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備忘録

主に神社仏閣のこと。
たまに犬や美味しいとこの日々の記録。

もう12月になってしまいましたが、去る10月半ば今治菊間のお供馬と西条の綾延神社の秋祭りに行ってきました。

10月は愛媛でも秋祭りがいたるところで行われてましたが、なかなか日程があわなくてあまり行けず残念。
いつかは松山の喧嘩まつり、西条祭り、新居浜太鼓祭りにも行ってみたいです。

【菊間のお供馬】
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菊間の加茂神社の神事。
3歳から15歳までの少年が着飾った馬に騎乗して、加茂神社境内参道馬場約300mを一気に駆け抜ける勇壮華麗な走り込み行事。
家内安全や五穀豊穣を祈願。
起源は室町時代で京都上賀茂神社葵祭の競馬会神事を真似て始まったとか。

毎年10月第三日曜日、午前8〜11時40分頃。

8時  走り込み開始
9時  獅子舞
10時  牛鬼
11時  走り込み終了、宮出し
11時40分  お旅所神事

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走り込みスタート地点へ
走る
スタート地点に移動中に興奮して急に走りだすことも。この時が一番危険。

違う方向から
馬休憩中。
加茂神社の本殿内。奥に猿田彦大神(役の人)。
牛鬼
去年は最初から最後までおりましたが、今年は走り込みのみが見たくてちょっとだけ。

駐車場から加茂神社までの途中にかわいいわんこに遭遇。人気者でした。


お祭りのはしごで、西条の綾延神社へ。


仙龍寺のあとは愛媛県新居浜市街中心部にある一宮神社へ。

一宮神社(いっくじんじゃ)】
愛媛県新居浜市一宮町1-3-1
御祭神/大山積神、大雷神、高龗神

「随身門」

「拝殿・本殿」
社殿は老朽化に伴い平成29年秋に改装。

境内には本殿をとり囲むようにおおよそ90本ものクスノキがあり、幹周り1m以上の大楠は53本も。
市街中心部にある神社とは思えない静けさ。緑がたくさんあって気持ちが良いです。

特に本殿の右側にあるクスノキは「一番樟」と呼ばれる樹齢千年の大楠。大楠の下は気持ち良すぎです。

「楠木神社」
大楠の根元には「小女郎狸」と呼ばれる伝説の狸が棲んでいたとか。小女郎狸は伊予狸の名門で若い娘に化けるのが得意だったとか。
祠が。。。
楠木神社の後ろにお稲荷さん。
楠木神社からお稲荷さん一帯が素晴らしく気持ちいい〜〜。
楠木神社の反対側もいい感じです。



随身門の前にある参道⤵︎
道路に分断されてしまっておりますが、参道として少し残っております。
一宮神社の後は帰路へ。

時間のあるときにぼ〜っとしに、また来たい神社でした。そして、秋祭りの新居浜太鼓祭り(神事かきくらべ)にも来てみたい。








9月前半の三連休に四国中央市にある「仙龍寺」と新居浜市にある「一宮神社」にいってきました。

まずは山奥にある仙龍寺へ。
今治から四国中央市までは高速を使って約1時間20分程。山奥にあり仙龍寺に近づくにつれ道が細くなっていくので注意。特にトンネルを抜けすぐ右折の後、少し行った二つの分かれ道。必ず左側。右側の道も行けるのですが結構大変な道のよう。左側もくねくね道ですが。


四国八十八ヶ所第六十五番札所三角寺奥之院
四国別格二十霊場第十三番札所
四国三十六不動霊場第二十六番札所
金光山  遍照院
仙龍寺
真言宗大覚寺派
愛媛県四国中央市神宮町馬立1200
ご本尊/弘法大師
ご利益/開運厄除、虫除五穀豊穣
右奥の道から本堂まで車で上がれるようですが、道幅狭く急な坂なので、橋を越えて左側すぐの駐車場に停めて本堂へ。
本堂は舞台づくり。深緑に癒されます。
見えにくいですが、滝が流れております。

「本堂」
なんとも不思議な寺院。なんだか感動です。

古旅館のような寺院は昔は日帰りが難しかったため100名収容できる宿坊でもあったようです。
中に入って行けます。
赤い絨毯に沿って二階へ。左側はトイレへ。
二階に上がると本堂。
右側は休憩室。
左側には寺務所があり、左奥にはご本尊さま。
ご本尊さまのおられる場所はめっちゃ癒される雰囲気があり心が落ち着きます。写せないのが残念。
二階の窓から外を覗くと。
一階へ。
湧水によるトイレの手洗い所。手洗い所ですら感動。

いろんなところから水があふれております。
訪問した日は龍が飛んでいそうな風がぶぉ〜ぶぉ〜っと。この風の吹きかたは龍なのかなぁと(願望)。室生龍穴神社で体験した風の吹き方と同じでした。
本堂の前には仙人堂。
開運不動明王さま。

仙龍寺はめっちゃ大好きな場所のひとつに。
心が癒されます。ずっとずっとぼ〜っとしていたい場所でした。また来ますぞ!
次は街の中にある新居浜の一宮(いっく)神社へ。
毎週わんこの散歩でお世話になっている綱敷天満神社は何か行事があると本殿前等にお知らせの張り出しをしております。
そのお知らせを見て、7月は夏祭りの宮島さん、9月は観月神楽の神楽の夕べへ。

《宮島さん》
旧暦6月17日に行われ、2019年は7月19日。
本殿から少し離れた海に近い場所にある厳島神社。
19時から祭典。

わら船。
わら船のお祓い。
お祓いをした船は
海岸へ移動。沖まで運ばれ流されます。
沖までは泳いで運ばれ流すようなのですが、用意された船に乗せて沖まで運んで流す人もいるようです。なかなか興味深いお祭りでした。

お祭り翌日の朝⤵︎
特になにもないのですが。。。

《観月神楽の夕べ》
愛媛ではなかなか雅楽を聞く機会がないので、楽しみにしておりました。予想以上に人が多かった。
毎年、愛媛のどこかで演奏されているようです。

最初は石鎚神社の巫女さんによる「浦安の舞」
前半は扇の舞、後半は鈴の舞。

つぎに、かんなぎ会による伊予神楽の
「神躰鈿女之神楽舞」
アメノウズメノミコトが岩戸の前で大神を和めいさめ奉り天下泰平を祈る舞。

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《伊予神楽とは》*いよ観ネットのHPより

南予の祭りと芸能
伊予神楽は採物神楽の一種で、古風を伝承し、愛媛県内を代表する神楽です。宇和島市周辺の神社の春祭り等に神職が舞うもので「男神子(おかんこ)神楽」とも呼ばれます。宇和島市伊吹八幡神社に元文3(1738)年の神楽台本が残され、これに35演目の神楽解説があり、現在の神楽と同じであることから、江戸時代初期には現状の神楽が執行されていたと考えられます。神楽の演目は「天地開」、「御神酒祭」、「式三番」、「清目」、「大蛇」などを経て、「神送」まで35番があります。舞台は神社の拝殿や神楽殿で、大太鼓、締太鼓、銅拍子、笛が囃子に使用されています。愛媛県内では唯一の国重要無形民俗文化財であり、愛媛を代表する民俗芸能です。
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そして雅楽を2曲演奏。
雅楽の中でもっとも有名な「越天楽(えてんらく)」と
「陪臚(ばいろ)」
陪臚に舞が入ると鉾と盾を使ってめっちゃかっこいい4人舞になります。

再び、巫女さんによる「悠久の舞」

素敵です。

伊予神楽「弓の舞」
国中諸々の災害や悪霊武神が弓の神威によって退散させる弓祓いの舞。
かっこいいです。
最後に雅楽「ふるさと」で終了。

終了後の様子⤵︎
楽しかったぁぁぁ。
めっちゃよかったです。
でも、できることなら納曽利や蘭陵王とか大和舞・東遊とかの舞楽もあったらなぁ。っと。

あと、はじめて観た伊予神楽がめっちゃ面白い。
めっちゃ興味深い。もっと観てみたいのですが宇和島は遠い。

演者のみなさまに感謝。
綱敷天満神社の大神さまに感謝です。

去年からずっとずっと気になっていた石鎚山に行く途中にある極楽寺にやっと行くことができました。

新四国曼荼羅霊場三十二番
極楽寺
愛媛県西条市大保木4-36
石鎚山真言宗総本山
ご本尊/阿弥陀三尊


まず本堂へ。
しんどい。。。しんどい。。。
330段はしんどい。。。
こんなにしんどいと砥部の岩屋寺や香川の金毘羅さんには行けんなぁ。
右に曲がっても石段は続く。
紫陽花はきれいでしたが、しんどくて楽しむ余裕がなかった。もったいなかったなぁ。
到着!
ほんま死ぬかと思った。
《本坊》
「本堂」
「六角地蔵堂」
「八大龍王社」
この辺、気持ち良いです⤴︎

本坊から別院へ降っていくと、
《別院》
「秘鍵大師堂」

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秘鍵大師とは文殊菩薩の利剣を持った弘法大師さま。

《京都の大覚寺のHPよる秘鍵大師さまとは》
大覚寺の御影堂(心経前殿)の正面向って右側には秘鍵大師像が安置されています。このお姿は、般若心経の真理を明かすお姿であります。このお大師像は同じく右手に剣をお持ちになっておられます。私たちの悩みを救うために文殊の利剣の形として示されて、他の大師像とは違うお姿であります。お大師さまご自身が文殊菩薩さまとなって般若心経の教えを解き明かして、私たちに正しい道を教え示してくださるご誓願のあらわれなのであります。

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四国三十六不動霊場二十三番
「不動の滝」
「権現堂」
写真ではわからないのですが、堂内には権現さまが鎮座されております。
なんだかめっちゃかっこよいのです。ずっと見ていたい権現さまでした。
山開き期間中に「ご開帳護摩祈祷」をしてくださるようです。来年絶対来よ!

違う方向から撮ってみた。

鬼門守を授与して帰路へ。

来年も権現さまにお会いしに来よ!


夏真っ盛り。
暑すぎて神社仏閣に行く気力がなく
涼しくなったらどこへ行こうかと思い巡らせながら日々を過ごしております。

そういえば、だ〜いぶ前の7/1〜10は石鎚山夏山大祭・お山開きでした。多くの石鎚信仰をされている方々が石鎚山に登っております。
一年に一回この期間にしか開かないお堂もあり、行くならこの時期と思い成就社までだけど行ってきました。

石鎚ロープウェイまで車で行き、リフトに乗り継ぎ成就社へ。

駐車場からロープウェイ乗り場までの間には、

【極楽寺・天狗堂】
開いとる〜。

三宝荒神さま

ここも〜

【萬蔵院・役行者堂】
ここも開いておりました。



ロープウェイ乗り場へ

ロープウェイを降りて少し歩くと

【前神寺奥之院】
ここも一年にしか開かないお堂。
中に入るといつも前神寺でお会いする蔵王権現さまが鎮座。
奥の院手前を右側に行くとリフト乗り場へ。

リフトを降りて石鎚神社成就社へ。

去年に引き続きやって来ました。
【石鎚神社・成就社】
「神門」
この門から頂上まで登山開始。
入口では神職の方が登山者にお祓いをして登山の無事を祈りお見送り。ここから片道3〜4時間かかるとか。
「八大龍王社」
なんだかこの辺落ち着きます。
「遥拝所」
ここから山頂を拝することができます。

帰りはリフトではなく歩きでロープウェイ乗り場まで下山。

ロープウェイを降りて駐車場へ。

途中、「萬蔵院・役行者堂」では護摩?を行なっておりました。
そして帰路へ。途中、極楽寺に。

《余談》
いつの頃からか、たぶん愛媛県民いえいえ私の周辺では台風が来ると決まって石鎚山が守ってくれると信じられております。今治市民は多くの人が信じております。
現在、台風真っ只中。
石鎚神社の大神さま、石鎚神社の八大龍王さま、大好きな室生龍穴神社の大神さまに龍神祝詞で祈願。どうか被害がありませんように。

5月中旬、ずっと行きたかった愛媛県内子町郊外にある弓削神社に行ってきました。

内子町は今治から約1時間半弱くらい(弓削神社までは30分くらい)だったと思います。
愛媛県のほぼ中央にあり、江戸や明治の町並みや美しい日本の原風景、色彩豊かな渓谷など魅力満載の町です。

今回はその日本の原風景でもある内子町郊外の石畳地区にある「弓削神社」と「水車小屋」へ。
石畳地区までは内子町から一本道で行きやすかったのですが、弓削神社近くの道は細すぎて対向車が来ないかひやひやでした。賢見神社への道が優しく感じる。

弓削神社に到着!

【弓削神社】
室町時代(1396年)に創建。
御祭神/天照大神
五穀豊穣と家内安全。
やっと来れました。感動です。

いいなぁ、この風景。なんとも癒されます。
弓削池(用水池)にかかっている木造屋根付き太鼓橋を渡って神社へ。橋を渡ると小さな社殿と木々。

池にはたくさんの鯉。
しばらく堪能。後ろ髪ひかれながら水車小屋へ。

水車小屋近くもやはり細い道でひやひや。弓削神社ほどではないのですが。

【石畳清流園】
かつて内子町を流れる麓川には30数基の水車が回っていたそうです。その懐かしい風景を地域の人が再現しようと水車小屋を復元して公園にしたのが「石畳清流園」。毎年11月3日には「水車まつり」が開催。
お〜〜、時代劇に出てきそうな風景。
ここもいいなぁ、虫が多いけど。
お昼ごはん食べながら、ぼぉ〜としていたい。
屋根付き橋もある。
水車動いております。ゴトゴト。
水車小屋の後は、途中のドラマ「坂の上の雲」のロケ地にもなった屋根付き橋の田丸橋を見て、内子町の町並みへ。


河内の屋根付き橋
【田丸橋】
昭和19年に作られたとか。屋根があることで橋の腐食を防ぎ、木炭製造が盛んだったころは倉庫としても利用。
通りすぎてしまいそうな場所にあるので注意。
懐かしいような。。。

【内子町の古い町並】
思ったより町並みは長くて見どころ満載。
「大森和蝋燭屋」
江戸時代から続く伝統を守り続けている老舗。
「内子座」
大正5年建造の劇場で木造2階建ての瓦葺きの入母屋作り。
ちょうど町内芸能発表会開催中。枡席いい感じ。
内子町、良かったなぁ。
今回は弓削神社が一番の目的だったので、町並みは急ぎ足。次回はゆっくり見に来よう!

弓削神社もまた来たい場所でした。

そして、次回は自然美が堪能できる内子町郊外の小田深山渓谷へ。樹齢1000年の巨木に会いに広瀬神社と三島神社へ。

葛井寺の後、當麻寺へ。
近鉄南大阪線で藤井寺駅から当麻寺駅へ。
当麻寺駅からは徒歩で15分。

とその前に、當麻寺の途中にめっちゃおいしそうなよもぎ餅専門のお店があったのでちょっと寄ってみた。

当麻寺名物・よもぎ餅専門店
奈良県葛城市當麻55-1
9〜18時
當麻寺に来たならぜひぜひ寄ってほしいお店。
中将堂本舗のよもぎ餅は、拳大の甘さ控えめのあんつけ餅を一口の大きさにし、ぼたんの花びらをかたどったものだとか。

《中将餅と煎茶のセット  300円》
めっちゃおいしかったぁ。
よもぎ餅も美味しいのですが、お茶もめっちゃ美味しい〜。

他のメニューとしてきなこがけ草餅、草餅が入ったぜんざいがあり、よもぎ餅は持ち帰りや通販も。

無くなり次第終了のため、行きは開いていても帰りは閉まっていることもあるみたいなので要注意です。

さて中将堂本舗でよもぎ餅も食べたので當麻寺へ。
10分少々歩いて到着!

當麻寺
奈良県葛城市當麻1263
御本尊/當麻曼荼羅
當麻寺は創建時は弥勒仏さまのお寺でしたが、いつのころからか當麻曼荼羅のお寺として親しまれるようになったとか。

「仁王門」

広いなぁ。

「當麻寺  中之坊」
當麻寺最古の由緒を伝える塔頭で熊野権現が現れた場所に役行者が道場として開かれ、もとは「中院」。
《本堂(中将姫剃髪堂)》
本尊/導き観音
御利益/道に迷った時に行くべき道を示してくださるとして人生の節目に祈願するとよいとか。また、中将姫さまの守り本尊であることから女人の守り本尊として信仰されております。
導き観音さま御拝顔できましたぁ。

ちょうど〝牡丹まつり〟開催中。
ほかに大和三名園の一つ《中之坊庭園》、中将姫さまゆかりの宝物等を収蔵する《霊宝堂》、《書院・茶室》。 
書院ではヨガや写経・写仏、仏像彫刻、尺八教室が行われていておもしろそうだ。もう少し早く知ってたらなぁ😭

中之坊を出て伽藍三堂へ。

「伽藍三堂」
奥が曼荼羅堂、右が講堂、左が金堂。
本堂で500円を納めると本堂・講堂・金堂の三つのお堂が拝観できます。解説音声があるのが親切。

「本堂(曼荼羅堂)」
ご本尊/當麻曼荼羅(中将姫が織ったとされる蓮糸曼荼羅)
當麻曼荼羅は大きな厨子に収蔵。厨子を載せている須弥壇は源頼朝が寄進されたものとか。當麻曼荼羅でかっ!

「講堂」
主尊/阿弥陀如来坐像
脇に地蔵菩薩、不動明王、妙童菩薩等々。

「金堂」
本来の御本尊・弥勒佛、四天王、不動明王。
弥勒佛と多聞天以外の四天王は白鳳時代の仏さま。
弥勒佛さまは日本最古の塑像(粘土の仏さま)で四天王は日本最古の乾漆像。貴重な仏さまたち。

講堂の仏さまも金堂の仏さまも圧巻。四天王は西域の武人風でかっこよく凛々しいです。

「奥之院」
浄土宗総本山知恩院の奥院。

《奥院本堂(御影堂)》
本尊/法然上人坐像
法然上人坐像の脇に宝冠阿弥陀如来さまが鎮座。この宝冠阿弥陀如来さまがめ〜っちゃかっこよい。

《宝物館》
二十五菩薩来迎像に魅了。楽器を奏でていて躍動感があり楽しそうだ。
平等院の52体の雲中供養菩薩像に似てます。雲に乗ってないけど。

當麻寺は思っていたよりも広く、長い時を経て興味深い寺院になっていました。
御本尊が曼荼羅で宗派も真言宗と浄土宗。仏像もたくさんあって日本最古のものもあり、見どころ満載。
おもしろかった。

ところで、當麻寺といえば練供養⤵︎
本当はめっちゃめっちゃ練り供養が見たかったんですが、日程があわなくて残念。

仏面をかぶり装束を着て練り歩く様を一度は見てみたい。
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中将姫さま御縁日
「當麻寺練供養会式」
正式:聖衆来迎練供養会式
開催:毎年4月14日16時から

29歳で生きながら西方浄土へ迎られた伝説の女性、中将姫の伝承を再現した荘厳な宗教劇。
(練供養は中将姫が二十五菩薩によって導かれる様を演劇風に再現したもの)

現在では全国各地で練供養は行われており、當麻寺の練供養が元祖だとか。
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{余談}ドラッグストアで売られている漢方のツムラの婦人薬「中将湯」は中将姫さま由来のお薬。
創業者の母方の家に代々受け継がれてきた中将姫さま伝授のお薬なんだとか。中将湯の箱にあるお姫様の絵は中将姫さま。

関西に未練を残し帰宅の途へ。

帰りもフェリー。
ちょっとした豪華客船。
一番下のクラス《シングル 》*女性用⤵︎
やはり横になって寝るっていうのはいいですね。
次は外鍵のあるシングルデラックスにしてみようかな。(シングルは内鍵はあるけど外鍵がないんですよね)

朝護孫子寺に行った翌日は當麻寺へ。
と、その前に當麻寺だけだと時間が余りそうだったので大阪の葛井寺へ。

葛井寺(藤井寺)から當麻寺までは同じ近鉄沿線で20分ちょっと。行きやすかったことと、ちょうどGW期間中「西国三十三所草創1300年記念特別公開」としてご本尊さまを御開帳中でしたのでちょっと寄ってみました。

厄除安産祈願の寺
葛井寺】(藤井寺、剛琳寺とも称する)
大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21
ご本尊/十一面千手千眼観世音菩薩
葛井寺のご本尊さまは真数1043本の手を持つ日本最古の国宝千手観音さま。
日本全国におられるほとんどの千手観音さまは手が42本(1本の手で25の世界を救うためだそうです)しかなく、本当に千本の手がある千手観音さまは日本にある中で3体しかないそうです(京都の寿宝寺、奈良の唐招提寺、大阪の葛井寺)。

葛井寺の千手観音さまの御開帳は本来毎月18日と8月の千日詣りのみのようだったので、めっちゃうれし〜。
葛井寺の境内には一千年前より咲き続けている藤の花がたくさんあって、ちょうど〝藤まつり〟中でした。
紫の藤はほぼ終わりかけでしたが、白い藤は満開。
きれ〜です。


「本堂」
朝から人が多いです。御朱印と御開帳の行列。

元号が令和になって御朱印をいただく方が増えたような。気のせいかなぁ。前日の四天王寺でも大行列。今まで見たことのない光景。参拝者数はさほど変わらないよう見えるのに。
御開帳中の千手観音さま、御拝顔したい方がたくさん並んでおり、少しだけの御拝顔。でもまあ、なかなかないチャンスに御姿を御拝顔でき感謝。


「護摩堂」

「阿弥陀堂(二十五菩薩堂)」
西国浄土から阿弥陀如来率いる二十五の楽団が迎えに来る様があらわされており、絵画ではなく仏像としてあるのは非常に珍しいのだとか。
GW前半に阿弥陀堂は特別に御開帳だったようで、ちょっと残念。
でも、上の扉が開いていたのでちょっとだけ中を見ることができました。お〜〜っとという感じでちょい感動。

「楼門」

近くの辛国神社に寄って
【辛国神社】
御祭神/邇芸速日命、天児屋根尊、素戔嗚尊
境内がとても気持ちの良い場所でした。
當麻寺へ。

石段を上がって本堂の正面へ。

信貴山真言宗総本山  朝護孫子寺
本堂
御本尊/毘沙門天さま
毘沙門天さまのお使いは百足(ムカデ)。
おあし(お金)がたくさんいただけるということでだそうです。なので寺額のご本尊名の両脇にある蛇のようなものは金のムカデで、寅とともにいたるところにムカデの像や絵があるようです。
今回、朝護孫子寺の御祈祷を受けてみました。
間近で毘沙門天さまを参拝したかったのと大般若経転読の御祈祷を受けてみたかったのです。

⑴  本堂に入って御祈祷を受けるため内陣へ。
朝護孫子寺の御祈祷は9:15〜16:15の毎時15分に行われ、申し込みは本堂と三つの塔頭からできます(塔頭から申し込んだ場合は各塔頭のお札になります)。

⑵  大般若経転読の御祈祷。
大般若経転読は薬師寺で見て以来、大好きでいつも感動。他で見る大般若経転読に比べると朝護孫子寺の大般若経転読は短めでしたが、迫力もありしみじみ感動。

⑶  御祈祷の後は毘沙門天さま、脇仏、眷属二十八使者を間近で参拝。

御祈祷も間近の参拝もよかったです。

もう一度、御祈祷の様子を見てみたかったので、外陣に入り座ってほぼ声のみを聞いて癒されておりました。

本堂内には内陣と外陣があり仕切りで分けられており、外陣から内陣へは襖で出入りすることができます。外陣は誰でも入ることができますが、内陣へは御祈祷される方のみ。外陣から御祈祷の様子は仕切りで少しだけしか見ることができないのですが、声はよく聞こえます。

本堂の舞台から見た風景。
玉蔵院の方向⤵︎
大和平野の方向⤵︎  奈良の町並み。

信貴山真言宗大本山
千手院』(信貴山の宿坊でもある塔頭)
「千手院・護摩堂」
護摩堂と銭亀堂の間にあるのは通路?
ではなく、「三寅の福・胎内くぐり」とか。
「千手院  厄除観音・銭亀堂」
銭亀堂は金運招福の神《銭亀善神》が祀られております。
ここの銭亀堂は特に金運を運んでくれると人気で、人が絶えません。
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授与所で”金運招福銭亀御守”と”壱億円札”が入った銭亀御守を授かり、このセットと財布を石臼にのせて「南無銭亀善神(なむぜにがめぜんじん)」と念じながら、石臼を右に廻します。 すると金運のまわりが良くなって、大変なご利益があります。〈千手院HPより〉
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「仁王門」の裏側
仁王門の仁王さまの裏側は狛犬と獅子。なぜか二匹とも上を向いてるのです。かわいい。
朝護孫子寺楽しかったなぁ。
境内が広いことと同じところを行ったり来たりで見切れず。「開山堂」とか信貴山頂上にある「空鉢護法堂」等々。
また近々来たいなぁ。次は行事に合わせて来よ!


朝護孫子寺の後は大阪の四天王寺へ。

【四天王寺】
関西にいた時はいつもお世話になっていたので御礼をお伝えに。
古本市開催中でした。なかなか興味深いものたくさんありそうでじっくり見たかったなぁ。
四天王寺から梅田へ。
梅田のかっぱ横丁にある大好きな「しゃぶ亭」で食べて
友人宅へ。