まず最初に、645レデューサがTOAの収差を取りきれていないとした、先日の記録は多分誤りだ。
(テストはしていないが、まず解決されると考えている。タカハシの人疑ってすみません。)
5月5日はGW中、おそらく最初で最後になるだろう晴天に恵まれた。黄砂の影響もかなり少ない。
6日は仕事だったが、この晴れ間を逃すわけにはいかない。29日のリベンジに出かけた。
天文薄明の頃に撮影場所に到着したが、駐車場に入れずいつもと違う場所に設置。
大分段取りがわかってきたものの、40分程度かかって設置。この間、鏡筒は車から出していたが
袋には入ったまま。67フラットナーは撮影直前まで車の中で温まっていた。
以下時系列に
組み立て完了 20:40
1枚目 10分撮影 20:50-21:00
2枚目 15分撮影 21:02-21:17
3枚目 20分撮影 21:25-21:45
我慢しかねて、周到にピント合わせ実施(したつもり)
4枚目 15分撮影 22:00-22:15
完全なピンボケ。パニック状態でピント合わせなおし
5枚目 10分撮影 22:26-22:36
6枚目 15分撮影 22:37-22:52
図で何が起こっていたのかをまとめると
1枚目を撮影したがやっぱり写りが悪い。28日のような雲の影響はなく、露出が足りない
と判断し10分から15分に伸ばして2枚目を撮影。
しかし、とんでもなく星像が肥大し、ひまわり銀河の模様も冴えない。1枚目はそんなに
ピントが悪くなさそうだったので、まだ露出が足りないってか!と3枚目を20分かけて撮影。
3枚目も更に星像が肥大しただけだったので、露出の問題ではないと思い、今一度ピント
あわせをやり直す。
ここまでの画像を以下に記録しておく。星像が肥大し3枚目で我慢の限界を超えた格好。
1枚目
2枚目
3枚目
かなり時間をかけて慎重にピントを合わせたが、4枚目は、ピント云々の次元ではなく、
回折リングまで見えている始末。何をどうしたものやら訳がわからなくなった。
4枚目
流石に撤収しようかとも思ったが、もう一度慎重にピントを合わせなおして撮影し直した所
突然、綺麗に撮影できた。
1~4枚目までのM63
5枚目のM63
この5日の経験で、29日のひどい状況の背景が少し分かった気がしている。TOAのような3枚玉
の鏡筒は温度順応に時間がかかると読んだ事がある。今回落ち着くまでに1時間40分程度かか
ったのだろう。
更に、645レデューサーではこれほど激しいピント位置の移動を1度も経験していない。つまり
29日はじめて67フラットナーを持ち出し、使いこなせていなかったので、あれ程のピンボケを
量産してしまったと考える。
言い換えれば、鏡筒本体だけでなく補正レンズが外気に順応する事も大変重要なようである。
そういえば、645レデューサーや67フラットナーも、大層な口径があり、67フラットナーで2枚玉
645レデューサーに至っては4枚玉である。もしかすると主鏡よりこちらの温度順応の方に時間
が、かかってるんではないだろうか?
2枚玉の67フラットナーでも、これほどの影響があるので。645レデューサーの周辺像の歪みは、
順応が十分でなかった公算が大きくなってきた。むしろ順応前でも周辺像だけの影響で中心像
はそれなりにシャープだったと思うので、645レデューサーこそ、真の優れものなのかもしれない。