映画「ラスベガスをぶっつぶせ」
優秀な学生たちがラスベガスでカウントと呼ばれるテクニックを使って大金を荒稼ぎ
初めは学費を稼いだら手を引くつもりだったベンは冷静さを失ってギャンブルへのめり込んで行った・・・
実話を基に脚色して作られたそうだけど、痛快で面白かった。でもカウントの仕組みが統計と記憶力によるものみたいだがいまいち分かりにくかったのが残念。
ベンがオタク系で地味~な生徒から大金を手にして羽振りがよくなったら高級服を身に纏い一気に自信に満ち溢れた男に変身する様もなかなか決まっていた。お金は人を変えるのよね~良くも悪くも。
ベンを仲間に引き入れた教授役のケビン・スペイシーがなかなかいい味を出していましたね。日本の役者さんに例えると佐野史郎ってとこでしょーか。
酒でも飲みながら気楽に観れる映画。
映画「マイブルーベリーナイツ」
別れた恋人を忘れられずにいたエリザベスは彼の行きつけの カフェに入り浸り彼が現れないか待っていた。そんな彼女をオーナーは慰めて2人は親しくなっていったがエリザベスは1人旅に出てオーナーに手紙を送り続ける。
ウォン・カーウァイ監督らしい映像美で色使いがキレイ。
でもハナシがちょっと弱い。彼女が旅先で出会う様々な愛の形はさらりとしすぎてあまり心に留まることなく流れてしまいました。ノラ・ジョーンズかわいいけど魅力に乏しいキャラだったもんなあ。ジュード・ロウもナタリー・ポートマンもなんかもったいない使い方って感じだったし![]()
小説「マエストロ」 篠田節子 著
美貌のヴァイオリニスト瑞恵はスポンサーである宝石店の副社長の石橋の愛人となり庇護を受けて演奏活動を行なっている。しかしそれは彼女の本意ではないのだけれどソリストとして活動していくには実力が伴わないので仕方なくこの関係を享受している。
ある日調子の悪くなったヴァイオリンを修理に出している間借りたものは素性は知れないが彼女との相性はぴったりだったのだが・・・
コンテストで入賞したからと言って演奏家として成功するとは限らない。というかそれで食べていける人はほんの一握りという厳しい芸術の世界で一流とは言われないまでも人気バイオリニストの地位を確立している瑞恵は自分の方向性が見出せずに悩んでいる。
これは芸術の世界とか関係なく、ある程度キャリアを積んできた誰もが考えることだと思います。そこそこに仕事は出来るがその上となると自分の器では無理だと感じ、でもこのままだと先に進まないとういか行き詰るのは分かっているんだけど・・・、みたいな。
そして瑞恵は修理工の罠に嵌り華やかで優雅な環境からは遠ざかるけど代わりに彼女の中に眠っていた本来の音楽性を呼び覚まし、コンサートで人が入らなくても自分の音に自信を持つことができました。人間失うだけじゃないんだよね。
人間の再生を描いたこの小説のもう一つの見所はあまり馴染みのないヴァイオリニストや楽器職人などの実情です。ヴァイオリンみたいな弦楽器って本当の音になるまで100年はかかるそうです。銘器と言われるものはそれ以上・・・
深みのある音色は長い年月の賜物でもあるんですね
映画「アルゼンチンババア」
母が死んで父が失踪した高校生のみつ子は1人家で父の帰りを待っていた。
そしてある日知人がアルゼンチンババアと呼ばれる風変わりな女と一緒にいることをつきとめる。それを知ったみつ子や親戚は父が戻るよう説得するが・・・
いやー、アルゼンチンババアっていうくらいだからどんな強烈なキャラが出てくるかと思いきや、思ったよりフツー。何で父が彼女と一緒にいるようになったのか、彼女の魅力って何なのかよく分からん。愛する人を亡くした悲しさから現実逃避した父を優しく受け止めてくれた、ということにはなっているけどそれが伝わってこない。本人がそう語るのならそうなんだろうが観る側からしてみればいまいち納得いかないのよねー
確かに鈴木京香は菩薩様や人類の母のような懐の広さを感じる女性ではあるけど、アルゼンチンじゃない。彼女は日本的東洋的女神なのよね。
てなわけでストーリーに感情移入が全くできず、感動させようという意図がみえみえな感じがしてしまい最後まで冷めた目線で観ちゃいました。
丁寧な作りだったのに、惜しかったな~
映画「アヒルと鴨のコインロッカー」
仙台の大学に入学した椎名は越してきたアパートの隣に住む河崎と知り合いになり、ブータンからの留学生のために「広辞苑」を本屋から奪う話をもちかけられる。もちろん椎名は承諾しないが、気の毒な留学生ために本屋襲撃に協力することにしたが・・・
本屋襲撃を持ちかける男
怒ったような喋り方をするペットショップの店長
どちらも相手の言うことを信用するなと言うけど、どちらも嘘くさい感じでところどころ何かがヘンな感じ。だけど後半で全て納得の展開が用意してありました。いや~見事な構成
青春映画としてもミステリー映画としても楽しめます。キャストも良かった。
物語の核ともいえる主題歌であるボブ・ディランの「風に吹かれて」は差別に対するメッセージソングで、日本人の外国人に対する態度への批判がさりげなく込められています。
歌詞がいいんですよ~
ivisの地元仙台が舞台なんで親近感も。ただ、本屋の店員の女の子の仙台弁はひど過ぎ。あんな喋り方する人いないって(笑)