A Day In The Boy's Life -108ページ目

A Day In The Boy's Life

とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

小飼弾の 「仕組み」進化論/小飼 弾
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日常の生活の中でも、仕事の中でも何らかの仕組み(フレームワーク)が存在していて、意図しているにしろしていないにしろそれらを自分たちは使い、応用し、新たに生み出していっているんだな、と感じさせられました。

氏自身がプログラマーであるが故に、プログラマー視点での解説がしっくりきたんですが、そういえばプログラミング自体も、システムという小さな世界の中での「仕組み」を作っているんだなと思ったり。

そのロジックと考えを日常に当てはめてみようという考えは自分には無かったので、新たな気付きもありました。


自分もそうなんですが、日常のルーチン業務に追われて一日のほとんどをその業務に時間を割いていたりします。

それをより効率化する仕組みというものは存在するかもしれないのに、忙しいの一言でなかなかそこに踏み込めない。

この本では、新たな仕組みづくりのために時間を割く割合を逆転させることを説います。


新たな仕組みづくりの難しさもこの本の中でかかれていますが、何よりも新しい仕組みを作るより、既存の仕組みに乗っかっている方が断然楽であることは自分自身欲感じることです。

与えられた仕事をし、決められたルールで仕事をしていれば一日が過ぎていきます。

暇な時間を作り、そこに新たな仕組みを作るための時間を費やすことってかなりの労力になりますし、何よりも面倒くさい。

先ほど書いた一日のルーチン業務に追われ時間が無いといった真実は、多分ここにあるんでしょう。


私たちは、世の中にあったり会社の中にある仕組みというものを意識し、考えていかなければならないのだろうなと感じます。

それは仕組みにだまされないためでもあると思いますし、仕組みの欠点を見抜いて改善してよりよい環境を作るためでもあると思います。

何の疑問も感じずに、仕組みにまわされるのでは無く、自分から仕組みを生み出していく作業というのは、自分自身だけでなく、その仕組みを利用する人々を幸せにできるものなんだと感じました。



目次


Part0 仕組み作りが仕事になる

Part1 仕組みの仕組み 仕組みを作る前に知っておきたいこと

Part2 仕組みを作り直す 目の前の仕事を20%の力でこなす仕組み

Part3 仕組みを使う 仕組みのコストとテストを考える

Part4 仕組みを合わせる チームで仕組み合うために

Part5 仕組みと生物 「新しい仕組み」を作るヒント

Part6 仕組みの未来




「もっと頑張れ!」なんて言われても、誰しも「どう頑張ればいいんだよ」と心の中で思ったことはあると思います。

むやみやたらに「頑張れ」と相手の気持ちに訴えかけたところでそれで本当に頑張ろうという気持ちになることはほとんどないのだと思います。


こういう意味の無い精神論を押し付けるようとするケースは日常にあふれ、それらを愚かとすることはわかるのですが、中には精神論自体に意味を持つことケースも多いと感じることもあります。



気持ちを伝え、気持ちで答えることを期待する意味の無い精神論


前置きで書いたように単に「頑張れ!」という気持ちを伝えただけでは相手の心は動かせません。

気持ちだけで物事が変わるのであれば苦労しませんし、気持ちの強さで物事が解決できるエスパーのような能力を持っている人などいません。

やらないといけないのが自分であり相手ではない場合、こういう言葉をかけられるとなお更反抗的に捉えがちです。


伝える側もこういう精神論を振りまく場合は、自分ができないことに対して誤魔化そうとするケースがほとんどではないでしょうか。

自分ではやり方が理解できず、相手にどのようにすれば結果が出るかを具体的に意見することができないため、気持ちを伝えその気持ちだけで答えることを期待していたりします

方法が正しく、単に費やす時間が足りていないのであれば、頑張るだけで結果が出るかもしれません。

しかし、「頑張れ!」と声をかけられる多くの場合では、結果が出ない状況でうまいやり方がわからず八方塞になっているという状況がほとんどではないでしょうか。


このような場合、伝える側としては相手にどのように頑張れば良いのかという具体的な方法をアドバイスできなくては、頑張れという言葉に気持ちを乗せることもできません



相手の心を揺さぶる気持ち


気持ちというのは自分自身の中にあるもので、それを具現化する言葉というのはこの世には存在しません。

感謝であれ、応援であれそれを代替する言葉というのはありますが、それが自分の中の気持ちを最もよく表し、相手に寸分違わず伝えるためにどれほど多くの言葉を並べても、その言葉の量だけでは到底表すことができないのではないでしょうか。

気持ちを表す言葉というのは、言葉だけでなく話し手の雰囲気やその場の空気が作り出すものだったりもします。


その気持ちというものが本当に伝わってきたらこれほど励みになることはありませんが、気持ちを伝えるというのは押し付けるものではなく、相手の中にある気持ちを揺さぶるためにあるものだと思います。

メンターの言葉がネットや本でたびたび紹介されるのも、その人たちの気持ちを伝えるものではあるものの、それは押し付けるものではなく、受けての心を奮い立たせるために言った言葉です。


こういった言葉には具体的な方法論を盛り込んだものばかりではないにしろ、その言葉に共感し、その言葉によってやる気が生まれたりします。

こういうのも技術が必要で、巧みな話術と心理で相手の感情を揺さぶらなくてはなりません。

しかし、気持ちを伝え方だけでも十分にその人に力を与えることもできるということです。


今の自分の何が悪いのか論理的に説明するにしろ、心を揺さぶる言葉を投げかけたりするにしろ、「頑張れ!」という言葉に付加価値を与えるだけで結果は全然違うものになるのだと思います。



最終的にやるかやらないかは自分次第


方法論というヒントを与え、相手の感情を揺さぶる言葉を投げかけても最終的にやるかやらないかは、結局自分次第だったりします。

論理的思考でヒントを与えてもらったとしても、それで自分が汗一つかかずにできるようになるわけでもありません

感情を揺さぶられても、作業が劇的に楽になるわけでもありません。


最後に超えないといけないのは自分の目の前にある壁であり、それを越えるのは言うまでも無く自分自身です。

なので、最後には自分の中で自分自身に対する精神論が巻き起こったりします

それを愚かだと解いたところで、論理的に成功するであろう道筋を作ってもそれに向けて進まないことはもっと愚かなことになります。


成功者が過去を振り返って自分が歩んできた道を努力と形容するかはわかりませんが、少なくともいとも簡単に潜り抜けてきたわけではないでしょう。

決して論理的な思考が努力をゼロにするための道具ではないのだと思います。


最後の最後に精神論を振り向いて我武者羅にやってみなくてはならないときというのもあるのだと感じます。




ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)/照屋 華子
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仕事では、このロジカル・シンキングという言葉は結構耳にするんですが、具体的にどういうことなの?ということをかなりわかりやすく解説してくれている本だと思います。

ただ、簡単といっても思考なので、論理的にわかっても具体的にそういう考え方ができるかといったら難しいでしょう。

こういうのは、繰り返し実践して頭に刷り込んでいくしかないのかなと思います。


私はどちらかというと論理的思考という言葉はあまり好きではありません。

なにやら相手を丸め込ませるための道具のようなイメージを持っていますし、エンジニアとして現場で働く人間として、こういう論理的思考をするコンサル系の人は現場の意見や苦労を見聞きもしないで、理論的に正しいってことだけを言おうとするという経験もあったりするからです。

確かに理論的にそれは正しくても、そんな上手いこといくわけはないと構えて聞いてしまう癖もできてしまいました。


ただ、論理的思考は論理的思考を持つ人に対抗するためにも持っておくべき考え方ではないかなと思います。

相手の論理が正しいかを判断するのにも必要ですし、自分も相手を説得する際に相手が求めていることを正しく伝えることができる能力というのは仕事において重要になるからです。

今思えば、自分が食って掛かった理論だけを押し付けてくる人も、論理的思考のようで論理的思考でなかった、つまり穴がいっぱいあったんだなと思ったりします。


そういう穴があるということを相手に悟られると、自分の伝えようとしていた意見も一気に崩壊することになるので、相手に伝えるべきテーマと相手が求めていることを納得できる判断材料をそろえた上で伝えられるようにしなくてはならないなと感じます。

そういう考えをより簡単にするためのツールとして、論理的思考というものが役立つということを教えてくれた本でした。



目次


第1部 書いたり話したりする前に

  第1章 相手に「伝える」ということ

  第2章 説得力の無い「答え」に共通する欠陥

第2部 論理的に思考を整理する技術

  第3章 重複・漏れ・ずれを防ぐ

  第4章 話の飛びをなくす

第3部 論理的に構成する技術

  第5章 So What? / Why So?とMECEで「論理」を作る

  第6章 論理パターンをマスターする

  第7章 論理パターンを使いこなす