こんにちは! さくますです。
昨日のブログの続きです。
昨日のブログはこちら↓
現在さくますのカウンセリングを
受けてくださっているSさんは
お母さんにとても可愛がられていた。
しかし
今目の前に問題がいろいろ起きている。
そこでSさんの過去の記憶を伺っていくと
可愛がられていたSさんとは対照的に
お母さんにダメ出しばかりされていた
お姉さんの存在がありました。
そして
Sさんが小学生の頃の
「ある記憶」が出てきたのです。
Sさんは
学校の給食で出る
パンが嫌いでした。
パサパサしていて
飲み込めなかったそうです。
給食を食べ切らないと
一人だけ居残りで食べさせられ
昼休みにお友達と遊ぶこともできません。
でも
どうしても食べることができない。
そこでSさんは
パンをこっそり机の中に隠していました。
そのうち
それが先生に知られることとなり
とても怒られ
Sさんは泣いてしまったそうです。
でも
やっぱりパンは食べられないし
昼休みに一人で残されるのも嫌だった。
そこでSさんは
今度はパンをこっそり家に持ち帰ることにした。
まだ幼いSさんにとっては
そうするしか
考えつかなかったのだと思います。
そして
パンはSさんの勉強机の引き出しに
隠されることになりました。
Sさんは
引き出しの中にたまったパンが
どんどんカビていくのを見ながら
「どうしよう‥‥」
と日々不安で追いつめられていく気持ちを
今も憶えている
とおっしゃっていました。
Sさんのお姉さんは
食べ物の好き嫌いが多く
お母さんに怒られていた。
一方で
Sさんは
何でも食べるので褒められていた。
もし
Sさんが給食のパンを嫌いで
食べなかったことがバレてしまったら
きっとお母さんに嫌われてしまう。
Sさんがその小学生の頃に感じていた気持ちを
カウンセリングの中で
改めて感じて頂くと
好き嫌いをして
お母さんに嫌われてしまうと
家の中に居場所がなくなってしまう
という恐怖を感じていたことがわかりました。
大人の目から見ると
何でそんなことくらいで
と思われるかもしれません。
でも小さな子どもにとって
そのことは
潜在意識の中では
自分の存在が危ぶまれるような
死に匹敵するような
大きな恐怖を感じているのです。
その頃の気持ちを思い出しながら
泣かれているSさんに
さらに感情を解放するために
じっくりとその感情を感じて頂きました。
とても大きな恐怖と
つらい気持ちですから
感じきるのには勇気がいったと思います。
途中
つらくなって抵抗する気持ちも出ましたが
「大丈夫ですよ」
と声をかけさせて頂きながら
思いきり感じて
そして
思いきり泣いて頂きました。
すると
やがてその苦しさは
Sさんの中で
軽く、小さくなってゆきました。
結局
Sさんの机の中のパンは
お母さんにバレてしまい
怒られたそうです。
でも
その時Sさんは泣けなかった。
きっと
とてもとても悲しい気持ちがあったはずなのに
泣くことができなかった。
なぜなら
Sさんのお姉さんが
怒られて
泣いたり拗ねたりしていると
お母さんが
さらにお姉さんを怒っているのを
見ていたから。
泣いたらお母さんに嫌われると思い
つらい気持ちを押さえ込んで
何も言わず
笑ってごまかしたそうです。
悲しみや寂しさなど
ネガティブな感情が湧いた時
それをちゃんと感じることなく
フタをしてしまうと
それはずっと潜在意識に残ります。
そして
それは
ことあるごとに
また湧き上がってきて
ネガティブな気持ちを感じることになります。
だから
思いきり感じてしまった方がいいのです。
その時はつらいけど
感じきればつらい気持ちはなくなります。
小さなSさんは
自分のつらい気持ちにフタをして
お母さんの期待に応えられるような
頑張り屋で社交的な
明るいSちゃんでいることを
深いところで決めたんだと思います。
そしてそれは
ブロックとして潜在意識に残り
大人になった今も
人の期待に応え
頑張り続けていた。
そのことは
決して悪いことではありません。
そのブロックのおかげで
得られたこともたくさんあったと思います。
でも今
目の前に問題が起こり
悩み苦しんでいるということは
もう
次のステージに進む時だよ
今が
そのブロックを緩めるタイミングだよ
というお知らせが
来ているのだと思います。
さて
机の中のカビたパンが
お母さんに見つかって嫌われてしまう。
カウンセリングで
その恐怖やつらさを感じきった
Sさんに
起こったこと。
ご本人も
とてもビックリされていて
「まだ何が起きたか理解できません。」
とおっしゃっていた
Sさんの
記憶の書き換わりについては
また明日
書かせて頂きますね。
「さくます」公式LINEにて
プレゼント中!
不登校ママがホッとできる
メッセージを配信します。
(ブログにはちょっと‥
な裏話も書いてます)
さくます公式LINE↓
いつも応援ありがとうございます!
にほんブログ村