2年の間にASD(自閉症スペクトラム)の私が職場で築いてきたもの | ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

ASD【自閉症スペクトラム】女係長 鹿島じゅんの日常生活はサバイバル!

25年以上1つの会社に健常者として勤務し、係長として人の上に立つようになった私が、
どのようにASD(自閉症スペクトラム)の特性と折り合いをつけて生活しているか、
その方法をお伝えしていきたいと思います。

ブログにお越しいただきありがとうございます^^

ASD(自閉症スペクトラム)
愛着障害当事者から
"幸せになるための心理セラピスト"
鹿島じゅんです。

私の発達障害に関する診断結果
コチラです。

私の愛着障害に関する生育歴
コチラです。

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私の職場の部下Bは、
今は部下だけれど9年前は先輩で、
一緒の職場で働いていました。

2年前に転勤で、
今度は後輩ではなく上司として、
また部下Bと、
一緒の職場で働くことになった時、
私はとても不安でした。

なぜなら、、、

私と部下Bは、
とても仲が悪かったから。

私は部下Bのように、
いつも誰かとつるんでいる人が嫌いで、
部下Bは私のように、
なんでも自分一人でやってしまう人が嫌いでした。

それは私が部下Bの後輩だった時に、
部下Bから直接、

「あなたは私に頼ってこないから可愛くない」

と言われたことからも明らかでした。

でも9年前の私はその時、
部下Bに対して、
真面目にこんなことを思っていたのです。

「仕事であなたに聞くことなんて何もないよ?」

って。

私と部下Bは、
勤務年数的には部下Bの方が、
10年以上先輩だったけれど、
9年前に私が部下Bと一緒に働いた時にはすでに、

私は自分の方が仕事に詳しいと思っていました。

部下Bの分かることは私にも分かるし、
私の分からないことは、
部下Bにも分かりませんでした。

だから私は意地悪ではなく、
部下Bの言葉を聞いた時に、
本当に心から、
こんな風に思ったのです。


その時の私は、
自分がASD(自閉症スペクトラム)だとは知らず、

自分のこんな正直さが、
人との関係を悪くするということに、
全く気付いていませんでした。

それどころか私は、

人に対しては正直でいないと失礼だ

という信念を持っていたため、

常に自分の心に正直であることを、
心掛けていました。

でも、職場の人間関係が上手くいかず、
心身共に疲れ果てていた時に、
私は"アスペルガー症候群"という言葉を知り、

まさに自分のことだ!!

と思い、
この生きづらさから抜け出したくて、

【発達障害専門カウンセリング】

に通い出したのです。

そしてその、
発達障害専門カウンセリングで私は、

多くの人が本音で話していないことを知り、
私は正直に話すことが相手への敬意という、
自分の常識とのあまりの違いに、
ショックで泣き出してしまったのです。

そこから私の、
職場で人間関係を円滑にする方法の、
模索が始まりました。

その成果は徐々に現れ始め、
以前の職場では最初、
私に猛反発して嫌がらせを行ってきた部下が、
私が今の支社に転勤する時には、
人間関係を修復することが出来ました^^



そして、今の職場では。

転勤する私に対して部下Bから、
こんなLINEをもらえるまでになりました(#^.^#)

(別口って、職場の送別会とは別で個人的にってことです)

このLINEをもらった時、
私は嬉しくてたまりませんでした。


私は以前、
仲が悪かった人との関係を、
修復することが出来たばかりか、
送別会を企画してもらえるまでに、
なったのです(/ _ ; )


私が部下Bへの接し方を変えたことで、
部下Bの心の中に変化が起こり、
私と部下Bの関係は、
ここまで変わることが出来ました。

そして関係が変わったことで、
私の部下Bに対する評価は、
9年前の嫌な人から、
面倒くさいけど思いやりのある人へ、
変化していったのです。

変わった私。

変わった部下B。

変わった世界。

自分の住む世界は変えられる。

私が今の支社で過ごした2年間は、
私にこんな自信を、
与えてくれたのでした^^