昨日、吉野山に行ってきました。
毎年参加者数は伺っていないのでなんともいえませんが、十分に盛り上がったと思います。
吉野山での開催はこれで4回目、私は2回目からお邪魔していますが毎回楽しみにしています。
今回も相変わらずの天気で土星はおろか、月を見てもらうことも難しい状況でした。
しかし流石に吉野の空だけあって、土星が顔を出しさえすれば小さな子供が「うわ!」とすごい
リアクションをくれます。(こちらもノリノリです)
次回は秋と思いますが、流れからいくと次こそ快晴!のはずです。
月をバックに中々雰囲気の分かるショットではないかと自画自賛。
こちらは、星くらぶM57のシンボル?きりんさん
オープニング・トーク。
この後の、じゃんけん大会はいつも大盛り上がり。今年は双眼鏡も出た!
また、星より機材のお話に。
今回は、観望会用に新兵器を準備。通称ポンセットマウント!です。昨年の星もとにいらしていた
匠に作っていただきました。
結構有名な方の作品ですので、きっと、Ninja-400を乗せたイメージに興味をお持ちの方がいらっしゃる
と思います。下のイメージになります。(差し入れのおにぎりとお茶は、この際、無視で)
1つだけ難点は、きれいにニス塗りをしていただいているので、傾斜がついている状態で鏡筒を
動かすと台の上で滑ってしまいます。何か滑り止めのゴムを貼ろうと思っています。これ以外は
想像以上の快適装備!
星が北極星を中心に回っている事は誰でもご存知と思いますが、このせいで、倍率が100倍も
あると直ぐに目の前から逃げていってしまいます。自分で見る分には手で少しずつ動かしながら
300倍も余裕で追尾できますが、子供達のいる観望会ではそうは行きません。
そこで、大型の望遠鏡を持っていっても倍率はせいぜい60倍から100倍くらいまでに抑えてきました。
しかし、ポンセットマウントの導入で、300倍(実視界0.17度)も十分実用的になりました。
先日、望遠鏡の性能は倍率で決まるものではないといいましたが、見る対象によって適当な倍率
というものはあると思います。土星の場合100倍は少し低すぎるかな?と思っていましたが、今回
約160倍で見てもらって、子供達にも全然問題ありませんでした。
では、なぜ300倍ではないかというと、手持ちのアイピースでは覗きやすさの問題があって断念しま
した。ある程度見口から目を離しても見ることのできる奴がいりますね。
今回も、お気に入りのPL32mmを双眼で使っています。不特定多数の方に見ていただく観望会に
双眼装置はいかがなものか?というご意見も良くいただきますが、概ね好評を頂いています。
星が2つに見えるとか、目の幅が合わないといったクレームは200~300人に見ていただいて1、2人
くらいでしょうか。しかし、アイレリーフが短いと全然だめだと思います。
覗き込むという行為は子供にはかなりハードルが高いようですし、覗き込まずに少し距離を置いて見て
もらうことで目幅の調節にはかなり寛容になるようです。おかげで単眼より快適との感想もよくいただき
ます。
この、覗きやすさというのが、どうも実物を見てみないと判断できなくて、高級品だから良いとか、
安物だから駄目とかいう事ではなさそうです。アイレリーフが長くても覗きにくいものもあります。
高級品の方が良い像を見せてくれるのはおそらく確かなのだと思いますが、まず、見えないと話になり
ませんのでこのPL32mmは本当に優れものだと思っています。
双眼装置で合焦させるためには、笠井の2インチ2.3×エクステンダーを使っています。ロープロファイル
設計の2インチ接眼部なのでフィット感がとても良いです。うっかりすると付けている事を忘れます。
Ninjaの接眼部には、軽量のPL32mmでも少しオーバーウェイトな感じです。
肝心の見え味ですが、リレーレンズを使わない場合とは差があります。しかし月、惑星、明るい球状星団
に関して言えば双眼の見易さのメリットが上回るかな?と思っています。