「博士の愛した数式」小川洋子著
物語は10歳の子供を抱えるシングルマザーが家政婦として派遣先のお宅へ伺うところから始まります。
そこには元数学博士で事故により記憶が80分しかもたないという 難病、というか奇病と患っている初老の男性がいて、彼女はとまどいながらもそこで勤め始めました。
博士は他人とのコミュニケーションのかわりに数学・数字にまつわる話しを持ち出す不器用さを彼女は早い段階で察し、彼の人間性を理解していく。
そこに彼女の息子も加わって、交流を深めていきます。
博士は病気を患う前から数学一辺倒の変わり者で親しい友人も特になく、
家政婦の方は半ば勘当の身で子供を産んでから、ほとんど2人だけで生きてきました。
それぞれ孤独を抱えて生きてきた3人はお互いを思いやり敬愛しあい、本当の家族のような絆で結ばれていく様子がとても自然に描かれていて、読み手の方も優しい、暖かい気持ちになってきます。
この小説は2006年に映画化されました。
私はまだ観てないけど寺尾聡と深津絵里はイメージぴったり。
映画「リトルヴォイス」
無口で家に引きこもっている女の子LVは1日中往年のスター、ジュディ・ガーランドやマリリン・モンローのレコードを聞いて過ごしている。
ある日電話工事に訪れたLVと同様に無口なビリーが彼女に興味をもち、2人は次第に打ち解けてくるようになった。
そんななか、男出入りの激しいLVの母親の恋人が彼女の類いまれな歌声を耳にして、金の卵を発掘したと鼻息荒く、スターにすべく画策する。LVは1度だけ、という条件でショーに臨むが・・・
ここで普通の映画なら人前で歌う喜びに目覚める、という話しになると思うけど、本作ではそうはならない。
彼女はスターになることを望んでいなかったのだから。本人の意思を尊重しないで、才能ある者は世に出さなければならない!という業界をちょっぴり皮肉っているのかも。
LVの淡い恋の相手ビリー役のユアン・マクレガーは坊主頭に鳩好きという、ちょっとダサい素朴な青年を好演。
幅の広い役者さんだにゃ![]()
映画「デスノート」
地上波でやってました。結構面白かったです。
キラがやったこと、法で裁ききれなかった悪に制裁を加えることは、間違った考えではないけれど、所詮人間は神にはなれないんですよね。
過去の独裁者はある意味デスノートを所有してたようなものじゃないでしょうか。
自分の勝手に人を処刑したりしたのだから。
いろいろと考えさせられる映画でした。
でも、まだ原作読んでいないので、漫画喫茶にこもって一気読みしたいivisでした。