こんにちは! さくますです
以前
不登校の親の会を主催してたことがあるんです。
何かを主催するとか
仕切るとか
リーダーシップをとるとか
そういうの
全くやりたいタイプではないんですけど
その当時
引きこもっていた息子に
何か意欲を持って欲しかったし
動き出して欲しかったから
だったら親の私が
まず勇気を出して踏み出さないと!
と思って
親の会を立ち上げてみることにしました。
その親の会のコンセプトがね
「まずはお母さんが
チャレンジして
楽しんで
大失敗して
思いっきり笑う!」
ってやつ。
なので
初対面のお母さんたちみんなで
釣り堀カフェに行って
魚釣って大はしゃぎしたりもしました。
まぁだいたいは
ランチして
その後カフェに流れて
ひたすら喋りまくるという感じでした。
私がいろいろ忙しくなってしまって
今は活動していないですけど
楽しかったなぁ。
でね
そんな親の会の一コマです。
その日私たちは
ランチ後に
タリーズカフェでおしゃべりしていました。
そしたら隣のテーブルに
親子連れが座りました。
カッチリした服装のお母さんと
5、6歳くらいの女の子。
女の子は勉強を始め
お母さんはそれをじっと見ています。
会話はありません。
途中
女の子が注文した飲み物を飲もうとすると
お母さんが強い口調で
「ダメ! 終わってから!」
というような事を言いました。
女の子は半泣きで
「喉渇いたー!」
と訴えています。
するとお母さんはとても怖い顔で
「絶対にダメ!」
みたいな感じで怒っていました。
勉強をやらせたいのでしょう。
その様子から見ると
おそらく小学校受験を控えていて
お母さんも必死なんだと思います。
女の子に
断固として飲み物を飲ませませんでした。
そして
ぐずる女の子を
叱り続けていました。
能天気にしゃべっていた私たちは
その光景を横目で見て
一瞬凍りつきました。
そしてその場にいるメンバー全員が
内心こう思っていたと思います。
「飲み物ぐらい飲ませてやれよー。」
でもね
そのお母さんの気持ちもわかるんです。
怖いんです。
恐ろしいんです。
何かに追い立てられているんだと思います。
この子を受験に合格させなければ
何かとても怖いことが起きると思っている。
その恐怖の正体が
なんなのかはおそらく
本人もわかっていないと思います。
もちろん私にもわかりません。
ただひとつ言えることは
それはおそらく
そのお母さんの記憶によるものです。
過去の何かの出来事で
勘違いをして作り上げた
ブロックのためだと思われます。
泣きながら勉強する女の子。
それを鬼の形相で見ているお母さん。
胸がキューッと痛んだ光景でした。
タリーズを出て駅へ向かう道すがら
親の会のメンバーが口々に言いました。
「怖かったねー! あのお母さん!」
「飲み物くらい飲ませてあげればいいじゃんねー!」
「あの子かわいそうだったよー!」
「でもあのお母さんも
きっと苦しいと思うよ・・・」
「・・・・・・・」
「そうだよね・・・」
そして私が
「うちはドロップアウトしてくれてよかったー!」
と
思いっきり伸びをしながら言うと
みんなが
「ほんとそうだよねー!」
と
しみじみと
返してくれたのでした。
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