すーぱーSEへの道 -40ページ目

ランドセルと薄型テレビの関係

自分の普段の業務にも関連してる内容なので紹介します。

前半は技術的なことばかりでわかりにくいですが、
後半に解説をかいてますので、最後まで読んでみてください。

現代のマーケティングというものがどのように行われているのかを
知ると、CRMやマイニングに興味が湧くと思いますよ。



イオンクレジット、加盟店情報も分析

 イオンクレジットサービスは大規模なデータベースを備えた新顧客情報管理システムを約25億円投資して導入する。同社が持つクレジットカード会員の情報だけでなく、加盟店の売れ筋情報などを取り込んで顧客の動向を分析し、販売促進活動の効率を高める。

 新システムの名称は「ターゲットマーケティングシステム」。データベースの規模は156テラ(テラは1兆)バイトと顧客情報管理システムとしては国内最大級という。安全対策も強化した。NTTデータの協力を得て、今年度中の稼働を目指す。当初はイオンや保険代理店子会社をユーザーとし、順次利用企業を拡大していく。

 新システムは1200万人を超えるイオンクレジットのカード会員の性別や年齢といった属性や購買履歴などの情報と、加盟店の販売時点情報管理(POS)情報をデータベース化する。カードの決済情報と、加盟店の売れ筋情報を組み合わせることで、ダイレクトメールなどによる販促の精度を高められるという。


このシステム、実際に導入されたらかなりの効果が期待できます。

通常、加盟店でカードが使われた場合、クレジットカード会社には
購入金額の合計額と、商品の種別程度の情報しか届かないため
『実際にどういった商品をいくつ買ったのか』という情報を
把握することはできません。


しかし、今回のこのシステムの場合、クレジットカードの情報に加えて、
POSの売上情報をひとつのDBで一元管理することになります。

これによって、カード会員それぞれがどういった商品を購入したのかを
把握することができ、効果的なマーケティング戦略を立てることが
可能になります。

実際のデータマイニングにはSASを使用するということです。






・・・と、ここまで書いただけでは実際どういう効果があるか
わかりにくいですよね。そこで、一例をご紹介します。


どこかの新聞にも載っていましたが、イオンの全店舗において
薄型テレビ購入者の3割が60歳代既婚女性だった
のだそうです。

そして、その3割の購入者のうち
「45%が最近1年以内にイオンでランドセルを買った」
ということが分析の結果明らかになりました。

この結果により、孫のいる女性が息子夫婦にプレゼントしたとか、
孫との娯楽のために薄型テレビを買ったという推測が立てられます。


そこで、ランドセルを購入した60代既婚女性に、薄型テレビの
値引きクーポンを郵送することで、さらに売上を伸ばす
ことができるわけです。


ランドセルと60代女性と薄型テレビの関連性なんて、
普通に考えたら気が付きませんよね。

こういった、見えない需要や関連性を見つけるために
データウェアハウスやデータマイニングは利用されています。


興味のある方がいれば、今後もイロイロ書いていこうと思います

DBのパフォーマンス

今日は社内DBの利用者がいつもより少なかったらしく、
レスポンスが良好だったのでパフォーマンスを見てみました。


うちのDBで一番たくさん件数を格納してるテーブルは、
時系列で約8億件のデータが格納されているので、
そのテーブルをイロイロ検索してみました。

とりあえず全件走査をしてみたところ、約8分で検索完了。

他社のDBに比べて早いのかどうかは良くわかりませんが、
利用する上では十分な速度が出てますね。


次に、インデックス走査をしてみました。

単純に、8億件から任意の1件を取り出してみたところ、
約0.5秒で結果が返ってきました。

こちらも結構いい感じのレスポンス速度ですね。


利用者が増えるにつれて、格段に重くなるのですけど、
いつもこのくらいのパフォーマンスが出てくれれば
仕事もはかどるんですけどねぇ。


一般的な大規模DBのレスポンスってどのくらいなんだろう?

SEを極める最強仕事術





著者: 日経ITプロフェッショナル
タイトル: SEを極める最強仕事術―図解・文章・タイムマネジメント・コーチング・会計・法律




日経BP社が発行しているITプロフェッショナルという雑誌があります。
基本的には定期購読専用ですが、大手書店であれば店頭でも扱ってます。


普通のPC雑誌やプログラム言語関係の雑誌とは違い、
SEやプロマネの仕事をしていく上での様々な知識を学ぶことが
できる大変良い雑誌です。


IT系の知識のみではなく、プロジェクトを進めていく上で必要な知識や、
会計の知識、法律の知識などさまざまな分野の情報が掲載されています。


そのITプロフェッショナルの特集記事の中で、
特に人気の高かったものを選りすぐったムックがあります。
それが、今回紹介するSEを極める最強仕事術です。


『SEを極める』というタイトルの本で、もう一冊有名な本も
あるのですが、そちらはまた後日ということにして、
今回はITプロフェッショナルのほうを簡単に紹介します。


本書で扱っている内容は以下の6点です。

1.一目で納得の図解
2.仕事で使う文書術
3.実践的タイムマネジメント
4.やる気引き出すコーチング
5.絶対挫折しない会計
6.現場で役立つ法律



1の『一目で納得の図解』では、
 ・基本図形の意味から図のパターンの使いこなし方
 ・見る人の立場にたったわかりやすい図の作り方
 ・図解による問題解決法

といった、文書を作成する上で必要となる図解の技術について
解説しています。



2の『仕事で使う文書術』では、
 ・文書によるコミュニケーションの方法
 ・文書の階層化によるわかりやすさ重視の構成テクニック
 ・読みやすさを高める為のチェックポイント
 ・失敗例から学ぶ提案書の書き方
 ・ITエンジニアの文書を実際に添削し、改善方法をみる

といった、業務文書を作成する上で必要になる文書力向上のための
技術について解説しています。



3の『実践的タイムマネジメント』では、
 ・タイムマネジメントの威力
 ・4段階の実践テクニック
 ・超多忙の中で培った実践テクニック
 ・タイムマネジメントの落とし穴
 ・集中力を高める睡眠の知識

といった、時間欠乏症のITエンジニアに役立つ
時間のコントロール方法について解説しています。



4の『やる気引き出すコーチング』では、
 ・求められる人材の変化による、新たな指導法
 ・コーチングの理論と実際
 ・コミュニケーションの基盤を築くEQ
 ・実践者の経験に学ぶ

といった、自立的に問題を見出し、解決できる人材を育成する
ための方法について解説しています。



5の『絶対挫折しない会計』では、
 ・会計を学ぶ意義
 ・会計の基礎知識
 ・企業が行う会計処理
 ・『R/3』で理解する会計システム
 ・最新の会計制度の背景と意味

といった、いまや誰もが身に付けるべき基本スキルの
ひとつである会計について解説しています。



6の『現場で役立つ法律』では、
 ・事例に学ぶ法律の重要性
 ・システム受託開発と法律
 ・インターネット関連法律の詳細を知る
 ・自分の身を守る『労働基準法の基礎知識』

といった、ITエンジニアが最低限知っておくべき法律の
意味と範囲を解説しています。



もともと雑誌の特集記事だったものを再構成したということで、
ひとつひとつの章が簡潔で読みやすいです。

SEとして仕事をしていく上での基礎ともなるこれらの技術について、
一度学んでみてはいかがでしょう?

キャリアアップのための資格取得

先日、SJC-Pの試験概要のトコでコメントを下さった、
キムさんのブログ『資格家への道』

先日からちょくちょく拝見させていただいているのですが、
非常に精力的にスキルアップに励んでいらっしゃるので、
自分もがんばらなくてはなーと思います。

受験料を会社が負担してくれる資格を取得する。
というのは私もやってます。こういうのは最大限に活用すべきですよね。

仕事の都合もあるので、計画的にスケジュールを立てていかないと
なかなか勉強の時間を取るのは難しいですね。

とりあえず、『30歳までにこうなっておきたい!』というビジョンは
あるので、それに向かって着実に力をつけていこうと思います。

無事終了

今日の午前中は予定通り帰社。

マウスパッドのデザインは任せることにして、
とりあえずはIllustratorの使い方をレクチャー。

あとはロゴなどの作成用として、フォン太というツールの
使い方を担当者に説明した。

このフォン太、使いやすい上にとても多機能なので、
ホームページのロゴ作成や、ソフトウェアを開発する際の
ユーザーインターフェース作成に重宝してます。


そんなわけで、みんなに大体の使い方を説明して
あとは任せ、午後から客先に出社した。


実は、依頼された案件関連で来週月曜にユーザと打ち合わせが
あるので、午前半休とはいえロスはきついのです。

午後は大急ぎで調査作業と資料作成を進め、
何とか遅れは回復した模様。これでひと安心。。。