終末期ケア(1570)ー2 "外来看護師のかかわり③" | 65歳のおたんこナース

65歳のおたんこナース

22歳に看護学校を卒業して、結婚や出産を経て69歳となりました。約13年間医療療養型の病棟で、病棟スタッフと一緒に、終末期ケアに取り組んできました。
2021年には、終末期ケア専門士の資格も取得しました。
その経験を少しでもお伝え出来ればなと思っています。



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星認知症の人を地域で支える
        ための支援

スター外来看護師のかかわり②


認知症により認知機能の障害をきたすと、
病院のような慣れない環境に行くことに
不安や抵抗感を示す人がいます。

外来では、慣れない環境でもご本人や
ご家族が安心して受診できるような看護を
提供することが大切です。




スター外来看護でのかかわりのコツ

花なじみの関係をつくる

・認知症の人は慣れない環境に置かれると
 不安を感じ、落ち着かなくなることが
 あります。

・それは、見当識障害など認知機能の障害が
 大きく影響しています。

・特にはじめての受診の際には、
 ご本人もご家族もやっとの思いで受診に来た
 ということも少なくありません。

ご本人・ご家族の思いをくみとり
 安心できる声かけを行っていくことが大切
 です。



花環境を整える

診察の待ち時間が快適に過ごせるように、
 空調や採光を調整しますが、レビー小体型
 認知症の人は、光の反射や影などにより、
 幻視が出現することがあります。

・待ち時間の際も、表情が硬くなっていないか
 落ち着かなくなっていないかなど、変化に
 目を向け、必要に応じて環境調整していく
 ことが大切です。

・幻視で怖いものが見えると、怖い場所に
 行きたくないという思いが残り、受診抵抗
 につながるリスクがあることを意識します。




・認知症の人は、視覚認知や注意の障害など

 から、廊下や壁の色と椅子が同系色であると

 椅子に座ることに不安や抵抗を感じる場合が

 あります。


・外来では、認知症の人が安心して座れるよう

 椅子の色などにも配慮が必要です。





花問診を通して危険予測する


・過去に転倒や失神の既往がある人、

 身体疾患があるが、処方された薬を飲んで

 いない人、急いで病院に来る車のなかで

 食事を食べた人など、疾患によっては

 転倒する危険性があります。


・問診を通して情報を得たとき、ご本人と

 ご家族に説明し、安全に受診するために

 適宜車椅子の使用を勧めます。




花処置や検査時は、

   説明と同意を意識する


・認知症の人の混乱を避けるため、

 相手が理解しているか、反応をみながら

 説明を行います。


・認知症の人の状態によっては、

 検査を受け入れることが難しい場合が

 あります。


無理やり検査を行うことは、

 正しい検査結果が得られないだけでなく、

 病院に対して恐怖心を抱いてしまうリスク

 があります。


・ご家族にメリットとデメリットを説明した

 うえで、同意が得られる場合、ご本人に

 なるべく苦痛がないように配慮し、処置や

 検査を進めていきます。








参考資料
 認知症ケア
 アイデアノート
    編著 石川県こころの病院

 



     次回は、

     "一般病院における
        ケアマネジメント
       認知症の人が
        一般病棟に入院するとき①"
       
             
                          
             について


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 ご遠慮なくいただけたらと思います。
 手探りでやってますので、ヒントをもらえたら

  私も勉強になりありがたいです。