


・昼夢期は、いわゆる安定期です。
・せん妄や暴言・暴力、過度な甘えといった
介護対応の難しいBPSDがある混乱期、
依存期と比べて、利用者さんの精神状態も
症状もおだやかになります。
・そのため、表情もやわらかくなり、
どこかうれしそうだったり、幸せそうに
見えます。
・眉間のしわがなくなるのが、混乱期や
依存期と違う大きな特徴です。
・また、それまではあまり見られなかった
笑顔が見られるようになります。
・その他、昼夢期の利用者さんの特徴は、
自分の世界に入っているところです。
・たとえば、そこにはないはずのものが見え
たり、時間の概念がなくなって子どものころ
に戻ってしまったり、意味がないように
見える行動を繰り返したりといった症状が
見られます。
・けれども、意識はしっかりしていて、
話しかけるとすぐ返事をします。
昼夢期の利用者さんを
見分けるポイント
❶笑顔が見られる
・幸せだったころに戻って、自分の世界に
浸っていて、自然な笑顔を見られる。
❷恐怖を伴わない幻覚がある
・幻視や幻聴があるが、利用者さんにとって
怖いものではなく、普通に会話し、楽しそう
である。
ケアの基本❶
利用者さんの言動に合わせる
・昼夢期になると、認知症の症状が進行して、
自分の置かれている状況が理解できなく
なります。
・そのため、子どものころに戻ってしまったり
施設の介護者を家族だと思い込んだり
します。
・それを否定すると、利用者さんを混乱させ、
不安な気持ちにさせるだけです。
・最悪の場合、混乱期や依存期に逆戻りして
しまうこともあります。
・母親と間違われたときは、母親になりきって
話を合わせるなど、利用者さんの言動に
合わせた対応をとることも大切です。
ケアの基本❷
外の世界に慣れてもらう
・昼夢期になると、激しいBPSDは見られなく
なるので、病院や施設で介護を受けていた人
でも、対応次第で、在宅での介護も可能に
なります。
・在宅復帰を目指すのであれば、徐々に外出
を増やして外の世界に触れさせたり、
自宅での外泊機会を設けたりして、退院・
退所に向けた準備を行うようにしましょう。
・その際は、ご家族のサポートも重要です。
・介護テクニックだけでなく、利用者さんに
対する正しい対応の仕方をアドバイスする
ようにしましょう。
次回は、
"認知症のタイプと特徴
アルツハイマー型認知症
昼夢期のケア②"







