「顧問サービス契約」のご紹介
前回、特許業界の顧問契約が皆さんにはメリットないよ、という話をしました。まあ、事務所が不労所得を得たいがためだけの契約に魅力があるはずもなく。
そこで、似て非なるサービスを考えてみました。名称はそっくりです(笑)。「顧問サービス契約」です。
「顧問サービス契約」の特徴を3つ。
(1)バックエンドはありません
同業者がしているように、顧問契約しているんだから、その中で出てきた案件はすべて当方へ依頼していただきます、といった制約は一切ありません。私と相談することで新たに出てきた知財案件、今までお付き合いしている事務所に依頼したって全然OKなんです。こうすることによって、多方向からの検討、あるいはセカンドオピニオンについて弊所に気兼ねなく依頼できるようになります。目的は、知的財産を使って事業を円滑に展開することであって、権利を取ることではありませんから。
(2)月2時間の面談(オンライン/オフライン)
弊所はそもそもがタイムチャージ制の事務所であり、顧問サービス契約の費用はその2時間分の費用、すなわちこの面談に対する費用であることが明確になります。言い換えれば、不労所得は一切得ることはありません。公明正大でしょ?(笑)
(3)事業展開に即した提案をご提供
これが、本サービスの目玉、かもしれません。というか、私に顧問契約を、と過去に依頼してきた企業のほとんどがこれを求めてのことでした。多くの、というかほとんどの弁理士は、このサービスを提供できていません。こればかりは、知識だけでなく、常にお客様の事業と向き合ってきた経験が何よりもモノを言うからです。私が直接面談を行う限り、期待は裏切りません。俗人的という批判はあまんじて受けます。だって、このサービス自体がそういうものなんですから。
これなら、お金を無駄に使うことなく、同業者が提供できないサービスになっていないでしょうか?もちろん、(1)については、弊所に依頼してくれても構いません。ただ、変な制約は付けたくないんです。そうすることで、今まで私が常にお断りを入れてきた化学系の企業の方々にも戦略的なアドバイスをできるのではないでしょうか。
また、すこし考えてみると、このサービス、知的財産に明るくないコンサルタントの皆さんとも契約できますよね。皆さんのクライアントにも多くの知的財産の問題が生じる時代になってきています。そんな時に新たに相談相手を一から探すのか。それとも定期的にチェックしながら、みなさんのクライアントをより安全に事業展開させてあげるのか。私は、大きな違いだと考えています。皆さんのコンサルティング業務の新たなメニューとして「知的財産」を加えてみてはいかがですか?
このサービス、こちらの5番のサービスです。興味ございましたら「問い合わせ」から。
応用(?)編
以前から、合格者体験談は意味あるけど、不合格者体験談は意味がない、と言っています。その本当の意味、理解されていますか?
実は、ビジネスに直結しているんです。
合格者体験談は、少なくとも「合格」という実績があります。だから意味があるんです。たとえ遠回りなやり方であろうが、無駄が多かろうが、合格という実績は揺るぎません。
一方、不合格者体験談は、この「合格」という実績がないんです。多いのは、「ここでこうやったのが失敗でした」という論調。これを正したら合格するのか?保証ないことが明白ですよね。第一、それが主因かどうかさえ分からない。理由は、実績がないからです。
これを、コンサルタントの売り文句に応用したらどうなるか。
例えば人事系というか人を取り扱うコンサルタントだと、少なくとも社員いなきゃ嘘ですよねww 人を辞めさせない方法、なんて言ってる人が一人も雇用していないなんて笑うしかない(笑。社員が雇用されたいという願望を抱く「実績」がないんですから。
まあ、「少なくとも私は・・・」なんて言い訳してるのもいますけど、自分は雇ってないんだから。たぶん、自分が失敗したときの原因を適当に見繕って、だからこうすればいいんです、と言ってることが多い。ね、不合格者体験談そのものでしょ?
求人も一緒ですよね。こう書けば人が来ます、なんてのが多いですけど、そういうのも多くは自分が一人も雇っていない。人が来るんじゃないの?とツッコミ入れたくなりませんか?ww Web集客コンサルタントが電話で勧誘、というのとまったく同じ理屈。信用度ゼロです。
つまり、人に関するコンサルティングをするなら、最低限(ここ大事!)、自社だけでも実績作れよってこと。クライアントで実績があるって?何社中何社でどんな実績があるのか詳しく聞いてみてください。たぶん、たまたまうまくいった会社(多くは1社)のことを言ってるだけなのでww
今まで顧問契約に消極的だった理由
士業というと、どうも顧問契約が欲しくてたまらない業種らしい・・・。私の創業時から周囲の先生方はすぐに顧問契約、顧問契約と話されていました。実は、ものすごく不思議だったんです。
他の士業はともかく、同業者の話から顧問契約のメリットを聞いてみると・・・
1つ目 いつでも相談できる
これ、不思議ではないですか?皆さんが知財の問題に直面して、弁理士を調べて相談に行きますよね?実は、多くの弁理士って相談無料なんです(特に初回は)。もちろん、相談が有料の事務所もあるし、有料だから相談は控えるというお客様が多いのも知っています。
じゃあ、今までのいわゆる「相談」と違うのは、というと、(1)相談する先生が固定(たとえその先生が苦手な分野でも)、(2)費用が秘かに(笑)発生している(顧問料)の2点。お客様にとって顧問契約のメリットなんでしょうか?事務所にとってのメリットのような気が・・・(笑)
2つ目 会社の事情に即した回答をもらえる
これなんですけど、聞くと多くの弁理士さんってクライアントの経営事情や事業展開の状況を把握していないんです。もちろん、顧問先であろうとなかろうと。だって、経営そのものに対する知識と経験が乏しい先生が多いので。となると、本当にそういう回答をもらえるのか不思議です。
3つ目 費用が割安になる
そういう側面もあるにはあるでしょう。ただ、顧問契約の有無によってどれだけ差があるのかを明示してもらってない会社が多いようです。「顧問契約をしているので5万円値引きしています」と言われても、そもそもの見積もりが他社よりも5万円高く計上されていたら同じですからねえ・・・(笑
というように、お客様にとっての本当のメリットが残念ながら見えてこなかったんです。自分がお客様の立場だったら、決して魅力ある契約(商品)じゃあないな、と。
これが、私自身、今まで顧問契約をずっと回避してきた理由です。ただ、最近、ものすごく増えてきたんです。親身になって相談できる弁理士がいないんですと言って連絡をくれるお客様が。次回は、どうすれば魅力あるサービスになるのか、私なりの考えを書いてみたいと思います。