災禍は見られたら詰みです。
どうもイタ仁です。
というわけで、またまた間が開きましたが気にしないことにします。さてさて、時間を見てはボチボチ色んな方の鉄拳配信とか見てたんですが、壁に対してのポジショニングを見てて、『おや?』って思うことが多々あったので、改めて壁に対してのポジショニングを考えてみたいと思います。
鉄拳8になってヒートシステムが追加されたということもあり、壁絡みの攻めも相対的に強化される形になり、特にドラグノフに至っては相手を壁に一度でも追い込んだらば超判定・ガードで大幅有利・壁やられ強誘発・ヒート発動の中段技とかいう欲張りセットのデトネーター、10フレ始動のカウンターで高リターンのシュツルム、判定が低く雑に出しても対応が難しいトススラ、無視できないダメージの下段のデススコルピオ等々、絶望的な攻めを展開できるので、攻める側としてはいかに壁に追い込むのかがポイントになってきます。
さて、ラウンド開始時はステージ中央から始まるわけですが、空中コンボについては基本的には高難易度・高火力のコンボを使うのではなく、無理なく壁の位置を把握しつつ、それなりに運べるコンボを軸に考えると良いかと思います。
(仁の場合ですと、筆者はミスをしたくないので、浮かせ→羅喉二発(ここまで手癖で出しておきつつ、この段階で背景観察・位置把握をする)→計都キャンセル輪舞でトルネード(ここでも位置を見る)をベースにしておいて、トルネードの段階で壁に届きそうにないなら膝キャンセル方円、壁に届きそうなら羅喉一発→ヒートバースト→魔刹って感じで使い分けています)
で、無事に壁に到達できたら旋衡、ジャブ転掌なんかで追撃して、壁攻めを継続って流れになります。
と、素直に空中コンボ→壁コンボ→壁攻めでフィニッシュ、と全試合出来るのであるならばそれに越したことはないんですが、当然、毎回そう上手くいくはずもなく、相手に浮かされて壁に追い込まれるというケースも多いです。
で、ステージ角とか、円形ステージ、ギミックなんかを加味すると色々な壁パターンが想定できますが、今回は簡単のため、以下の3パターンに分けて考えていきます。
①守り側が壁に正面から追い込まれている状態。攻める側としては一番の理想形。

★攻め視点
この形だと、壁コンボについても軸ズレが発生しにくいので安定して火力が出せる他、相手が多少横移動しても同じ方向に横移動をすれば再度同じ状況をループさせることができ、相手を逃がしづらい。
攻める側としては、この状況をキープしつつ、間合い管理において圧倒的に有利な状況で、相手は前に出ざるを得ない、無理矢理にでもダウンを取れる技を狙いにいかなければならない等、絶対に無理が出てくる場面です。相手が画面奥に横移動して逃げるならこちらも画面奥、画面手前に逃げるなら画面手前に横移動して、逃がさない位置取りをして、相手が横移動しないなと感じたら、ワンツー、ショートアッパー系の微不利、軽い下段を振って相手を揺さぶり、焦った打ち返しに対してバックダッシュ等でスカした後、発生の早い壁強誘発技(できれば中段)をぶち込むのが本命です。相手は下がれないけど、こっちは下がれるというアドバンテージをふんだんに利用しましょう。
仁の場合、魔天、胴抜き、ヒートスマッシュ(RK追加のほう)の3つが柱になります。こいつらを意地でもぶち込んでやりましょう。
(次点でホーミング中段の壁強取れる唐竹蹴り、凪踵だけど、入力の手間とガード時の状況がちょっと微妙)
★守り視点
攻め視点で見た通り、攻められる側は下がれない上、相手の技のリターンが跳ね上がる上、壁コンボを決められると大ダメージを貰う上に起き攻めがループするなど、最悪の状況なので、如何にこの状況から脱するかがポイントになります。
攻め視点で見た通り、攻める側は相手の雑なスカりに対して全力で壁強技のスカ確を狙ってくるはずなので、置き技のリスクが格段に跳ね上がるため、ジャブ置きも含めて基本的には置き技を狙わないのが無難です。以下、狙いたい選択肢。
・少しずつ横移動
無難オブ無難。相手が何も考えてない場合、徐々に後述の②の状況にもっていけます。
攻める側が確定反撃を受ける技をガードさせてくれるなら最大反撃(できればダウンを取れる技をしっかり狙う)を入れればいいのですが、攻める側としても確定ヒットが見込めないケースにおいて、ほとんどの場合は反撃を受けない小技、下段で組み立ててくるはずなので、取れても+3~+6程度の微有利になることが多いです。
もちろん、10フレ、13フレ程度の技を打ち返してもいいんですが、打ち返しのリスクがリターンをほぼ上回るため、微有利を捨てて少しずつ横移動をして状況を良くしていきましょう。
・ヒート発動技、ヒートダッシュを狙う
一気にラインを押し返せる選択肢。こちらがヒートしていない場合についてはヒート発動技を当てること、こちらがヒートしている場合はヒートダッシュ技を触れさせることによってラインを押し返して無理矢理壁脱出を狙います。
ヒートしていないケースでは仁の場合、反撃を受けないヒート発動技が後ろ踵、胴抜きと、発生の遅さや、技の直前に前に出てしまう点がネックになります。
ガードされた場合に、壁強以上の反撃を受けるリスクがありますが、スカに狙えそうなら丹田、正中を狙うのも一手。
また、こちらがヒートしてない場合について、ヒートバーストでヒート移行を狙うのもアリですが、横移動で避けられるリスクがあるので、±3程度の状況から一旦横移動挟んでからヒートバーストを入れ込むなどのケアができるとベター。ヒートバーストは当ててもたかが+2程度なので、ヒット、ガード問わず、一旦横移動ガードをしておいて相手の安易な打ち返しを咎めつつ、壁脱出を狙いつつ、ヒート関連の技を狙っていきましょう。
で、こちらが既にヒートしているケースですが、仁の場合、狙う技の大本命はズバり丹田です。
発生14の中段で、比較的リーチが長く、当たっていたら当たっていたでコンボ始動技になるし、2段技なので多少の誤魔化しが利くなど、ヒート前提であるならばトップレベルに強い技に変貌します。相手の横移動の終端に被せるなど、最低でも相手に触るように技を振っていきましょう。
・ダウンを取れる技、投げを狙う
逆ワンツーミドルの最後にディレイをかけてのカウンター狙い、魔天など、ダウンを取れる技を当ててラインを押し上げる。(場合によっては堕落無道狙いもありだが、発生の不安が大きい)ほぼありえない状況ですが、目の前で露骨に空振りをしてくれた場合はしっかり飛び二段等で浮かせましょう。
前述の通り、間合い調整の面で絶望的な不利を抱えている状態での勝負になるので、基本的には打撃技からの押し返しは狙いにくいが、確定反撃を取れる技が来た場合はしっかり返しておきましょう。
で、現実的に狙いやすいのは投げ。投げは通れば通ったでラインを押し返せる上、ものによっては抜けられても位置入れ替えも狙えるため、ぜひ狙いたい選択肢。
仁の場合、喉輪落としが抜けられても位置が入れ替わる上、通った場合の状況としては相手が頭向けうつ伏せダウンと優秀で、場合によっては床破壊も狙えるなど、至れり尽くせり。
ただ、投げ自体、リーチが短く、アプデによって横判定がペラペラになってしまったので、しっかりステップインから狙う必要があり、フレーム的に狙えるシチュエーションが限定的で、かつリスクも高い分、最低でも投げが成立しただけでかなりの状況好転が望めるので、積極的に狙いたい選択肢。
②やや横にズレた状態で壁に追い込んでいる形。対戦で一番起こりやすい状況な印象。

攻め手側としては壁に追い込んではいるものの、相手にオープンスペースを与えている状態で、横移動で逃げられやすく、仮に壁コンボを決めても角度が悪いため、高火力が出しづらく、受け身でオープンスペースに逃げられるので、あまり旨みのない状況。そのため、考えることは非常にシンプル。
★攻め視点
壁の位置調整を見つつ、スカ確で壁強を取れそうなら積極的に壁強を狙いにいくのは①と同じ。ただ、相手にオープンスペースを与えているので仮に壁コンボを決められても受け身によってほぼ逃げられてしまう。なので、受け身を取られたら一旦は相手の受け身と同じ方向に横移動をして、少しでも相手を壁から逃がしにくくするとベター。壁コンボについては軸の関係から火力も望みにくいので、叩きつけ系で〆ると良さげ。
技を振らないタイミングについては、相手のオープンスペース側(例の場合では画面奥側)に横移動をして①の状況に持ち込んでいくと良い。
★守り視点
考えることはシンプルで、確定反撃が取れない微有利についてはオープンスペース側に横移動(例の場合は画面奥)をして、壁から脱出。壁コンボを受けた場合、叩きつけられた場合も同様にオープンスペース側に受け身、横転をして壁脱出をする。
当然、①と同じように考えて、投げ、ダウンを取れる技、ヒート系の技を狙うのもアリ。
③お互いに側面に壁を背負った状態。

この場合はお互いフラットで、壁とは反対側により横移動ができたほうが相手を壁に追い込むことができます。なので、最優先で考えるべきは相手よりもより多くの横移動をすることになります。
なので、読みあいとしては、ちょっとでも余裕があれば横移動をし、技を打つ場合はジャブ等の細かい技で組み立てていくか、相手の横移動を読んだ場合は壁のない方向に強い技を振る形になります。
仁の場合、相手が時計回りに横移動できない場合は転掌を狙ってみるのも一興。
(以前は相手が右側に壁を背負っていた場合、ツーハイで後ろに壁が無い状況の壁強が取れて面白かったんですが、今は不可能ですね…)
とまあ、こんな感じになります。長くなりましたが、攻める場合は如何に①の状況に追い込むのか、守り場合は如何にオープンスペースを作って逃げるかがポイントになってきますので、試合中にそこらへんを意識できればまた違った感覚で対戦が楽しめるかと思います。