なぜ鵜呑みにするのか
先日、友人がSNSで誹謗中傷を受け、プラットフォーマーに対してコメントの削除を申請するという事態がありました。今回はたまたま大きく拡散する前だから事なきを得ていますが、時間が勝負という厳しい対応を迫られます。
ただ、その誹謗中傷の内容が、ちょっとなあ、と。
そのコメントを入れた方、友人と何の面識もないんです。コメントを入れた方の知人が、どうもあることないことを吹き込んで、それを信じ込んで確認も取らないままに平気でコメントするという、なんとも安易な行為だったんです。
SNS以外でもありますよね。
私も身内というか、姉にされたことがあります。姉とはもともと犬猿の仲ですが、彼女の娘の通っていた小学校に私の同窓生の娘がいて。私たちの両親の相続に関してあることないこと吹き込んで・・・。
まあ、その同窓生とも特に親しくないのでいいんですけど、両親の遺言を無視して、半狂乱でわめき散らして、周り中に迷惑をかけたのはあなたでしょうに。それがなぜか私だけが悪者に。兄弟で訴訟なんかカネと時間の無駄だから手切れ金を渡してあげたのに、まだ逆恨みしている。まあ、あきれるやら・・・。
でもね、そういう話、どうして一方の話だけで信用するんでしょうね。内容が極端な話だったら、私はいろんな方から情報集めて確認します。それで、誹謗中傷がまっとうか否か、判断して、そのままの方なら距離を置くし、そうでなければそのような安易なコメントする方と距離を置きます。
テレビの弊害かもしれませんが、日本人はどうも一方的な情報を鵜呑みにしやすい傾向があるように感じます。そのせいでしょ、こんなにコロナ対策が遅れているのも。やはり、自分で情報を集めて考えるという生きるための基本は、全ての人が身に付けるべき能力だなあ、としみじみと。
ありがちなこと
SNSを覗いてみると、よくこんなフレーズに遭遇しませんか?
「ノウハウはあなたなりの解釈をしないでください。そのまま実行してください。」
だいたい、こういう投稿の前後には、
「成功する近道は、成功者と同じ行動をすること」
とあります。まあ、この方の「成功」の定義もあいまいなんですが(笑)、この前提、正しいと思いますか?
以前、Flatierというオンラインサロンで話したことがあるんですが、人にはそれぞれ個性というか特徴があります。ですから、同じように行動して成功するのは、その成功者と同じタイプの方だけ。異なるタイプの方はどのようにもがこうが無理なんです。
考えれば当然のことなんですけど、コロッとだまされるんですね、多くの方が。思考停止状態としか言えません。同様のことを、表現は異なりますが、USJを再建したスーパーマーケッターの方も言われてますよね。
簡単な例なら、他人と話したり繋がったりするのが苦手な方が、どれだけセミナー営業しても無理でしょう。なのに、コンテンツの作り方が悪いだの、真剣さが足りないとか、ぼろくそ言われて悩みに悩まれた方が私に相談してきたこともありました。
まあ、私の周りの弁理士や弁護士でセミナーして集客して儲けた方って・・・・私を含めていませんよね。私もセミナーをしていた時期がありましたが、そのコンテンツは営業支援であって、知的財産関連ではありません。専門分野は、専権業務でほぼ100%収益を上げています。
また、本を出してブランディングして事業が上手くいった方も・・・・いませんよね。逆はありますよ。敏腕というブランディングが出来た後に出版や講演をする方は。
大事なことは、自分の特徴をつかむこと。それに合わせた方法で事業を展開しないと、せっかくの能力が埋もれてしまいます。ゆめゆめ「誰でもできる」系の詐欺には引っかからないことです。
知らないと言っても
先日のご相談。
ある方が、「ヒットした曲の7割真似して3割だけオリジナリティを」という方法で作曲された楽曲をオリジナルと称して演奏されているらしいのですが、それは許されるのかという質問でした。彼によると、全ての曲に、聞いたことのあるメロディが含まれているそうな。
まあ、実際に確認検証をしていないので、何とも言えませんが、
(1)著作権って独自に創作したら発生します。ただ、この方の場合、明らかに参考にしている楽曲があるので「独自に創作」とは言えないでしょうね。専門用語だと「依拠(いきょ)」になるんでしょうか。
(2)音楽の場合、数小節類似というか、明らかに似ているメロディ(サビの部分とか目立つ部分かなあ・・・)が含まれていると、著作権侵害とされる確率が高くなります。この方の場合、7割真似しているというのが事実だとすると、まあ危険領域でしょうね。
ただ、忘れがちなんですが、著作権侵害としてその方を逮捕させたくても、著作権っていわゆる「親告罪」が適用(一部例外もありますけどね・・・)。つまり、著作権者が告発しないと罪に問えないという権利なんです。見つけたあなたじゃできないんです。
まあ、この方が有名なら著作権者も気づくかもしれないので、告発されるケースもあるでしょうが、しょせんは素人がプロの真似事をしているレベルでしょうから、誰も気にしないし、著作権者が見つけたところでお灸をすえる意味で告発しても、という感じです。
民事で言えば、著作権者が例えば損害賠償を請求してもいいんですけど、まあ著作権者に損害が発生するとは思えません。その楽曲のせいで売り上げが落ちるわけもないのでww
まあ、腹立たしい気持ちはわかるんです。同じ音楽をする者として、他人の人気にただ乗りするような人を音楽家と呼びたくないですよね。でも、そんな作曲の仕方を本当にしているなら、まあ他人のメロディだらけの曲になってしまって、自己嫌悪にならないのかあ・・・無知ってオソロシイなと思いました。そんなことを公言する神経が正直理解できませんがww
でも、自然に消えていくんじゃないかな。だって、結局は猿真似。自己陶酔してるだけの阿呆に夢中になるほど、音楽を愛する人たちはバカじゃないですから。