【四国・愛媛】綱敷天満神社の宮島さんと観月神楽の夕べ | 備忘録

備忘録

主に神社仏閣のこと。
たまに犬や美味しいとこの日々の記録。

毎週わんこの散歩でお世話になっている綱敷天満神社は何か行事があると本殿前等にお知らせの張り出しをしております。
そのお知らせを見て、7月は夏祭りの宮島さん、9月は観月神楽の神楽の夕べへ。

《宮島さん》
旧暦6月17日に行われ、2019年は7月19日。
本殿から少し離れた海に近い場所にある厳島神社。
19時から祭典。

わら船。
わら船のお祓い。
お祓いをした船は
海岸へ移動。沖まで運ばれ流されます。
沖までは泳いで運ばれ流すようなのですが、用意された船に乗せて沖まで運んで流す人もいるようです。なかなか興味深いお祭りでした。

お祭り翌日の朝⤵︎
特になにもないのですが。。。

《観月神楽の夕べ》
愛媛ではなかなか雅楽を聞く機会がないので、楽しみにしておりました。予想以上に人が多かった。
毎年、愛媛のどこかで演奏されているようです。

最初は石鎚神社の巫女さんによる「浦安の舞」
前半は扇の舞、後半は鈴の舞。

つぎに、かんなぎ会による伊予神楽の
「神躰鈿女之神楽舞」
アメノウズメノミコトが岩戸の前で大神を和めいさめ奉り天下泰平を祈る舞。

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《伊予神楽とは》*いよ観ネットのHPより

南予の祭りと芸能
伊予神楽は採物神楽の一種で、古風を伝承し、愛媛県内を代表する神楽です。宇和島市周辺の神社の春祭り等に神職が舞うもので「男神子(おかんこ)神楽」とも呼ばれます。宇和島市伊吹八幡神社に元文3(1738)年の神楽台本が残され、これに35演目の神楽解説があり、現在の神楽と同じであることから、江戸時代初期には現状の神楽が執行されていたと考えられます。神楽の演目は「天地開」、「御神酒祭」、「式三番」、「清目」、「大蛇」などを経て、「神送」まで35番があります。舞台は神社の拝殿や神楽殿で、大太鼓、締太鼓、銅拍子、笛が囃子に使用されています。愛媛県内では唯一の国重要無形民俗文化財であり、愛媛を代表する民俗芸能です。
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そして雅楽を2曲演奏。
雅楽の中でもっとも有名な「越天楽(えてんらく)」と
「陪臚(ばいろ)」
陪臚に舞が入ると鉾と盾を使ってめっちゃかっこいい4人舞になります。

再び、巫女さんによる「悠久の舞」

素敵です。

伊予神楽「弓の舞」
国中諸々の災害や悪霊武神が弓の神威によって退散させる弓祓いの舞。
かっこいいです。
最後に雅楽「ふるさと」で終了。

終了後の様子⤵︎
楽しかったぁぁぁ。
めっちゃよかったです。
でも、できることなら納曽利や蘭陵王とか大和舞・東遊とかの舞楽もあったらなぁ。っと。

あと、はじめて観た伊予神楽がめっちゃ面白い。
めっちゃ興味深い。もっと観てみたいのですが宇和島は遠い。

演者のみなさまに感謝。
綱敷天満神社の大神さまに感謝です。