ASD(自閉症スペクトラム)を免罪符にして良い時、悪い時 | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

ブログにお越しいただきありがとうございます^^
 
ASD(自閉症スペクトラム)
愛着障害当事者から
"幸せになるための専門コーチ"
鹿島じゅんです。
 
私の発達障害に関する診断結果
コチラです。
 
私の愛着障害に関する生育歴
コチラです。
 
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このブログを読んでくれている、
ASDさんの中には、
過去の私のように、
生きづらさから自分の発達障害を疑い、
精神科受診まではしていなくても、
ネットで出来るAQチェッカー(自閉症スペクトラム指数)をやってみて、
その判定から、

「やっぱり私はASDだったんだ」

と思った方もいらっしゃるのではないか、
と思います。

まだAQチェッカーやったことがなくて、
受けてみたい方は、
ココオル様のサイトで受けることが出来ます。

※精神科でキチンとASDの診断を受けたい方は、
初めて受けた時の結果が1番正しい結果になると思われるので、
精神科受診時に受けることをお勧めします。

ちなみに私は、
精神科受診時に受けた結果でも、

「ASDの可能性が高い」

と出ましたが、
このココオル様のサイトを受けた結果も、
このように出てきました。

※2013年にアメリカ精神医学会が発表した診断基準(DSM-5)から、
アスペルガー症候群という診断名は、自閉症スペクトラムに統合されています。
変更内容を詳しく知りたい方は、

私はこの診断チェックを受けた時に、

小学生の私だったら当てはまったけど、
社会人になって対応の仕方を身につけたから、
今はもう当てはまらないな

と思う質問がいくつかあったので、

小学生の頃に私がこの質問を受けていたら、
判定結果はもっと高かったと思います。

そして、この診断結果だけを見たら、
私は小学生の頃から大人になるまで、
自閉症スペクトラムの可能性が高いという結果は、
変わらないのですが、

社会での生きやすさは、
格段に上がっています。

それは、なぜかというと。

場面ごとの対応の仕方を学んだからです。

私は以前、
自分の生きづらさの原因が知りたくて、
精神科を受診した際、

「発達障害は脳の器質だから治らない」

と精神科医に言われたけれど、
それは決して、

知能が定型発達者より劣っている

ということではありません。

(脳の働き方が違うだけ)

自閉症スペクトラムの人達は、
どちらかというと知能も高く、
学校での成績は優秀だったという方も、
多いと思います。

それがなぜ、
社会に出てから生きづらさを感じるかというと。

物事の捉え方や感じ方が、
多数派の人達と違っているために、
多数派が暗黙の了解(当然・普通)と感じている対応を、
とることが出来ないからです。

定型発達者と呼ばれる人達は、
その数の多さから、
自分達の物事の受け取り方や考え方が、
世間の共通認識であると考えて、
自分達と違う考え方や言動を行う、
自閉症スペクトラムの人間を、

「空気が読めない」

「気が利かない」

といって、
集団の圧力で追い詰めてしまいがちです。

単一民族である日本は、
「KY(空気が読めない)」といって、
自分達の共通認識を阻害する人を、
揶揄する言葉が流行ったように、

皆んなと違う

人間に対して狭量なところがあります。

(興味や関心が多くの人と違っていたらヘンですか?)

だからね、
私は自分が生きやすくなるために、
考え方を変えたのです。

私はこの世界の異邦人

なんだって。

そう考えたらね。

初めてやることに失敗しても、
周囲と上手くコミュニケーションが取れなくても、
物事に対する感受性が違っても当たり前

だって思いませんか?


(本当は同じ感受性の人なんて1人もいない)

精神科の医師からは、
以前私は、
脳科学者である茂木健一郎先生の本、

「脳が変わる生き方」

を読んで、

脳には無限の可塑性(変化していくこと)

があり、

偶有性の海に飛び込む(不確実なものと確実なものの混在)

ことが、
脳の無限の可塑性を引き出す方法だと知りました。

そして私は脳が変わる生き方を実践するために、
日々新しいことに挑戦しているとね。

経験を重ねていくことで、
多数派の暗黙の了解(当然・普通)を学んで対応できる

自分になっていけるのです。


精神科医師からは、

「発達障害は脳の器質だから治らない」

と言われたけれど、

今、私の人生は格段に良くなっています。

最初は自分を無視していたお局部下から、
転勤する時に、
お世話になりました」という言葉と、
プレゼントをもらえるくらい、
私とブログで繋がってくれた皆さんには、

ASDは脳の器質だから治らない

と諦めないで欲しいのです。

暗黙の了解を自然に身につけられなかったら、
学べばいいだけのこと。

そのためにはね、
人と関わっていくことが必要です。

だから人と関わることを、
社会の中で間違うことを恐れずに。

×私はASDだから間違ったんだ

って落ち込んで傷つくのではなくて、

◯私はASDだから間違っても仕方ない


この思考で、
自分の人生の経験値を上げていこう。

そうするとね。
途中の道は大変かもしれないけれど。

生きるのがラクになる世界が、
あなたを待っているよ^^