安倍総裁の目指す政治に公明党は必要なのか | 世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

世のため人のため~“メガホン侍” 伊藤央

代議士秘書10年、山口県防府市議6年。現在は東京都小平市議(2期目)。地方から日本を改新し、世界を救うことを目的に活動中。日々街頭に立ち、思いと政策を訴える“メガホン侍”。





昨日、Facebookで少し書いたことですが、もう少し詳しく書きたいと思います。

保守層の期待を一身に集める自民党安倍総裁。

何度か直接お会いしたこともあるし、講演も拝聴し、人格、識見、言うまでもなく政治家としての実績についても尊敬申し上げる方です。

しかし、「自公で政権を取り戻すことを目標にしたい」との発言は支持出来ません。


25日には、維新の会や石原都知事の動きに対し「保守勢力の結集は衆院選の後だ」と発言され、見識の高さに感嘆したところでした。

選挙前に連携ありきで主張や理念まで曲げるかのような政党が目立つ中で、理念、政策をしっかりと掲げ選挙を戦った後で、現実問題として政権奪取のために政策を摺合せることは仕方ないでしょう。


しかし、安倍総裁の国家観に公明党の理念は合致するのでしょうか。

申すまでもなく、我が国のありようを考える時に先ず天皇の存在です。

日本が日本であるために天皇の存在は欠かせないものであるし、天皇こそが日本と言っても良いでしょう。

しかし、公明党の支持母体である創価学会の池田大作名誉会長は過去にこのような発言をされているそうです。

「天皇も、仏様から見るならば同じ人間です。凡夫です。具体的に言うなら、今日、天皇の存在は日本民族の幸、不幸にとって、それほど重要な要因ではない。」

安倍総裁の天皇観(即ち国家観)と相容れるとはとても思えないのです。


冒頭に書いた通り、安倍総裁は私にとって尊敬できる政治家の一人です。

しかし、その主張に首をかしげることもない訳ではありません。


以前、光栄にもJC主催の「憲法タウンミーティング」で、安倍氏と共にパネリストを務めさせていただいたことがあります。

安倍氏が改憲を主張する理由として、「憲法制定から60年以上経ち、時代に合ったものに」とか「集団的自衛権行使のために」ということを挙げておられました。

その際にも発言させていただきましたが、憲法とは国のあり方を定めるものであり、年月が経ったことや、その時々の都合を理由に変えるべきものではないというのが私の持論です。

当然、現行憲法を容認する立場ではありませんし、どちらかと言えば石原都知事の主張される「破棄」や、無効論に近い立場です。

しかし、次に作る憲法は時代に合わせて変えるようなものであってはいけないと考えています。


そして、言うまでもなく日本国のありようを定めるには、天皇に関する規定が最も重要な部分になります。

その重要な部分において、安倍総裁と公明党は全く異なった考えを持っているはずなのです。


自民・菅幹事長代行は、昨日テレビ番組に出連された際、第三極結集について「原子力、消費税など政策が全部バラバラだ。政策なしで『数合わせ』だけで終わる」と発言されました。

自民党と公明党はエネルギー政策や消費税どころではなく、根本的な国家観に相違があるではないか。

自公連携も「数合わせ」の批判を免れないでしょう。



政治は現実を見なくてはなりません。

ですから、「相容れない部分があるが、現状より少しでも良くするために政権を獲らねばならない。そのために数合わせの連携をする。」とはっきり言っていただいた方がむしろスッキリしますが・・・。



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