新しいことに怖くて挑戦出来ない時は"行動の前提を変えてみる" | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

ブログにお越しいただきありがとうございます^^
 
ASD(自閉症スペクトラム)
愛着障害当事者から
"幸せになるための専門コーチ"
鹿島じゅんです。
 
私の発達障害に関する診断結果
コチラです。
 
私の愛着障害に関する生育歴
コチラです。
 
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「発達障害は脳の器質だから治らない」

と精神科医に言われたけれど、
脳科学者である茂木健一郎先生の本、

「脳が変わる生き方」

を読んで、

脳には無限の可塑性(変化していくこと)

があり、

偶有性の海に飛び込む(不確実なものと確実なものの混在)

ことが、
脳の無限の可塑性を引き出す方法だと知った私は、
脳が変わる生き方を実践するために、
そんなに大したことではありません。

例えば先日は。

知らないうちに溜まっていたdポイントを使う

というミッションに挑んだのだけど。


今年の4月に、
携帯会社をソフトバンクからドコモに変更して、
dポイントなるものがなんなのか、
全く分からなかった私は、
(ドコモの携帯を使ってると貯まるポイントらしい)
スマホのdポイントアプリの説明を見たり、
ネットで検索したりと、
30分ほどdポイントの使い方を調べまくり。

出た結論が。

分からないから、とにかくやってみよう(笑)

とりあえず、
マクドナルドで使えることだけは分かったので、
いざ、近所のマクドナルドへ!

(実際、私が行った店舗ではありません)

マクドナルドではコロナ対策として、
入口から注文カウンターまで、
一列で間を取って並ぶようにパーテーションと、
足元に立ち位置が表示してあり。


絶対にそこに並ぶしかないにも関わらず、
そこは定型発達者の皆さんと違う、
ASDな思考回路を持つ私。

入口から案内表示通りに進んできたにも関わらず、
最終的に道を間違えてしまったと思い、
注文カウンターの手前で列を抜け、
注文が終わって商品を待っている人達の後ろに、
新たに並び直してしまいました。

いつまで経っても進まない列を不審に思い、
周囲を見回してみたら、
さっき自分が並んでいた列の後ろにいた人が、
注文カウンターにいたために、
自分が最初に並んでいた列が、
正しかったことに気付きました。(T_T)

皆んな何でこれだけの案内表示で、
ちゃんと理解出来るんだろう??

と私には思えるのだけど、
きっと定型発達者の皆さんにとっては、
分からない私の方が不思議なのでしょうねσ(^_^;)

新たに元いた列に並び直し、
今度はちゃんと、
注文カウンターまで辿りついたのですが、
さて、ここからが、
本当の今日のミッションです。

店員さんの、

「ご注文はお決まりですか?」

の言葉に対して私が放ったのは、

「dポイントで払えますか?」

の一言。

店員さんの言葉には噛み合っていないにも関わらず、
店員さんは笑顔で答えてくれました。

「はい、dカードで支払いは出来ませんが、
dポイントでの支払いだったら大丈夫ですよ」

その言葉を聞いて、
私は安心して注文をし、
ネットやアプリで一生懸命調べた、
dポイントを使う時のバーコードをスマホに表示し、
店員さんに見せたのですが。

店員さんのかざしたバーコードリーダーから、
まさかのエラー音がっ!!


どうしよう?
これ以上どうしていいか分からない!!

オタオタ焦る私の前で、
店員さんはチラッと私のスマホの画面を見ると、
サッと何かのボタンをタップし、
もう一度バーコードリーダーをかざして、
今度な何事もなかったかのように、
私の会計を済ましてくれました。

どうやら私は、
dポイント払いのバーコードではなく、
dカード払いでのバーコードを、
表示してしまっていたようでした。

マクドナルドがdカード払いに、
対応してなくて良かったぁ(T . T)
(マクドナルドの商品を買うのが目的ではなくて、
使用期限がくるdポイントを使うのが目的だったから)


このミッションをクリアするまでに、

・正しい列に並んでいたのに注文カウンターの前で商品受け取りの列に並び直す
(ちなみに注文はしていない)

・dポイントで払うと言っていたのに払い方が分からない

という失敗をやらかしている私。

ずっと私の行動を見ていた、
店内の他のお客様のことを考えたら、
恥ずかしいな、って感じたんだけど。

すぐに、こう思い直しました。

私が新しいことに挑戦する時は失敗して当たり前

そう思ったらね。

恥ずかしい気持ちは無くなって。

定型発達の人達にとっては、
もしかしたら、
何でもない日常のことかもしれないけれど、
何度か間違えても最後にちゃんと、
自分ひとりの力で、
マクドナルドでdポイントを使って商品が買えた私は、
とても大きなミッションをクリアしたような、
誇らしい気持ちになりました♡



私が新しいことに挑戦する時は失敗して当たり前

この前提で新しいことに挑戦するとね、

失敗した時は"当然"だと思って、
必要以上にその失敗で自分を責めることはなくなる

し、
もし万が一、最初から上手くいったら、

やった、私、初めてのことを上手く出来た!

と、
とっても嬉しい気持ちになって、
自己肯定感も上げることが出来るのです(*^^*)

同じ出来事だったとしても、
前提を変えれば捉え方が変わる。

ASDさんは、
新しい物事に挑戦することが、
とてもとても怖く感じてしまうけれど。

1度挑戦してやり方が分かったら、
既知のものになって怖くなくなるから。

最初に飛び込む勇気を少しだけ、
自分のために振り絞ってあげよう。

その勇気を出すための魔法の言葉は、

私が新しいことに挑戦する時は失敗して当たり前

だよ♡

私のこのブログ記事が、
あなたが新しいことに挑戦する勇気をだす、
キッカケになりますように(*´꒳`*)