、地元の養蜂業者が取り扱っている国産分離機を購入することにした。
決め手は、国産であり、故障など困ったときは対応がスムーズにいくであろうとの判断。また、「長い実績があり、壊れたという話を聞いたことがない」との業者の弁が、私の背中を押した。
また、韓国製などに比べ安価で、そして軽いことも、重要なポイントとなった。
軽く扱い易いことは、使用後に実感したことでもある。
ただ、欲を言えば、タンク内側以外は全てペンキを塗ってある。
青色のタンクと赤色の回転部品は、分解してそれぞれ洗浄する必要があるので、その接合部分にあるネジはスパナを使用して外さなければならない。この際ペンキがはがれるので、ペンキは塗るべきではない。剥がれたペンキは、はちみつへの異物混入の原因になる。分解可能箇所は全て分解して洗浄しなければならない。このことは食品業界の常識である。
製造元に善処をお願いしたい。
不満としてはこの程度なので、この分離機の選択決定は上出来と言えるだろう。
写真は、3回目の状況。
夏蜜なので、はちみつの色が濃い目。
1,2回目の採蜜は、まさに暗中模索であった。
3回目になり採蜜手順を確立した感じである。
胡麻の間引き
平成27年6月20日 13:30~15:00 晴れ
大学のクラブ活動の一環による農業体験。
本日の参加者は、2年生Kさん、1年生Kさんの二人。
課題のメインは、胡麻の間引き。
私の武骨な手で触られるより、胡麻は喜んでいるかもしれない。
胡麻の種類は金胡麻。
初めての作付けである。
昨年までは黒胡麻を栽培してきた。
毎年、サツマイモご飯に降りかけるのが何より好きで、これを維持してきた。
しかし、家族の評判は、金胡麻のほうが高い。
これは料理の範囲が広いことによるようだ。
こんなことで今年は切り替えた。
6月5日、72トレーに播種した。
これを同月17日に定植した。
胡麻は、実に強健である。
抜けたところに、間引き苗を移植すると簡単に根付く。
この強さは類を見ない。
そして、本日間引きを行った。
その後、順調に成長している。
胡麻の収穫は、大学生と行う予定である。
乾燥後、逆さにすると、バラバラバラと音を立てて胡麻の実が飛び出す。
このさまは、感激するよ。
楽しみに!
町ナカ養蜂の特徴
町ナカ養蜂の特徴
当農園の養蜂場は、埼玉県坂戸市の真中、つまり住宅地にある。飼育環境としては、住宅地故のメリットもデメリットもある。
メリット
1. ミツバチは、環境指標生物としての位置づけである。
ミツバチの元気度を見ていれば、住環境の快適さが分かる。
2. 野山に比べ、住宅地は各家庭の庭など、花の種類が豊富である。したがって花の咲く時期が長期に亘っている。蜜は、まさに百花蜜が期待できる。
デメリット
1. 自然分蜂をされないように細心の注意を払い、飼育管理をきめ細やかに行わなければならない。
4~6月の花蜜の多い時期に、巣箱内の蜂数が多くなると、女王蜂は半分以上の働き蜂を連れて巣別れする。このときは蜂の数が驚くほど多く、住宅地ではニュースになると言う。
これを防止するため、この時期は特に注意が必要である。
2. 目立たないように、環境と一体化したような飼育に心がける。
御近所に、飼育についての挨拶は行った。好意的に受け取られているが、蜂を騒がせないようにする義務はある。
①特に採蜜時には蜂が騒ぐ。蜂ブラシで強制的に蜂を払いのけるようでは、この地で長く飼育を続けられるようには思えない。逆止弁のような構造をした脱蜂器という特殊な器具を使用して、蜂を巣枠から自然に離す方法を採用している。
②また、ミツバチは水を欲しがる昆虫である。水飲み場を設置して隣近所への訪問をできるだけ防ぐ必要がある。スイレン鉢を数個置いてあるが、日照り続きの時はこれに群がる。
ねぎの植え付け
平成27年5月23日 土曜日 13:30~15:30
晴れ
本日の参加者は、3年部長のSさん、1年生のKさん、Nさん。
課題は、ねぎの植え付け。
品種は、地ねぎ。
正直、良く分からない。
昔から、この畑で植え継がれているもの。
丈夫で、味も良い。
ねぎは、春3月まきで年末収穫と、秋9月まきで翌年夏収穫がある。
今年は変則でハウス内に育苗トレーを用意し、敷き詰めた腐葉土に播種を行った。
玉ねぎの播種と同方法である。
ねぎ類は、この方法で播種は上手くいく。
種は、前年の春に自家採種した物。
1月31日に播種し、5月には定植の適齢期を迎えた。
3月まきより2ケ月は早い。
前作ブロッコリーの畝を耕さず、深さ20~30㎝の溝を掘った。
これにねぎ苗を20cm間隔において、薄く土をかけ、その上に落ち葉を載せた。
ねぎは空気を好む。
したがって、覆土は薄く、更に湿度を保ちながら苗を固定するために落ち葉を載せた。
今後、ほぼ毎月土寄せを行い、その間2度ほど追肥を行う。
これで、冬のなべ料理が旨い。










