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星空撮影日記

撮影に出かけたものの、完全に曇ってしまった。


やることもないので、K-ASTECさんのすばらしい鏡筒バンド等を撮影した。


この晩は、私の他には一人しかおられなかったが、夜中にスピードライトを焚きながら

望遠鏡をパチパチやっている様子はさぞかし不気味だったと思う。


TOA-130用鏡筒バンド(TB-156)

 前にも紹介したが、それこそ鏡筒をのせるだけで吸い付くようにバンドに納まる。

 スピードライトで光ってしまっているが、寸分の隙もない結合部には良いもの感

 が漂っている。 
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こちらは、FS-60用(TB-80)

 ネジで締めこむ必要があり、その分、隙間が設けてある。
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以下、ついでに幾つか記録を撮っておいた。


645レデューサーでは、ほとんどドロチューブを繰り出す必要がなかった。しかし

67フラットナーでは、これ位繰り出さないと合焦しない。ML8300は軽量という

ことはないのでアリガタ/アリミゾのスライド幅ではバランスをとる事ができなくなって

しまった。

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親亀小亀ともども一番前までスライドさせたが、まだバランスが悪い。

鏡筒バンドを一旦はずして鏡筒を前に出せばいいのだが、眼視の際のバランス

もあり、慎重にやらないといけない。
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EM400赤道儀の組み立てにはヘキサゴン・レンチでネジを締めこむパーツがいくつか

ある。面倒なのでDIYショップでおなじみのノブスターを使い、手でねじ込めるように

している。
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メタル三脚は赤道儀組み立て後に、北極星に向けて方向を変えることできる。

こちらもノブスターで軽快になった。
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メタル三脚といえば、最近のタカハシの塗装は弱いという事を書いたが、作りからして、わざわざ

傷つくようになっているところがある。下の写真は三脚の石突きの部分だが、内側に伸縮の

際の締め込みネジがつけられている。


別に、これはこれで出っ張りがなくてよいのだが、普通に三脚をたたむだけで、このネジが互い

にガンガンぶつかる。それなら塗装しなくて樹脂か金属のままにしておけば良さそうなものだ。


また、ご丁寧にも石突きの先端まで塗装してあって、新品の時点で地面に接地する部分が傷だらけ

になっていた。


また昔の話をすると笑われるが、以前のタカハシの石突きは地面に当たる部分は綺麗に面取り

されたアルミ地金になっていた。


自分は一脚ごとにプチプチの入った封筒を被せてから片付けているので写真の通り綺麗な

ままだが、それでも石突きの先端は傷だらけである。最近は道具を大切に、美しく使おうというユーザー

のニーズがあまりないのだろうか?
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ちなみに、先日傷つけてしまったバランスウェイトには夜光シールを貼っている。タカハシ純正

の補修塗料を買ってきたが、まったく色が合わない。確かに微妙な色だが純正補修塗料の意味は?
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天気予報によるとGWはあまり天気がよろしくない。そこで、4/29に無理して

撮影に出向いた。晴れとはいえ、薄いベールのような雲がかかり普通なら

撮影には出ないところだが、これを逃すと後はなさそうである。


 途中完全に曇ってしまい1時間くらい車中で待ちぼうけ。


 星が出ても薄い雲が星明りをさえぎるばかりでなく、麓の町明かりを反射してしまう。まるで

 月が出ているようである。


 撮影結果をみても所詮は雲越しの画像である。


しかし一番の反省は、ピントが全然狂っていたこと。それも一目でわかるくらいに酷い。

像が甘いなぁ、と思いながら、湿気で星像が膨らんでいるのか?と勝手に思い込んでいたが

何のことはなく自分がピントをミスっていた。


今回、初めてフラットナーを使ったので、ピント位置が全然違ってしまった事と、ピント合わせ

につかった星が少し明るすぎたようである。


雲行きが怪しくても出かけた理由には、直ぐにでも検証したかった点があったからでもある。


星像が流れるのは本当に、ガイドエラーや接眼部強度の問題なのか?


67フラットナーと比較してみて、645レデューサーでは星像の歪みが残っている。TOA

にはコマ収差が残っているという事だが、645レデューサーでは補正しきれないみたいだ。


(5月6日訂正) 645レデューサに問題ははなく、温度順応が十分でなかった公算大。


ガイドを疑ってみたり、撓みを疑ってみたりしたが、最近は光学系の異常ではないかと心配していた。

TOAは光軸のずれが発生しやすいと耳にしていたので、かなりヒヤヒヤしながらのテストを実施した。


以下は645レデューサの4隅をピクセル等倍程度に切り出したもの。

放射状に像が流れているので、ガイドエラーとは考えにくかったが、あまりに盛大に流れており、まさか

収差とは信じられない。ましてや645の大判サイズを対象にしているレデューサにML8300のように

小さなチップを使っている状況である。


良く見てみると右上だけ歪みが小さいので、もしかすると光軸に対してCCDが傾いているか、光軸

そのものが狂っているのではないか?と考え、今回67フラットナーを使って検証することにした。

タカハシ曰く、67フラットナーの使用でTOAの最良の星像が得られるはずである。


左上       
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左下
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右上
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右下
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下が、今回67フラットナーを使って撮影したものの4隅である。全部丸い星像。あ~この数ヶ月

のもやもやがすっきりした。しかしピントが。。。


左上
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左下
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右上(いらぬものが写りこんでいますが)
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右下
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さて、色々準備を整えて(記憶を呼び覚まして)

先ほど、5年ぶりに当機を使ってきた。

結果は残念。


1.これは以前から疑問を持っていた点だが

 今回もやっぱりおかしいんじゃないの?と

 再認識した点である。


 取扱説明書にはエンコーダ設定時の極性

 の確認として「高度軸を天頂から水平にした

 ときに増加するように」と書いてある。

 

 だが、自分の機材では天頂から水平にする

 ときに減少するようにしないと全然変な方向

 にガイドされるようになる。


2.恒星データベースが通称でないので

  一覧表を持っていかないといけない。


  たとえば、おおぐま座のミザールを導入

  しようとすると、ナビゲータでは”ST470”

  を選択しないといけない。


以前はメシエ天体(NGC)を導入する事しか

考えていなかったので、全然気にならなか

ったが、今回は星座の形も分からない都会

で何をみてもらえるのか?と考えているので

2重星は有力候補になる。


PC接続してプラネタリウム・ソフトと連携

させる手もあるが、折角これ程ポータブル

なのに、微妙な構成になってしまう。


3.精度

こちらは、今ひとつの感じだ。おそらく、”スイヘイ”

の直角の精度や、機械強度といった要素が影響し

ているのだと思う。


基準星導入後のWARP=値はWARP=6.8とかの

値が当たり前のように出てきた。(基準星には

アークツルスとデネボラを使った)


導入精度自身はアークツルスからM44を導入

して実視界2.6度の視野にぎりぎり入ってきて

いた。しかしM44以外のM51やM3などは都会

では確認できなかった。


もう少し精度を上げられれば「視界の中に必ず

はいっている」という確信がもてるのだが今の

状態では望遠鏡を少し上下左右に振らないと

視野にはいってこない。


空の良いところではファインダーでも確認でき

ので、この精度で十二分だが、そうなると、星図

を見ながらの人間ナビで十分だったりするので

はじめての対象の高速導入用になる。


ちなみに、Temma2MではM51やM3もなんとか

確認できた。こちらにしてもVixenの導入精度

にくらべると見劣りするとの話を耳にするが、

視界の中には必ず入ってくるので目を凝らして

見ているうちに、「これか!」となる。


先日の黒眼銀河は自動導入したままの状態で

撮影した。中心からは少しずれているが十分視

野内である。


ただ、機材の大げさ具合でまったく、スーパーナ

ビゲーターと比較にならない。

スーパーナビゲータの取り扱い説明書は、機能が

豊富なのが災いしてなかなか読みにくい。

 使い方は一度習得したつもりだったが、すっかり

忘れてしまっていたので、また説明書を読み直さな

くても良いように手順書にしておく。

(写真がぶれぶれだが、スピードライトを使ったら

表示が見えなくなってしまったので気にしない)


1.ケーブルの接続は向かって

 左:水平軸

 右:高度軸(上下)
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2.電源を入れるとロゴが出てから

  ”スイヘイ”表示
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3.経緯台の水平軸と、高度軸(上下)

  の直角が出ていることを確認


4.ENTERボタンを押す


5.”モード キジュンセイ”が表示される。
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6.ENTERボタンを押す


7.”シュウセイ アークトウルス”表示
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UP/DOWNボタンを押すと星の名前が

変わっていくので、今見えている星の

うち名前が分かるものを選ぶ

 

例えば 以下のように変わる

   UP  :”シュウセイ アクラックス”

  DOWN :”シュウセイ レグルス”


(例えばシリウスくらい明るければ、

都会でもなんとか見つけられるかも。)


8.7.で選択した星を望遠鏡の視野

  のできるだけ中心に導入する。


9.ENTERボタンを押す。


10.WARP=+11.0とか表示されるが

   今回は無視する。
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11.直ぐに”シュウセイ シリウス”の

  表示に戻るので、次に名前の分かる

  星が表示されるように7.の手順で

  UP/DOWNさせる。
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12.再び望遠鏡の視野中央に、2つめの星

   を導入する。


13.ENTERボタンを押す。


14.またWARP=+0.8とか表示される。

   今回の値は、導入精度の目安に

   なる値。説明書では+/-1.2

   までが許容範囲とか。


これで設定は完了。選択する2つの星は

少し離れている方が精度が高くなるとの

事。(説明書では60度以上離れている事

を推奨)


こういう風に、まとめてみると手順は簡単。

取扱説明書にもこういうクイック・ガイド

があればありがたい。


実際に使ってみると、手順14.のWARP

の値が1.2はおろか4.0位まで狂うこと

も結構あった。


しかし、4.0でも意外と?使える時もあるし

全然駄目なこともあった。


結局、信頼できるときと、できないときの区別

がつかなかったので、段々使わなくなくなって

しまっていた。


推測だが、”スイヘイ”とかの設置精度が悪く

て4.0程度の誤差が出ても使えるけれど、

設定時に”ENC ERR”が出た事で、この値が

大きくなった場合は使えなかったのかもしれない。


VixenのHF経緯台は、評判が高く色々なサイトで利用例が

見られる。しかしながら重量物を搭載して、負担がかかると

動きが悪くなる場合がある。


HF経緯台の耳軸には動きを滑らかにする為か樹脂?が巻

かれているのだが、過負荷がかかると逆にお釣りがくるよう

になってしまう。つまり目標を視野に入れて手を離したところ

でスッと停止することができなくなってしまう。


これを解消する為に、真鍮の耳軸を使ってカスタマイズを

実施すると非常に使い勝手が良くなる。写真の左が純正

の耳軸で右側が真鍮製の耳軸である。(国際光器にお願

いすると作ってもらえたが、今でも引き受けてもらえるか

は不明)


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実はこの真鍮製の耳軸が、長らくスーパーナビゲータを

使いこなせない原因となったと考えている。とてもスムーズ

に回転する代わりに回転軸と直角の方向にも滑ってしまい

エンコーダを押さえつけるので”ENC ERR”が発生していた。


純正の耳軸でこの現象が起こらないかどうかは実験して

いないのでなんともいえないが、高度軸側で”ENC ERR”

が発生する場合は疑ってみてもよいと思う。


今回、耳軸の隙間(左右1mmほど)を埋めるために、NTNの

精密樹脂MLEベアリングというものを挿入し、エンコーダに

力が加わらないようにした。(写真の大きなワッシャーの

ようなもの)