雪眼鏡
何も出かける用事のない週末だからよかったのです。
前日の予報で雪が積もりそうだとはわかっていたけれど、
急いで息子を抱き上げて「ほら、雪が降ってるよ~」と外を見せると、
思わず「ゆきやこんこ、あられやこんこ…」と歌い始めましたが、
だけど、一面真っ白なのは味気ない景色を明るくし、
やかまし村の小箱
この小物入れ、我が家では「やかまし村の小箱」と呼んでいます。
最初のクリスマスに、ダンナさん(結婚前なので、当時は彼です)がくれた物です。
以前住んでいた近所に、素敵な雑貨店がありました。
扱っているのは、オルゴールと、国内外の雑貨が色々。
ずっと鳴らなかったオルゴールが突然鳴った場所に店をかまえたのだそう。
店内にピアノもあって、小さな、そしてとても落ち着く店でした。
メールの返信がないと思ったら、この店で話し込んでいたり、
とにかく当時、ダンナさんはこのお店が好きでした。
Saturday
クリスマスが近づき、店内がクリスマスのものでいっぱいになり。
クリスマスにはこの店で何かを買いたい、と思いました。
そして、いくつか種類のあった中から、迷わずこの絵柄の箱を選びました。
理由は、大好きな本、『やかまし村の子どもたち』を思い出させたから。
並んで歩く、7人の子どもたち。
(最初は6人ですが、次の本でもう1人増えるのです)
家の数は本より多いけれど、やっぱりどうしても“やかまし村の小箱”です。
手のひらに乗るほどのサイズのこの箱に、何をいれようか?
そして、そうだ、指輪を入れよう、と決めました。
私は3つの指輪を持っています。
1つ目は、結婚前のペアリング。
2つ目は、婚約指輪。
3つ目は、結婚指輪。
本当に、私の指輪はそれきりです。
ビロードのよくある指輪入れよりも、大切な物だから、大切な箱に入れたい。
そんなわけで、この箱の中には、指輪だけがコロン…と入っています。
この箱は、好きだったお店と、好きな本と、指輪の、とても大切な“思い出の箱”です。
記事:ゆきこ
はなこさん
11月8日、午後3時頃。
突然、思いました。
「そうだ、はなこさんに妊娠の報告をしに行かなくちゃ…!」
そう思うといてもたってもいられなくなり、
私は急いで出かける支度を始めました。
“はなこさん”は象です。
昭和24年、第二次世界大戦後日本に初めて来た象です。
今年、59歳。
祖父母宅から10分のところにある井の頭の動物園に、
ずっと昔からいるのです。
長い休みに入り、おじいちゃんおばあちゃんの家に遊びに行くと、
この動物園によく連れて行ってくれました。
小さい頃の私は、何度も何度も象のはなこさんに会いました。
高校を卒業して東京に来てからは、いつでも行ける距離にいたのに、
はなこさんに会いたいなぁと思いながらも、何となく先延ばしにしていました。
それが突然、ある日の夕方、どうしても会いに行きたくなったのです。
白黒写真の、母親に支えられて身を乗り出している女の子は、私の母です。
昭和30年の写真です。
真ん中の写真は、私の家族。
後ろにちょっとはなこさんが見えます。
白黒写真の女の子が、左に立つ母親になりました。
そして右の写真が、今のはなこさん。
入園できるぎりぎりの時間に着き、閉園までもあと1時間ちょっと。
私は1人、閑散とした夕方の動物園を、象のところまで急ぎました。
はなこさんはいました。
うれしくてうれしくて、30分くらいずーっと見ていました。
もう歯がなくて、食べやすく砕いた餌を食べているけど、まだまだ元気そう。
「子どもが無事に生まれたら、いつか連れてくるから、それまで元気でいてね」
と思いながら、暗くなった動物園をあとにしました。
そして、次の日の昼には私は病院へ入院していたのです。
家で破水してタクシーで病院へ向かうとき、動物園の横を通りました。
「昨日、はなこさんに会いに行ってよかったなぁ…」と
これから始まる出産よりもそんなことを考えていました。
無事、男の子が生まれました。
この子を早く、はなこさんに会わせたいなぁ。
記事:ゆきこ
安産だるま
11月10日、無事男の子を出産しました。
予定日が近づくにつれ、
「今のうちに行きたい所、やっておきたいことって何だろうか?」と準備もそこそこに考えて。
浅草でうな重を食べる、銀座でソフトクリームを食べる!が浮かびました。
うな重のためだけに浅草に行く…も、
ソフトクリームのためだけに銀座に行く…も、
出産後にはなかなかできないことです。
妊娠9ヶ月目。
出産の本には、“この時期には遠出と人混みを避けましょう”とありますが。
10月最後の土曜日。
家から遠く、まさに人混みの中心地のような浅草と銀座へ。
浅草に着いて、まずはうな重を満喫。
実は浅草では、私の中でもう一つ、“安産だるまを買う”という希望がありました。
もう何年も前、まだ旦那さんと結婚する前に2人で浅草へ行った時、
あるお店で“安産だるま”を見つけたのです。
優しい顔の女性だるまのお腹に、大きく「安産」の文字。
このだるま、実はお腹の中には小さな「子どもだるま」が入っていて、
無事に産まれたら取り出すようになっているのです。
その時妊娠中だった知人に贈ろうか迷い、
置き物にはちょっと大きいかなと思って別のものにしたのですが。
自分が妊娠して、浅草へ行くとなった時に、ふと思い出しました。
あの安産だるま、まだあるかなぁ。
あったら欲しいなぁ。
そしてちょっとドキドキしながらお店に行ったら、あったのです。
ダンナさんにはだるまの話はしてなかったので、
お店でいきなり「これ、欲しい」とだるまを持ってきたのを見て驚いていましたが。
中から子どもだるまを取り出すのを楽しみに、部屋に置いておき。
11月10日、無事に出産。
退院後に早速、中から子どもだるまを出して、母だるまに添えました。
こういう楽しみが待っているのも、なかなかいいものです。
記事:ゆきこ
にほひ袋
少しずつ、出産の予定日が近づいています。
そろそろ準備を始めなきゃなぁと思いながら、
パラパラと本に目を通していると。
出産のとき、自分がリラックスできるものをもって行くとよい、と本に書いてありました。
音楽、
好きな飲み物、
気に入ってるぬいぐるみ、
普段使っているハンドタオル、
香り(アロマオイルとか、香水とか)、
などなど。
リラックスできるなら、とにかく何でもよい、のだそう。
先日、出産を予定している病院でもそんなアドバイスをされました。
陣痛室という場所があり、
そこでは好きな音楽をかけ、アロマオイルなどをたいてもいいです、と。
香りは病院でもいくつか準備がありますが、
グレープフルーツやジャスミンなど、あまり種類はありません、
必要な方はぜひ、自分の好きな香りを用意して下さい、と。
私はにおいが苦手です。
香水は1つも持っていませんし、
家の石鹸は無香料、
シャンプーは液体石鹸にハーブの香りのみついたもの、です。
自分がリラックスできる香りって何だろう…?
と考えて、1つ思いついたのが。
イメージとしては、田舎に行ってまずお仏壇に挨拶するときに、
部屋に入ったら漂ってくる香り。
うーん、うーん…
…線香の香りとか、古い木の香りとかが混じった、そんなもの。
あとは、おばあちゃんの着物のにおいとでもいうのか…。
ん?
陣痛室でアロマオイルはわかるけど、
お線香を焚いてるのってどうなんだろ…?
あまりよくない気がする…。
せっかく自分の落ち着く香りがわかったのになぁと思っていたところ、
今日、銀座を歩いていてふと思いついたのです。
鳩居堂の2階に行こう!!![]()
このフロアはお香や“におい袋”を取り扱っていて、
アジア雑貨店などの強い香りと違った、
なんとも馴染み深い、落ち着く香りが漂っているのです。
そして、におい袋コーナーへ行き、
好きな香り、好きな柄の巾着を1つ、選びました。
ジャスミン?グレープフルーツ?
いえいえ、やっぱりこの香りでしょう。
他の準備もろくろく進んでいないくせに、
香りの準備“だけ”は万全で、すっかり安心してしまったのでした。
記事:ゆきこ
お守りストラップ
来週には妊娠8ヶ月に入ります。
今年の3月上旬。
友人、知人、6人分の安産祈願をしに水天宮(安産祈願で有名な神社)へ。
下旬、自分の妊娠が発覚。
その時のダンナさんのパニックぶり、
「そうだ…水天宮に行ったから…熱心にみんなの安産祈願をしたから…
神様が“いい子じゃいい子じゃ、どれ、妊娠させてあげよう”、と思ったに違いない…」
とか何とかブツブツつぶやいていました。
ポカンと眺める私。
さておき、つわりもなく気がつけば7ヶ月目です。
5ヶ月頃行くとよいとされている戌の日のお参りに、
自分たちは予定が合わず行けませんでした。
福犬(安産・子育てのお守りの置物)も買えておらず。
で、その代わりの祈願を込めて、
「江戸東京たてもの園」で見つけた福犬の根付けと、
銀座の「鳩居堂」で見つけた福犬ストラップを、
携帯につけています。
根付けの方は、小さいながらも布を縫い合わせて作ってあるのです!
かわいいです!
先週、ようやく水天宮に行って福犬を買えましたが、
それまで頑張ってくれていた彼らを先に紹介しなくてはと、
先に登場いただいたのでした。
よごれてきちゃったけど、
まだまだあと3ヶ月、よろしくお願いします!です。
記事:ゆきこ
この1ヶ月…
久しぶりの更新になってしまいました。
まめに更新したい、と書いておきながら、すみません。
パソコンが壊れました。
引っ越しました。
などなど、この1ヶ月に色々とあったのですが、
まずはパソコンの話。
先月のある日の夜中。
パソコンからバチッ!と音がして。
電源が切れ、うんともすんともいわなくなりました。
素人でまったく機械のことはわからないけど、
それでもわかりましたよ。
あ、これはもうだめなんだな、と。
自分たちの結婚式の写真とか、
色々なアドレスとかデータとか入っているけど、
うーん、壊れてしまったものは仕方ない。
翌日、のんきな私はダンナさんに
「まあ、今度の冬のボーナスあたりで買えば。
それまでは前に戻っただけと思ってさ」
(うちには1年以上パソコンがありませんでした)
と言ったら
「何いってるの!仕事で使うんだよ!」
母に、
「パソコン壊れちゃったけど、一昔前までは
誰もパソコンなんて使わず生活していたんだしね。
しばらく持たないことにしようかと思う」
と言ったら、
「何いってるの、今は一昔前じゃないわよ!」
で、今月初め、ない予算をひねりだして、何とか購入しました。
ところが、3週間くらいパソコンのない生活をしていたら、
そちらにすっかり慣れてしまい…。
時間があれば本を読んだりしていて…。
そろそろ更新しないと、と久しぶりに見てみたら、
何だか機能がいろいろと変わってる!
絵文字とか使えるようになっている!![]()
字の大きさや色を変えたり、絵文字を使ったり。
これがうまく使えれば、見やすく楽しい記事になるのだろうなと思いつつ。
すみません、携帯のメールの絵文字も、
「何を使えばいいだろう…」と考えているうちに時間のかかる私です。
きっとあまり活用できないと思うのですが、
我が家のペースで、これからも絵のこと、映画のこと、好きなこと、を書いていきたいと思います。
ふたたび、どうぞよろしくー。
記事:ゆきこ
乾物
すごい勢いで買い物してしまいました。
築地の市場を歩いていると、
活きのいい魚介類はもちろんですが、
右にも左にも、かつおぶし、昆布、豆、のり、干物類が沢山…。
これはもう言葉にできないくらい嬉しい光景。
この海苔を豆腐と一緒に味噌汁に入れると、いかにおいしいか。
ここの丹波の黒豆の甘納豆の甘さが、いかにちょうどよいか。
このちりめんじゃこをご飯に山盛りにかけると、どんなに幸せか。
そんな話を熱心にしながら色々と買っていく。
私は去年からのり汁ブームなので、
のりを3袋。
豆の専門店で、
黒豆の甘納豆を2袋。
ちりめんじゃこの専門店で、
高菜、昆布のちりめんじゃこを、
それぞれ200グラムずつ。
更に、普段も地元の乾物屋さんに買い物もないのに行って
眺めているだけでものすごくときめくんだって話す私。
服を見てるより、かわいい雑貨を見てるより、
もしかしたら乾物を見てるのが楽しいかもしれない…。
あ、あの小さな鯛の干物、いいね!
そんな私にKちゃんが言いました。
「乾物萌え」
“萌え”という言葉に自分は無縁だと思っていたけど、
そうか、私は“乾物萌え”だったのか…。
このドキドキ感は、そうかもしれない。
で、どうなの、乾物萌えって。
記事:ゆきこ
子ども和食器
午後から出かけることに。
目的地は、表参道エリアにある、
お箸専門店「夏野」と子供和食器「小夏」。
夏野
http://www.e-ohashi.com/natsuno/shop/index.html
小夏
http://www.e-ohashi.com/natsuno/shop/konatsu.html
「夏野」のお箸の数、半端じゃありません。
1300種以上のお箸と、1000種以上の箸置きが、
小さな店内にところ狭しと…。
職人技の光るお箸はもちろんのこと、
パスタ箸、そば箸、ラーメン箸、焼肉箸、なども。
隣は子ども和食器の専門店「小夏」
子ども用の小さなお茶碗やお皿、湯呑みなどが
ここもまたすごい数で揃っているのです。
今日の1番の目的はここで、
来月札幌まで会いに行く甥っ子へのおみやげの下見をすることです。
小さくてかわいくて、
だけどしっかりした和食器(有田焼や塗り物など)にかなりはしゃぐ。
食器に名前を入れてもらうこともできるし、
50音全部違う絵柄の湯呑みやお茶碗を組み合わせて
その子の名前をつくることもできる。
(か…かめ、き…金魚、く…鯨、け…ケーキ、みたいに)
この間、甥っ子サイズの子ども服を見るながら、
「すぐに着られなくなるんだろうな」って思ったから、
長く使える食器は、プレゼントにはとってもいい。
また来ることにしよう。
ところで、「節約生活しなくちゃねぇ」と話しながら表参道を
歩いていた私たちですが、
小夏にて、「これ買おう!買うしかない!」と大盛り上がりで
買ってしまった物が。
それは、“かわいいコックさん箸置きセット”。

節約がまた、遠ざかりました。
記事:ゆきこ
いいところもあるから…
近くにスーパーもなく。
駅からも遠く。
夏は屋根の熱が部屋に伝わり蒸し風呂。
冬はすきま風で極寒。
「ああ、引っ越したいねぇ…」
がわが家の口癖なのですが。
過ごしやすい気候の今日この頃は、
この家もちょっといいなと思える余裕が出てきます。
うちはアパートの2階です。
1階の庭の木がベランダの近くまでのびてきて、
部屋から外を眺めると、葉がざわざわと揺れているのが見えます。
(手前はダンナさんの画机です)

道路をはさんだ家の前は大きな一軒家ですが、
この木があるおかげで少しリラックスできます。
それから、玄関を出ると、目の前は畑なのです。
家を出る時にはまず空が広がって見えます。
畑で農作業をするおじいちゃんのラジオの声もきこえてきます。
秋には幼稚園の子たちが芋掘りに来ていました。

目の前が他の家の玄関、とか、
ビルや隣のアパート、というよりはずっといいのです。
こうして1年、
不便だし狭いし暑い(寒い)し…という気持ちと、
でも安いし、いいところもあるし…という気持ちを繰り返しながら、
どんどんと引っ越しの機会を逃していくのです。
記事:ゆきこ
しばらく更新できていませんでした。
それでも訪問して下さった方々、
ありがとうございます。
今後はまめな更新を!と思っています。







