お土産ネタ
BOOK「ロックの英詞を読む」ビーター・バラカン著
ロックに興味を持ち始めた頃、どんな内容の歌詞なのか全然分らずに聴いていました。
それはそれで特に不自由しなかったんですが、図書館にあった本書を思わず手に取り興味本位で借りてみたのがこの本との出会いです。
主旨としてはロックから英語を学んでいく、というものですがそんな気がなくても十分楽しめます。
紹介されている曲は名盤と言われているものが多く、歌詞の解説はもちろん、曲の時代的背景、ミュージシャンの紹介などロック初心者にはかなり勉強になります。
たとえばブルース・スプリングスティーンの「Born In The U.S.A.」
ベトナム戦争後の帰還兵の厳しい現実を唄ったものです。
スラム街のような場所で生まれ育ち、罪を犯してしまったけれど交換条件で刑務所から逃れるために徴兵に応じて戦争に行ってきた。
無事帰還するも退役軍人は世間から白い冷たい目で見られ、故郷へ戻っても就職先が見つからない。
祖国アメリカのために戦ってきたというのに、人生お先真っ暗・・・
というのが大雑把な内容でありますが、タイトルの「Born In The U.S.A.」と何度も繰り返しているのは、生まれ育ったアメリカへの愛国心と国に裏切られた恨みや複雑な感情を込めているからだそうです。
長引いた戦争とその正当性が疑問視されていた当時の世間の非難の対象は政治家だけでなく、軍や兵にも向けられていたのです。
命の危険にさらされて戦地へ駆り出された兵士たちにとっては割に合わない現状ですよね。戦争が終わっても彼らの辛い人生が続いてしまいました。政府も彼らに何の対策も打ち出さなかったのも失望の対象だったと思います。
決してアメリカ賛歌などではありません。
他にもボブ・ディラン、スティビー・ワンダー、エルトン・ジョンなど盛りだくさん。
これで英語力も身に付けば言うことなしなんだけど・・・(;´▽`A`` ザンネン
映画「アメリカの夜」
フランソワ・トリフォー監督。自身も出演してます。
アメリカの夜とは映画業界用語で、昼間撮影中にカメラに特殊なフィルターをかけて夜の雰囲気を出す手法で、ハリウッドから広まったのでそう呼ばれるようになったそうです。
内容は映画撮影現場のメイキングスタイルで、実話のエピソードを交えながら監督の苦悩が描かれています。
女に振り回されて自分勝手な俳優やセリフ覚えが悪いアル中気味の女優。
個性的な役者をなだめすかし、おだてながら演技指導して臨機応変に対応に撮影スケジュールをこなしていく。
そしてスタッフへのもろもろの指示、プロデューサーと日程や契約などの調整などの決済をはさばきながら順調に撮影が進むよう気を使う。無事撮り終えるか、出来上がった後の世間の評判どうだろうか、などの不安からか眠れない夜が続いたりもします。
そんな大変な思いをしても監督を辞めずに映画を撮り続ける理由は映画を心から愛しているから
その一言につきます。
少年時代好きだった映画「市民ケーン」への憧れ、熱い想いがこの監督の原点なんだと思 います。
映画好きには裏事情がかいま見えて楽しい作品です。
映画「エリザベス・ゴールデンエイジ」
エリザベス1世時代のイギリス円熟期。
国民の敬愛を受けつつ、強国スペインや従姉妹メアリーとの確執、宗教問題、自身の結婚問題、そして淡い恋・・・
イイ男の出現と恋の予感、女王暗殺未遂、敵国スペインとの戦争と勝利。ドラマチックに盛り上がってもよさそうなのに、物語は流しそうめんのようにするするーっと進んでしまってます。
一番の見せ場であるスペイン無敵艦隊に勝利するシーンもそこそこに迫力はあるけど映画の世界に引き込まれることなく、「これ全部CGじゃないよね~?ここらへんは実写かな?」などと余計な感想が頭をよぎってしまいました。
主演のケイト・ブランシェットは前作「エリザベス」からすっかり威厳や貫禄が板についた女王を演じていますが、どちらかというと一人の女性として苦悩する姿の方に重点をおいて物語は展開していきます。
そしてもう一人のエリザベス、彼女は女王の侍女ですが、こちらは結婚し子供を設けて女王が得られなかった女としての幸せを手にいれます。二人のエリザベス、一方は自分の子を産み育て、もう一方は英国民の母として生きる人生を歩みます。
でもそれもいまいち・・・って感じです(-"-;A
個人的にはもっと歴史大作に仕上げてもらいたかった。
BOOK「爆笑問題の日本原論」
漫才師 爆笑問題が初めて出版したネタ本です。
95年、地下鉄サリン事件などオウム裁判など今も記憶に残っている大きな事件から尾崎豊の謎の死みたいな言われてみればそんなこともあったな~というニュースをネタを活字にしています。
電車の中で読んでいて、笑いをこらえるのが大変でした。
ちょっとこれはキツイな~というのもありますが、基本的にバカバカしくて思わず笑ってしまうものばかりです。
例えば犬猫繁殖販売業者S氏がお客から多額の現金をだまし取った挙句、殺人を犯していたという95年1月におきた愛犬家連続殺人事件。一部割愛して引用させてもらうと
田中がまず、「S氏は猛獣の扱いに関しては天才的にうまかったって話だよね。」と話を振り、
そして太田が、地元じゃ「黒いムツゴロウ」と言われてたんでしょ。
もしS氏とムツゴロウさんが戦ったら、どっちが勝つんだろうな?
「動物の鉄人」とかいって、制限時間内に猛獣を手なずけた方が勝ち、という番組作ったらヒットするぜ。
「本日のテーマはトラ!」と発表するとスタジオ中央に獰猛なトラが出てきて、
ムツゴロウさんがニヤニヤ笑いながらそのトラの口の中に自分の頭を突っ込んで手なずけたりして![]()
と、ボケを返します。
ちょうどその頃「料理の鉄人」という料理バトル番組が流行っていたんですよね。
読んでいてその「動物の鉄人」を想像したら笑いが止まらなくなっちゃった( ´艸`)
こんな調子で全編漫才形式で繰り広げられています。
爆笑問題のセンスが光る一冊![]()